ドライブ中でもストレスを感じることなく快適に過ごすためには、揺れの少ない快適な乗り心地や車内の静かさなどはもちろん、内装にもこだわりたいところです。インテリアデザインやシートの座り心地、座席周りの収納や荷室などは事前に使い勝手を確認しておきましょう。
ここではトヨタ「カローラフィールダー」の内装について紹介します。
この記事のPOINT
- 内装はブラックベースで、機能性を重視したシンプルな仕上がり
- シート素材のアップグレードオプションの設定はない
- 荷室は定員乗車時でもゴルフバッグが4個積載可能、「フラットモード」時は872Lの大容量を確保
カローラフィールダーの内装の特徴
カローラフィールダーには、ハイブリッド車とガソリン車がラインナップされていますが、それぞれグレードは「HYBRID EX」「EX」の1種類ずつで、シンプルなグレード構成となっています。
インテリアも「HYBRID EX」「EX」で共通のものを採用しており、パワートレインによる大きなインテリアの差はありません。
現在ではオプションで本革シートなどの選択ができるモデルも多いのが現状ですが、カローラフィールダーはそういった設定のないストイックなモデルといった印象です。
では、カローラフィールダーの内装について見ていきましょう。
ブラックベースのシンプルなインテリア
インテリアカラーはブラック基調で、シートもブラックに統一されています。なお、カローラフィールダーではボディカラーはスーパーホワイトII、シルバーメタリック、ブラックマイカ、ダークブルーマイカメタリックの4色が設定されていますが、どのボディカラーにもこのブラックのインテリアカラーが組み合わされています。
シート素材にはファブリックを採用。またサイドサポートを張り出したシート形状になっているのでしっかりと体を支え、コーナリング時でも体のブレが少なく安定した姿勢を保てるように工夫されています。長時間のドライブでも疲労を感じにくいのが特徴です。
機能性を重視したコックピット
インパネ周りは余分な加飾がなく、非常にシンプルですっきりとした仕上がりです。唯一アクセントとなっているのが、センタークラスターサイドとセンターコンソールサイドにあしらわれた高輝度シルバー加飾といえるでしょう。カローラフィールダーのシンプルな内装にスタイリッシュさと先進性をもたらしています。
またパーキングブレーキボタンにあしらわれたメッキ加飾がインテリアに輝きを添え、派手すぎない抑制された高級感を与えている印象です。ステアリングホイールはウレタン巻きです。
ハイブリッド車にはこれらに加えてステアリングホイールにも高輝度シルバー加飾が施されます。
カローラフィールダーの座席周りの収納
ドライブ中に必要なものを収納しておく座席周りの収納の充実度や使い勝手はドライブの快適性を決める重要な部分です。ここではカローラフィールダーの座席周りの収納について見ていきましょう。
大型アッパーボックス(助手席側)
助手席前にはリッド付きの大型アッパーボックスが用意されています。メガネケースやポーチの収納にぴったりでしょう。リッド付きで収納物を見せることなく保管してくれます。
助手席グローブボックス
自賠責保険証や車検証、取扱説明書などの書類入れとして使用されることが多い助手席グローブボックスは平均的なサイズのものが装備されています。書類入れとしては十分な大きさです。
フロントカップホルダー&フロントコンソールポケット
エアコン操作パネル下にはカップホルダーが2個装備されています。運転席からも助手席からも手が届きやすい位置にあり、使いやすさに配慮されている印象です。ハンカチなどの小物が入れられるポケットも用意されています。
センターコンソールボックス
フロントシートにはアームレスト機能付きのセンターコンソールボックスがあります。深さがあり、さまざまなものが収納可能です。
パーキングブレーキレバー横トレイ&アクセサリーソケット
パーキングブレーキの横には縦長の浅めのトレイが装備されています。ガムやミントタブレットなどの小物、スマートフォンやカード類などの収納によさそうなスペースです。カローラフィールダーには運転席にコインポケットやカードホルダーなどが装備されていないので、ドライバーが使用する小物はこのスペースに収納しておくといいでしょう。
パーキングブレーキ横にはトレイのほかにDC12V・120Wのアクセサリーソケットも装備されています。
ドアポケット&ボトルホルダー(フロントドア・リアドア)
左右のフロントドア、リアドアには500mlのペットボトルが収納できるサイズのボトルホルダーと、小物が収納できるポケットが装備されています。カローラフィールダーの後部座席の収納はこのリアドアポケットとボトルホルダーのみです。
カローラフィールダーの荷室&座席アレンジ
カローラフィールダーでは、リアシートを倒さなくても9.5インチ×46インチのゴルフバッグが4個収納できる大容量の荷室を確保しているのが特徴です。最大人数が乗車していても十分な荷物が積めるというのは大きなアドバンテージになる部分といえるでしょう。
また、リアシートは6:4分割可倒式を採用しているので、長い荷物を載せる際にはリアシートの片側のみを倒すこともできます。
さらに、リアシートをすべて倒せば大きくかさばる荷物も余裕で積載できる頼もしい収納力を備えた大容量の荷室が出現します。この「フラットモード」時の荷室容量は872Lです。
ステーションワゴンらしい魅力を備えたカローラフィールダー
実用性を考えたシンプルでスタイリッシュなインテリアや、乗員の疲労軽減を意識したシート形状、ステーションワゴンに期待される積載性などを備えたカローラフィールダーは、ステーションワゴンの良さをストレートに体現したモデルといえるでしょう。
車の内装や収納力はカーライフの満足度を左右するポイントです。車選びの際にはどのようなシーンで使用するのかを想定した上で、内装が自分のカーライフに適しているかどうかをしっかりとチェックすることをおすすめします。
よくある質問
Q1:カローラフィールダーの内装はどんな感じ?
A:カローラフィールダーの内装はグレードを問わずブラックベースで、加飾類をあまり使用しないシンプルで機能性を重視した仕上がりとなっています。なお、「EX」と「HYBRID EX」で大きな内装の差はありません。
Q2:カローラフィールダーのシート素材は?
A:カローラフィールダーのシート素材は両グレードともブラックのファブリックです。なお、本革などへのシート素材のアップグレードオプションはありません。
Q3:カローラフィールダーは荷物がたくさん積める?
A:カローラフィールダーでは、定員が乗車した状態でも9.5インチ×46インチのゴルフバッグが4個積み込めます。また、リアシートをすべて倒した「フラットモード」にすると、872Lもの大容量を確保。大きな荷物も余裕をもって積み込めます。
※記事の内容は2022年12月時点の情報で執筆しています。