買い物や通勤など、日常生活の足として使用するだけではなく、キャンプでの車中泊などレジャーでも活躍できる車が欲しいのであれば、シートアレンジができるのか否か、また居住空間の広さや積載性もよく確認しておく必要があります。
ここでは、アクティブなカーライフを楽しみたい方から人気を集めているマツダ「スクラムワゴン」の内装について詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- スクラムワゴンの室内サイズは室内長2,240mm、室内幅1,355mm、室内高1,420mmを確保
- 大人4人が乗車してもゆとりのある、軽乗用車トップクラスの室内サイズを実現
- 多彩なシートアレンジが可能
スクラムワゴンの室内空間の特徴
スクラムワゴンは、室内長2,240mm、室内幅1,355mm、室内高1,420mmを実現しており、軽乗用車トップクラスの室内サイズを誇ります。大人4人が乗車しても窮屈さを感じることなく過ごすことができるゆとりのある室内空間はスクラムワゴンの大きな魅力といえるでしょう。頭上空間にも十分な余裕があるため、圧迫感を覚えることもありません。
フロントシートは運転席と助手席が独立していますが、座面がベンチシートになっていることに加え、インパネシフトを採用しセンターコンソールをなくしているため、助手席側からの乗り降りも楽に行えます。
また、先代モデルよりもロングホイールベース化したこと、さらにリアシートのスライド幅を拡大したことにより前後乗員間距離は1,080mmを確保。リアシートは左右別々にスライド&リクライニングできるため、乗員それぞれが自身の体格に合わせて思い思いの姿勢で楽にドライブを楽しむことができるでしょう。
スクラムワゴンの内装
ここからは、スクラムワゴンの内装について見ていきましょう。
落ち着きのあるブラウンを採用した「PXターボ」
スクラムワゴンの内装は、ベージュをベースに、ドアトリムやシートのカラーをグレードで変えています。エントリーグレードにあたる「PXターボ」では、ドアトリムとシートのカラーにココアのような温かみのあるブラウンを採用。落ち着きのあるシックなカラーリングです。
明るく開放感のあるベージュ内装の上級グレード「PZターボ」/「PZターボスペシャル」
「PZターボ」「PZターボスペシャル」では、ドアトリムとシートのカラーにもベージュを使用したワントーンコーディネートとなっています。ワントーンといってもそれぞれの部位ごとに微妙にトーンを変えているため無機質になることはなく、誰もがほっとするようなくつろぎを感じる、明るく開放感のある室内空間に整えています。
また、スクラムワゴンではグレードを問わず先進性を感じさせるスタイリッシュな3眼メーター、シルバー加飾を採用し、内装の質感を高めているのも特徴です。
なお、2022年4月の一部改良では、最上級グレードの「PZターボスペシャル」に本革巻きステアリングを標準装備しました。
スクラムワゴンのポケッテリア
室内空間の広さや内装デザインに加え、ポケッテリアの充実度もドライブの快適性を左右するポイントといえます。ここでは、スクラムワゴンにはどのようなポケッテリアが用意されているのかを確認してみましょう。
インパネドリンクホルダー
運転席と助手席のドリンクホルダーは安定感のある掘り込み式。それぞれのエアコン吹き出し口の前に1個ずつ用意されています。
インパネトレイ(助手席)
助手席から手の届きやすい位置にはちょっとした小物が置いておけるトレイがあります。手に取る機会が多いメガネケースやハンカチなどの置き場所として活躍するのではないでしょうか。
インパネセンターミドルトレイ
インパネ中央部には、スマートフォンの保管場所として利用できる小さなスペースがあります。
インパネアッパーポケット(運転席)
メーターの右側にポケットがあります。ドライバー専用の小物入れとして利用できるので、スマートフォンやパスケース、ガムなどの収納場所としても役立ちそうです。
グローブボックス
センターコンソールがある車種ではセンターコンソール内に収納ボックスが用意されることが多いですが、スクラムワゴンではセンターコンソールがありません。また、フロントアームレストにも収納スペースが用意されていないため、大型収納はこのグローブボックスのみです。
ショッピングフック(インパネ・助手席側)
ショッピングフックは耐荷重2kgなので、ハンドバッグなどをかけておくことができます。
オーバーヘッドシェルフ
現行型のスクラムワゴンは従来2段式の「オーバーヘッドコンソール」を採用していましたが、2022年4月の一部改良で「オーバーヘッドシェルフ」に換装されました。
横幅が広く容量があるので、ティッシュボックスやブランケットなど、さまざまなものの収納スペースとして活躍してくれます。
シートバックポケット(助手席)
助手席には地図やタブレットなどの保管が可能なシートバックポケットが備わります。助手席のみで、運転席にはありません。
USBチャージャー
2021年9月の一部改良では、全車にUSBチャージャーが2個追加されました。ドライブしながらスマートフォンなどが充電できる便利機能で、今時の車であれば欲しい装備のひとつです。
スクラムワゴンは2015年に登場したモデルのため若干古さが残る面もあることは否定できませんが、随時改良によって時代に合った装備を追加し、使い勝手の良さを高めているのは特筆すべきポイントといえるでしょう。
なお、スクラムワゴンには、このほかにもフロントドアポケットやフロントドア・リアドアのボトルホルダー、インパネセンターアンダーボックスなどのポケッテリアが用意されています。
スクラムワゴンの荷室・座席アレンジ
スクラムワゴンは、大人4人が乗車した状態でも多くの荷物が積み込める積載性の高さが自慢です。
リアシートをすべて格納すると、自転車が2台積み込める広いスペースが出現します。また、左右分割可倒式リアシートや助手席の前倒し機構などと組み合わせ、多彩なシートアレンジが可能です。
3人が乗った状態で長さのある荷物を積み込むこともできますし、さらに助手席を前倒しにすれば、サーフボードなどを積み込むこともできます。
フルフラットにすることも可能。なお、スクラムワゴンの室内長は2,240mmあるため、大人の男性でも足を伸ばして横になれる広さです。
シーンを問わず活躍する頼もしい積載性が魅力のスクラムワゴン
スクラムワゴンは広い室内空間と大容量の荷室を備えていることに加え、多彩なシートアレンジによって大型の荷物を積み込んだり、車中泊したりすることも可能です。
毎日の生活においてはもちろんのこと、オートキャンプやマリンスポーツなどのレジャーで、アクティブなカーライフを積極的に楽しみたい方にぴったりの1台といえるでしょう。
よくある質問
Q1:スクラムワゴンの室内空間の特徴は?
A:スクラムワゴンは室内長2,240mm、室内幅1,355mm、室内高1,420mmの軽乗用車トップクラスの室内サイズを確保しているため、大人4人が乗車してもゆとりがあります。また先代モデルよりもロングホイールベース化したことに加え、リアシートのスライド幅の拡大によって前後乗員間距離1,080mmを実現しています。
Q2:スクラムワゴンの内装は?
A:スクラムワゴンの内装はベージュをベースにシルバー加飾を組み合わせ、上質さを演出しています。グレードによってドアトリムとシートカラーに違いがあり、「PXターボ」ではブラウン、「PZターボ」「PZターボスペシャル」ではベージュを採用しています。
Q3:スクラムワゴンには荷物がたくさん積める?
A:スクラムワゴンの魅力のひとつは積載性の高さといえます。定員の4人が乗車していても十分に荷物が積み込める荷室の広さを確保していることに加え、多彩なシートアレンジによって大型の荷物や長尺物も積載可能。また、フルフラットにして体を横たえて休憩することもできます。
※この記事は2023年1月時点の情報で制作しています