車種選びの次に待っているグレード選びは、車選びにおいて非常に重要といえます。満足度の高いカーライフを送るには自身に合った機能を過不足なく搭載しているグレードを見極める必要があり、グレード選びを失敗すると後悔することになりかねません。
ここでは、三菱の軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」のグレードについてご紹介します。
この記事のPOINT
- デリカミニのグレードは「G」「T」「G Premium」「T Premium」の4種類
- 上位グレードには運転支援機能「マイパイロット」や運転席・助手席のハンズフリーオートスライドドアが標準装備
- デリカミニのおすすめグレードは「G Premium」
三菱「デリカミニ」のグレード構成
デリカミニはNA(自然吸気)エンジンとターボエンジンを採用しており、それぞれにベースグレードと上位グレードの設定があります。
NAエンジンには「G」と「G Premium」、ターボエンジンには「T」と「T Premium」があり、グレードは4種類から選択できます。
なお、デリカミニの内装や安全性能については別記事で詳しくご紹介します。
デリカミニのグレードごとの特徴
ここからは、デリカミニのグレードごとの装備内容の違いを比較していきましょう。なお、「G」と「T」、「G Premium」と「T Premium」は搭載するエンジンが異なるのとターボエンジン搭載モデルにパドルシフトが備わる程度で、装備内容はほぼ共通です。
〈グレード別比較表〉
グレード | G/G Premium | T/T Premium | ||
---|---|---|---|---|
エンジン | NAエンジン(マイルドハイブリッド) | ターボエンジン(マイルドハイブリッド) | ||
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
燃費 (km/L、WLTCモード) | 20.9 | 19.0 | 19.2 | 17.5 |
全長(mm) | 3,395 | |||
全幅(mm) | 1,475 | |||
全高(mm) | 1,800(2WD) 1,830(4WD) |
|||
最小回転半径(m) | 4.5(G) 4.8(G Premium) | 4.9 | 4.5(T) 4.8(T Premium) | 4.9 |
「G」/「T」
〈グレード「G」「T」の車両本体価格〉
グレード | G | T | ||
---|---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
価格 | 180万4,000円 | 201万5,200円 | 188万1,000円 | 209万2,200円 |
スーパーハイトワゴンは軽自動車の中では比較的高額になりやすいボディタイプといえます。デリカミニは最も安い「G」2WD車でも車両本体価格が180万円を超えており、軽スーパーハイトワゴンの中でも高価格帯のモデルといえます。
そのためベースグレードとなる「G」や「T」でもタッチパネル式フルオートエアコンやキーレスオペレーションシステム&エンジンスイッチ、光軸調整機構付きのLEDヘッドライトを搭載し、装備はかなり充実しています。
助手席側のハンズフリーオートスライドドアも標準装備なので、日常的な使い勝手に関しては申し分ありません。なお、ハンズフリーオートスライドドアはキーレスオペレーションキーを携帯している状態でスライドドア下のセンサーに足をかざすだけでスライドドアが自動開閉する便利機能です。標準仕様では助手席側のみですが、オプションの追加で運転席側もハンズフリーオートスライドドアにすることが可能です。
エクステリアにおいてもルーフレールやフロント・リアバンパーのシルバーアクセント、ブラックのサイドシルガーニッシュなどが備わり、上位グレードと差はありません。
足回りは2WD車では155/65R14タイヤ+14インチフルホイールカバー付きスチールホイールですが、4WD車には専用チューニングのショックアブソーバーに165/60R15サイズの大径タイヤ+15インチアルミホイールが備わります。
「G Premium」/「T Premium」
〈グレード「G Premium」「T Premium」の車両本体価格〉
グレード | G Premium | T Premium | ||
---|---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
価格 | 198万5,500円 | 214万9,400円 | 207万4,600円 | 223万8,500円 |
上位グレードの「G Premium」「T Premium」では、運転席側にもハンズフリーオートスライドドアが搭載され、利便性がより高まります。
さらに、車内の空気を循環させて室内の温度差をやわらげる「リヤサーキュレーター(プラズマクラスター付き)」、後席への日差しをさえぎるほかプライバシーの確保にも貢献するリヤロールサンシェードといった装備も追加。
また、電動パーキングブレーキやブレーキペダルから足を離してもブレーキを維持するブレーキオートホールド、高速道路などの自動車専用道路でドライバーの疲労を軽減するようサポートしてくれる運転支援機能「マイパイロット」など、運転を楽にしてくれる機能が多数搭載されるのも特筆すべきポイントでしょう。
なお、「G Premium」「T Premium」には車両周辺の安全確認をサポートしてくれる「マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付き)」やデジタルルームミラーが備わる「先進安全パッケージ」が標準装備であり、安全性も申し分ありません。
デリカミニのおすすめグレードは「G Premium」
デリカミニはベースグレードであっても一般的な軽自動車の中間グレード以上の装備を搭載しており、日常的な使い勝手に不満を感じることはないでしょう。ルックスも上位グレードと変わらず、デリカミニならではのタフさも備えています。
しかし、上位グレードでは三菱自慢の運転支援機能「マイパイロット」が備わるほか、電動パーキングブレーキやブレーキオートホールドも搭載になるのは大きなメリットといえます。運転席側のハンズフリーオートスライドドアもあり利便性もアップするので、せっかくデリカミニを選ぶのであれば満足度の高い「G Premium」がおすすめです。
よくある質問
Q1:デリカミニのグレード構成は?
A:デリカミニはNAエンジンとターボエンジンを採用しており、グレードはNAエンジンを搭載する「G」「G Premium」、ターボエンジンを搭載する「T」「T Premium」の計4種類の設定があります。駆動方式は全グレードで2WDと4WDが選べます。
Q2:デリカミニのおすすめグレードは?
A:デリカミニは軽自動車としては高価格帯のモデルということもあり、ベースグレードでも装備は充実しています。しかし、上位グレードになるとロングドライブ時の疲労を軽減してくれる運転支援機能「マイパイロット」や電動パーキングブレーキ、ブレーキオートホールドなども備わることに加え、運転席側のハンズフリーオートスライドドアも搭載され快適性・利便性ともにかなり向上するため、「G Premium」がおすすめといえるでしょう。
※この記事は2023年7月1日時点の情報で制作しています