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ホンダ「シビック」のグレード別の特徴や違いを比較解説!おすすめは?(2021年~現行モデル)

シビックのグレード別の特徴や違いを比較解説!おすすめは?(2021年~現行モデル)
シビックのグレード別の特徴や違いを比較解説!おすすめは?(2021年~現行モデル)

出典:ホンダ「シビック」スタイリング・インテリア

車には仕様が異なる複数のグレードが設定されているケースが多く、満足度の高いカーライフを手に入れるためには自身に適した装備内容のグレードを見極める必要があります。そのため、車を選ぶ際にはそれぞれのグレードの特徴を理解することが大切です。

ここでは、ホンダ「シビック」のグレードについて詳しく紹介します。

この記事のPOINT

  • シビックのグレードは「LX」「EX」「e:HEV」の3種類
  • 「LX」を除くグレードには「BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)」を搭載
  • シビックのおすすめグレードはハイブリッド車の「e:HEV」

ホンダ「シビック」のグレード構成

車のグレード構成は車種によって大きく異なります。車種によっては特別仕様車やカスタマイズカーを合わせ、10を超える仕様があり選ぶのにひと苦労、というケースもありますが、シビックは非常にシンプルなグレード構成です。

シビックのグレードはガソリン車に「LX」と上級グレードの「EX」の2種類、2022年7月にラインナップに追加された「e:HEV」の計3種類です。駆動方式は全グレード2WD(FF)のみであり、4WDの設定はありません。なお、トランスミッションはガソリン車ではCVTと6MTが選択できますが、ハイブリッド車である「e:HEV」はCVTのみです。

シビックの内装や安全性能については別記事で詳しくご紹介します。

​シビックの内装について、詳しくはこちら

​シビックの安全性能について、詳しくはこちら

シビックのグレードごとの装備内容

ここからは、シビックのグレードごとの装備内容の違いを比較していきましょう。

〈グレード別比較表〉

グレード LX EX e:HEV 
エンジン 1.5L直噴VTEC TURBOエンジン スポーツe:HEV 
(ハイブリッド)
駆動方式 2WD(FF) 
トランスミッション CVT・6MT CVT 
燃費 
(km/L、WLTCモード) 
16.3 24.2 
全長(mm) 4,550 
全幅(mm) 1,800 
全高(mm) 1,415 
最小回転半径(m) 5.7 

ベーシックグレードの「LX」

ベーシックグレードの「LX」出典:ホンダ「シビック」タイプ一覧

〈グレード「LX」の車両本体価格〉

グレード LX 
駆動方式 2WD(FF) 
トランスミッション CVT 6MT 
価格 324万600円 

2021年9月に登場した現行型のシビックは、ベースグレード「LX」を含む全車に新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT」を標準装備しており、コネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム」の利用が可能です。

事故や急病などの緊急時にはサポートセンターとつながって緊急車両の手配などのサポートを受けられることに加え、地図の自動更新サービス、スマートフォンでシビックのドアロック操作やエンジン始動ができる「Hondaデジタルキー」、車内でも自宅のようなインターネット環境を提供する「車内Wi-Fi」など、多彩な機能が用意されているため、カーライフをより安全に、そして快適に楽しめるでしょう。

ベーシックグレードの「LX」-2出典:ホンダ「シビック」装備・室内空間

「Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器〈ナビゲーション連動〉」は、操作性にこだわり、目的の機能がスムーズに選択できるようアプリの配置などが工夫されています。

LEDヘッドライトを標準装備

LEDヘッドライトを標準装備出典:ホンダ「シビック」タイプ比較

ヘッドライトはデイタイムランニングランプ付きのLEDヘッドライトを採用しており、シャープで精悍な雰囲気をエクステリアにもたらしています。ハロゲンやキセノンよりも省電力なので実燃費向上に貢献することに加え、長寿命であること、また点灯すると瞬時に最大光量に達するのもLEDのメリットといえるでしょう。

スポーティーなデザインの18インチアルミホール

スポーティーなデザインの18インチアルミホール出典:ホンダ「シビック」タイプ比較

アルミホイールは18インチで、シャープさを感じさせるシンプルなデザインを採用。ベルリナブラック+切削クリア仕上げで、「爽快シビック」の名にふさわしい軽やかさも表現しています。

快適装備は一通りそろう

「LX」には、左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンディショナーや、キー操作なしでドアロックやアンロックができる「Hondaスマートキーシステム」、運転席&助手席シートヒーターといった快適装備が標準装備です。シビックの中では最も安いグレードであるとはいえ車両本体価格が300万円を超える安いモデルではないため、一般的な快適装備は一通りそろい、運転席のハイトアジャスター、テレスコピック&チルトステアリングもあります

