コンパクトカーながら軽自動車並みの価格で人気のトヨタパッソ。OEM元のダイハツが軽自動車で培ったノウハウが投入された、その使いやすさにも定評があります。そんなパッソのすべてのカラーバリエーションと、メーカー広報部に取材した最新人気カラーランキング、イメージ別のカルモマガジン編集部おすすめカラーをご紹介します。
ボディカラー選びはなぜ重要?
パールやツートンカラーなど追加料金が必要な有償色の設定がある車種もありますが、新車を購入する際にボディカラーは基本色であれば価格は同じです。一方で手放すときはボディカラーによって下取りや買取りの査定額が変わることをご存じでしょうか? 中古車市場での人気が影響し、白(パール)、黒を基準にシルバーが少し安く、黄色や赤などの個性的な色はさらに安くなる傾向があります。他人とかぶることを覚悟で人気色を選ぶか、下取りの不利を承知で個性的なカラーを選ぶのか。クルマを購入する際はしっかりと考えてボディカラーを選ぶことが大事です。今回は軽自動車に対抗するコンパクトカーとして登場したトヨタパッソのボディカラーについて検証していましょう。
トヨタパッソの人気カラーベスト3を発表!
カルモマガジン編集部がトヨタ広報部に独自取材を行い、判明したパッソの最新人気ボディカラーベスト3を発表しましょう。このランキングはパッソの通常のカタログモデルに加えて、現在販売されている特別仕様車を含んだ順位です。コンパクトカーらしく、豊富なボディカラーが設定されているパッソはモノトーン12色、2トーン7色の合計19色のボディカラーが設定されています。そのボディカラーのうち、一部のボディカラーはXシリーズ、MODAという2タイプのうち、どちらか一方のモデルのみに設定というものもあります。
第1位は意外や「ブライトシルバーメタリック」
このボディカラーは全グレードに設定されており、人気色の定番である白(パール)を抑えて堂々のNo.1となりました。法人車としても使われているパッソらしい結果かもしれません。
第2位も驚きの「ダークエメラルドマイカ」
この色も全グレードに設定されており、落ち着いた雰囲気が漂うボディカラーです、MODAには+5万5000円の有償色として、2トーンカラー仕様が設定されています。
第3位はようやく定番の「パールホワイトIII」
このパールホワイトIIIも全グレードに+3万3000円の有償色として設定されているボディカラーで、XシリーズにはこのパールホワイトIIIに加えて、ソリッドなホワイトも用意されています。またMODAには+7万7000円で2トーンルーフ仕様が有償色として設定されています。
パッソのカラーバリエーションを全紹介!
ブライトシルバーメタリック
パッソのボディカラー人気ナンバー1に輝いたブライトシルバーメタリック。その名前のとおり明るいシルバーで、老若男女問わずマッチする定番色です。Xシリーズ、MODAの両シリーズにモノトーンのみ設定されています。
ダークエメラルドマイカ/ダークエメラルドマイカ×ブラックマイカメタリック
パッソの人気ボディカラー2位に輝いたダークエメラルドマイカ。この色は上質さを追求したMODAのイメージカラーとなっています。すべてのモデルに設定されていますが、MODAには+5万5000円でダークエメラルドマイカ×ブラックマイカメタリックという2トーンカラー仕様もオプション設定されています。
パールホワイトIII/パールホワイトIII×ブラックマイカメタリック
人気ボディカラー第3位のパールホワイトIII。一般的に白(パール)のボディカラーは人気No.1になりがちですが、+3万3000円という有償色だけに価格重視のパッソユーザーが敬遠したのかもしれません。全モデルに設定されていますが、MODAには+7万7000円でパールホワイトIII×ブラックマイカメタリックという2トーンルーフ仕様も用意されています。
ファイヤークォーツレッドメタリック/ファイヤークォーツレッドメタリック×ブラックマイカメタリック
印象的な真っ赤なボディカラーがファイヤークォーツレッドメタリックです。全モデルに設定されていますが、MODAには+5万5000円でファイヤークォーツレッドメタリック×ブラックマイカメタリックという2トーンルーフ仕様が設定されています。
マゼンダベリーマイカメタリック/マゼンダベリーマイカメタリック×ブラックマイカメタリック
ビビッドな濃いピンク色のボディカラーがゼンダベリーマイカメタリックです。全モデルに設定されていますが、MODAには+5万5000円でマゼンダベリーマイカメタリック×ブラックマイカメタリックという2トーンルーフ仕様が設定されています。
