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ピクシスエポックの安全性能を解説!注意すべきポイントは?

ピクシスエポックの安全性能を解説!注意すべきポイントは?
ピクシスエポックの安全性能を解説!注意すべきポイントは?

出典:トヨタ「ピクシスエポック」トップ

事故の危険を減らしたり、万が一の事故の際の被害を軽減したりしてくれる先進安全技術は、今の車には欠かせないといっても過言ではありません。一方で先進安全技術は搭載される技術のレベルや充実度が車種ごとに大きく異なることに加え、グレードによって差があるケースも少なくないため、よく確認する必要があります。

ここでは、トヨタ「ピクシスエポック」の安全性能について紹介します。

この記事のPOINT

  • ピクシスエポックは「Toyota Safety Sense」ではなく「スマートアシストIII」を採用
  • 「B」「L」にはスマートアシストIIIが搭載されていない
  • ピクシスエポックのスマートアシストIII装着車は「サポカーSワイド」に該当

ピクシスエポックの安全性能の特徴

トヨタには「Toyota Safety Sense」という名称の予防安全技術パッケージがあり、通常トヨタ車にはこのToyota Safety Senseが搭載されます。しかし、2017年5月に登場した現行型のピクシスエポックはダイハツ「ミライース」のOEM供給を受けてトヨタが販売する車両であり、開発や生産はダイハツによって行われています。

そのため、ピクシスエポックにはダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシストIII」が搭載されているという特徴があります。スマートアシストIIIは、ソナーセンサーとステレオカメラを使用し、車両の周囲を認識してブレーキ制御などを行うことで安全運転を支援するシステムです。

なお、ピクシスエポックではスマートアシストIIIは全車標準装備ではなく、「B」「L」には搭載されていません。

ピクシスエポックの「スマートアシストIII」装着車に搭載される先進安全技術

ここからは、ピクシスエポックにはどのような先進安全技術が採用されているのかを見ていきましょう。

衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能

衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能出典:トヨタ「ピクシスエポック」特長

走行中にシステムが歩行者を検知し、ぶつかる危険がある場合は警報を発してドライバーに注意喚起します。これが衝突警報機能で、検知対象が車両の場合は約4~100km/hで走行時、歩行者の場合は約4~50km/hで走行時に作動します。

衝突警報を発した後、さらに衝突の危険が高まれば弱い事前ブレーキを作動させ、その状態でドライバーがブレーキペダルを踏むと被害軽減ブレーキアシストを作動させます。

それでも衝突不可避であるとシステムが判断した際には、強力な緊急ブレーキを作動させて減速・停止し、衝突事故の回避ないしは衝突被害の軽減を図る機能です。

事前ブレーキ、緊急ブレーキは対車両の場合約4~80km/h、対歩行者の場合は約4~50km/hで作動します。なお、検知範囲は対車両で前方約60m以内、対歩行者で前方約30m以内です。

誤発進抑制制御機能(前方・後方)

誤発進抑制制御機能(前方・後方)出典:トヨタ「ピクシスエポック」特長

駐車時などの約10km/h以下での低速取り回し時に、前方約4m以内、後方約2~3m以内にある壁などの障害物をシステムが検知します。

障害物を検知している状態で、踏み間違いなどでアクセルペダルを必要以上に強く踏み込んだ場合には、エンジン出力を自動で制御することで急発進・急加速を抑制する機能です。

ウィンカーを作動させている場合や、ハンドルを切っている場合には作動しません。また、ワイパーを高速で作動しているときは後方の誤発進抑制機能に限り作動を停止します。

車線逸脱警報機能

走行中に左右の車線をシステムが認識し、ウィンカー操作なしに車両が車線からはみ出す危険があるとシステムが判断した場合には音や表示でドライバーに警告し、逸脱回避操作を促す機能です。約60km/h以上で作動するため、おもに高速道路や自動車専用道路で活躍してくれるでしょう。

なお、ピクシスエポックではステアリング操作をアシストする機能はありません。

オートハイビーム

約25km/h以上で走行中にシステムが対向車や先行車のランプ、街灯など前方の明るさを検知し、状況に応じて自動でハイビームとロービームの切替えを行って手動で切り替える手間を省き、安全運転に貢献する機能です。

切替え忘れを防止するメリットがあることに加え、基本的にハイビームを使用して走行するため夜間視認性が上がり、歩行者などの早期発見にもつながります。

先行車発進お知らせ機能

信号待ちなどで、ブレーキペダルを踏んで停止しているときに前方約10m以内の先行車が約3m以上進んでも自車が発進しない場合には、音と表示でドライバーに注意喚起し、うっかり出遅れを防ぐようサポートしてくれる機能です。

ピクシスエポックのスマートアシストIIIに含まれる機能は以上ですが、スマートアシストIII装着車にはこのほかに「コーナーセンサー」が搭載されています。

コーナーセンサーは、車の4角に設置されたセンサーで車両の周囲の障害物を検知し、車両と障害物の距離に応じて警告音を変化させてドライバーに障害物への接近を知らせる機能で、縦列駐車や車庫入れなどでの取り回しをサポートします。

 

ピクシスエポックの「スマートアシストIII」装着車は「サポカーSワイド」認定

ピクシスエポックのスマートアシストIIIには、「サポカーSワイド」の認定条件である車両と歩行者の検知が可能な衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトが含まれています。そのためピクシスエポックのスマートアシストIII搭載車は「サポカーSワイド」に該当します。

ただし、ピクシスエポックはスマートアシストIIIを搭載しないグレードもあるため、グレード選びの際には価格だけではなく安全性も考慮に入れてグレードを選ぶことをおすすめします。

 

よくある質問

Q1:ピクシスエポックには「Toyota Safety Sense」が採用されているの?

A:いいえ、ピクシスエポックはダイハツ「ミライース」のOEM供給を受けてトヨタが販売する車種であり、開発・生産はダイハツが行っています。そのため、ピクシスエポックにはトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」ではなくダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシストIII」が採用されています。

Q2:ピクシスエポックに先進安全技術は全車標準装備されているの?

A:いいえ、ピクシスエポックでは「B」「L」にはスマートアシストIIIが搭載されていないため、全車標準装備ではありません。

Q3:ピクシスエポックに搭載される先進安全技術にはどのようなものがあるの?

A:車両と歩行者を検知して危険があれば警告やブレーキ制御を行う「衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能」、ペダル操作ミス時の急発進や急加速を抑制する「誤発進抑制制御機能(前方・後方)」、車線からはみ出す危険を警告する「車線逸脱警報機能」、自動でハイビームとロービームを切り替える「オートハイビーム」などが搭載されています。

Q4:ピクシスエポックはどの「サポカー」に該当するの?

A:ピクシスエポックのスマートアシストIII装着車は「サポカーSワイド」に該当します。なお、スマートアシストIII非装着のグレード「B」「L」はサポカーではありません。

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※この記事は2021年12月時点の情報で制作しています

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