オーディオは8スピーカー(4スピーカー+4ツィーター)で、充電用USBジャックはフロントに1個備わっています。

上級グレードならではのおもてなし装備が追加される「EX」

上級グレードならではのおもてなし装備が追加される「EX」出典:ホンダ「シビック」タイプ一覧

〈グレード「EX」の車両本体価格〉

グレード EX 
駆動方式 2WD(FF) 
トランスミッション CVT 6MT 
価格 359万400円 

「EX」には、上級グレードに期待したいおもてなし装備が追加され、より快適にドライブが楽しめるのが魅力です。

BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)を搭載

BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)を搭載出典:ホンダ「シビック」タイプ比較

「EX」以上のグレードには、音響機器メーカーであるBOSE独自のサラウンドテクノロジー「Centerpoint」を採用した「BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)」が標準装備されます。ステレオサウンドをマルチチャンネルに変換して、コンサートホールにいるかのような臨場感のあるサウンドを実現します。

また、音楽の音量レベルとその時の車速に応じて低音域とそれ以外の帯域を自動で最適な環境に制御する技術「Dynamic Speed Compensation」により、走行環境を問わずいつでも快適なリスニング環境を確保できるのも魅力です。

快適装備がさらに充実

「EX」では、運転席8ウェイ、助手席4ウェイパワーシートになることに加え、左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンディショナーにプラズマクラスター技術が搭載されるなど、車内の快適性が格段に向上します。リアベンチレーションも標準装備です。

快適装備がさらに充実出典:ホンダ「シビック」タイプ比較

また、スマートフォンを置くだけで充電できるワイヤレス充電器も完備。上級グレードならではの贅沢さを感じさせる装備がそろいます。

足回りにはダークカラーをあしらい引き締まった雰囲気に

足回りにはダークカラーをあしらい引き締まった雰囲気に出典:ホンダ「シビック」タイプ比較

「EX」のアルミホイールは18インチでサイズこそ「LX」と変わりありませんが、ベルリナブラック+ダーク切削クリア仕上げでより引き締まった迫力のある足元となっています。

高いレベルの低燃費とシームレスな加速を実現した「e:HEV」

高いレベルの低燃費とシームレスな加速を実現した「e:HEV」出典:ホンダ「シビック」タイプ一覧

〈グレード「e:HEV」の車両本体価格〉

グレード e:HEV 
駆動方式 2WD(FF) 
トランスミッション CVT 
価格 398万900円 

2022年にラインナップに追加された「e:HEV」は、燃費や排ガス性能、静粛性を向上させるとともに爽快な加速感を実現した新開発の2.0L直噴エンジンに、軽量・高出力化したPCU(パワーコントロールユニット)やパッケージ効率を向上させたIPU(インテリジェントパワーユニット)によって進化したハイブリッドユニットを組み合わせた「スポーツe:HEV」を搭載しているグレードです。

モーターのみで走行するEVモードとエンジンとモーターの両方を活用するハイブリッドモード、高速走行時などエンジンのメリットが多い状況下ではエンジンで走行するエンジンモードの3種類のモードを効率的に使い分け、低燃費を実現するとともに高いレベルの静粛性やシームレスな加速を実現しています。

「INDIVIDUALモード」を搭載

「INDIVIDUALモード」を搭載出典:ホンダ「シビック」性能・安全

​また、シビックのCVT車ではモードごとに異なる加速感を味わえるドライブモードスイッチが搭載されています。ガソリン車では「NORMALモード」と力強い走りが楽しめる「SPORTモード」、燃費優先の「ECONモード」といった3パターンのモードの設定ですが、「e:HEV」ではパワーやステアリングフィールなどドライバーの好みに合わせて設定できる「INDIVIDUALモード」を追加しました。

さらにSPORTモード選択時にエンジン音とシンクロした音をプラスしてより気分を盛り上げてくれる「アクティブサウンドコントロール」が搭載されます。快適性を高める機能などは「EX」と大きな差はありません。

なお、シビックの「e:HEV」は「シビック タイプR」とともに、「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の部門賞「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」を国産車として初めて受賞しました。「e:HEV」は搭載されるハイブリッドシステムである「スポーツe:HEV」による洗練された現代的でスマートな走りが授賞理由として挙げられています。

シビックのおすすめグレードは「e:HEV」

シビックといえばガソリン車+マニュアルトランスミッションで走りを存分に楽しみたい、という声も多くあるでしょう。しかし、専門家にも高く評価された「e:HEV」はハイブリッド車ならではのシームレスな加速など、新しい魅力を持っています。時代に合った優れた燃費性能も魅力。ガソリン車のようなエンジン音を再現するシステムも搭載し、走りにこだわる方でも満足できる仕上がりでおすすめです。

ただし、「e:HEV」は最も車両本体価格が高く、400万円近くします。もし予算的な問題で「e:HEV」の購入が難しいのであれば、所有せずに利用する車の新しい乗り方「カーリース」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

Q1:シビックのグレード構成は?

A:シビックのグレードは「LX」「EX」「e:HEV」の3種類で、シンプルなグレード構成となっています。なお駆動方式は全車2WD(FF)のみ、トランスミッションはガソリン車の「LX」「EX」はCVTと6MT、ハイブリッド車の「e:HEV」はCVTのみです。

Q2:シビックのおすすめグレードは?

A:高いレベルの燃費性能と静粛性、シームレスな加速を実現し、専門家からも高い評価を得ている「e:HEV」がおすすめです。

※この記事は2023年10月3日時点の情報で制作しています

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