バウンダリーベージュメタリック/バウンダリーベージュメタリック×ブラックマイカメタリック
兄弟車のダイハツブーンでは一番人気だったのが、このバウンダリーベージュメタリックです。この違いを見てもパッソとは購入層の違いがハッキリと表れています。全モデルに設定されていますが、MODAには+5万5000円でバウンダリーベージュメタリック×ブラックマイカメタリックという2トーンルーフ仕様が設定されています。
ブリリアントカッパークリスタルマイカ/ブリリアントカッパークリスタルマイカ×ブラックマイカメタリック
2018年のマイナーチェンジで、ディープブルークリスタルマイカに代わって追加されたのが、このブリリアントカッパークリスタルマイカです。光沢のある茶色のボディカラーで、MODAのみに+3万3000円の有償色として設定されています。さらに、+7万7000円でブラックルーフの2トーンカラー仕様も選ぶことが可能です。
レモンスカッシュクリスタルメタリック/レモンスカッシュクリスタルメタリック×ブラックマイカメタリック
コンパクトカーだからこそ似合うポップな黄色のボディカラーがレモンスカッシュクリスタルメタリックです。この色は全モデルに設定されていますが、MODAには+5万5000円で2トーンルーフ仕様が設定されています。
プラムブラウンクリスタルマイカ
落ち着いたコゲ茶のボディカラーがプラムブラウンクリスタルマイカです。Xシリーズ、MODAすべてのモデルに+3万3000円の有償色として設定されています。
ファインブルーマイカメタリック
南国の空のような透明感のある水色が、ファインブルーメタリックです。すべてのモデルに設定されています。
ブラックマイカメタリック
定番色の黒です。マイカメタリックという塗料を使用することで、漆黒の中にも輝きを放ちます。すべてのモデルに設定されています。
ホワイト
ビジネスモデルなどに採用されるのが、ソリッドのホワイトです。このボディカラーはXシリーズのみに設定されています。
カルモマガジン編集部おすすめのカラーは?
全19色用意されているパッソのボディカラーの中から、編集部が「売るときに有利なカラー」「気取らないカラー」「クールなカラー」「個性的なカラー」という4つの視点でおすすめのボディカラーを選んでみました。
売るときに有利なカラー
一般的な人気色である白(パール)、黒、シルバーは売却時に有利なことが多いのが通例です。パッソでも人気のボディカラーナンバー1となった「ブライトシルバーメタリック」をはじめ、「パールホワイトIII」といった定番色は外せません。人気第2位となったダークエメラルドマイカは、特に上級モデルであるMODAの丸目のヘッドライトとの組み合わせで、どこか人気輸入車のミニのような雰囲気が漂います。
気取らないカラー
老若男女を問わず似合うボディカラーとして「ブラックマイカメタリック」「バウンダリーベージュメタリック」「プラムブラウンクリスタルマイカ」を挙げたいと思います。中でもバウンダリーベージュメタリックはオシャレ度も高くおすすめの色です。
クールなカラー
コンパクトカーのパッソだから似合う「ファインブルーマイカメタリック」と「レモンスカッシュクリスタルメタリック」を挙げましょう。都会のモノトーンだけでなく、自然の多彩な色彩の中でも存在感をアピールできる色だからです。
個性的なカラー
「マゼンダベリーマイカメタリック」「ファイヤークォーツレッドメタリック」といった小さなボディでも存在感をアピールできる鮮やかなボディカラー、そして質感の高さを主張できる「ブリリアントカッパークリスタルマイカ」とします。
コンパクトなパッソにはビビッドカラーがよく似合う!
鮮やかなボディカラーを用意しているコンパクトカーのパッソ。Xシリーズ、MODAとモデルによって設定されているボディカラーが異なっているのが特徴です。街でよく見かける車種だけに「ファインブルーマイカメタリック」や「レモンスカッシュクリスタルメタリック」、そして「マゼンダベリーマイカメタリック」のようなビビッドな色で個性を主張したいところですが、普通の購入では売却時の査定額を気にして手を出しづらいかもしれません。しかし、定額カルモくんのようなリースならば、ボディカラーによる売却額の差は関係なく自分の好きなボディカラーを選べるメリットがあるのです。
※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。