内装のカラーやデザイン、シート座り心地などはドライブの快適性に大きく関わります。車を選ぶときには実際に使用するシーンを考え、乗員全員が居心地よく過ごすことができるかどうかも確認しておくことが後悔のない車選びのポイントのひとつといえます。
ここでは、スバル「ステラ」の内装について紹介します。
この記事のPOINT
- ステラは後席でもゆったりと乗員が過ごすことができる余裕ある広さを確保
- 内装は標準タイプとカスタムで個性が異なる
- 「Gスマートアシスト」のみパッケージオプション「ブラックインテリアセレクション」が選択可能
ステラの室内空間の特徴
ステラは狭く感じがちな後席の居住性に配慮し、前席シートを後ろに引いていても足元空間が狭くならないよう余裕を持たせ、乗員がゆったりと過ごせる余裕ある広さを確保しています。またリアシートは左右別々に最大240mmまでスライド可能[/marker]なので、体格に合わせて思い思いの姿勢でくつろぐこともできるでしょう。
さらに、シート構造を最適化させ、身体をしっかりと支える構造とすることで圧力を分散し、快適な座り心地が得られるのも特徴です。
ステラの内装
ここからは、ステラの内装について見ていきましょう。ステラには標準タイプと内外装のデザインが異なるカスタムタイプの設定があり、3種類のグレードラインナップのうち「Lスマートアシスト」「Gスマートアシスト」は標準タイプ、最上級グレードの「Rスマートアシスト」がカスタムタイプとなっています。
標準タイプの「Lスマートアシスト」/「Gスマートアシスト」
標準タイプの「Lスマートアシスト」「Gスマートアシスト」では、ベージュをメインカラーに、ダッシュボードやステアリングホイールにブラックをあしらった、シンプルながらもセンスの良さを感じさせる内装カラーを採用しています。
ベージュもパーツによってトーンが異なるため、さりげなく室内に抑揚を生み出しています。明るさや開放感もあり、老若男女問わず使いやすく、好印象を与える内装といえるでしょう。
シート表皮には、ベージュのファブリックを使用しています。
内装デザインは両グレードほぼ共通ですが、「Lスマートアシスト」がダイヤル式のマニュアルエアコンであるのに対し、「Gスマートアシスト」はプッシュ式のオートエアコンを採用しているため、エアコンパネルのデザインが異なります。
「Gスマートアシスト」のみ「ブラックインテリアセレクション」の選択も可能
出典:スバル「ステラ」デザイン
なお、上級グレードの「Gスマートアシスト」では、「ブラックインテリアセレクション」を選択することもできます。
ブラックインテリアセレクションを選択するとシートやドアトリムがブラックになることに加え、メッキインナードアハンドル、本革のステアリングホイールとなり、上質感がアップするとともに引き締まったクールさを感じさせる装いとなります。
標準仕様とは印象が変わり、カスタムに近い雰囲気となるためエクステリアデザインはカスタムよりも標準タイプが好みだけれど内装はカスタムがいい、という方にはうれしいオプションなのではないでしょうか。
なお、ブラックインテリアセレクションを選択した場合、「ナビアップグレードパック」と「オーディオパネル(ピアノブラック調)」がセットで追加されます。
クールな雰囲気のカスタム「Rスマートアシスト」
カスタムの「Rスマートアシスト」の内装カラーはブラックのモノトーンで、グロッシーブラッククロスのインパネ加飾パネルをアクセントにあしらい、標準タイプとは一転した精悍でスポーティーさを感じさせる内装デザインを採用しています。
視認性の良いTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用し、先進性を表現。なお操作用ステアリングスイッチも装備されています。
シートもブラック1色でまとめています。表皮の素材はファブリックで、標準タイプと変わりありません。
ステラの座席周りの収納
ステラにはどのようなポケッテリアが用意されているのかも、チェックしておきましょう。
カップホルダー
助手席と運転席、それぞれに1個ずつカップホルダーがあります。
助手席のカップホルダーは引き出し式。必要ないときは収納しておけるので邪魔になりません。
運転席のカップホルダーは、安定感のある掘り込み式です。
助手席オープントレイ(「Rスマートアシスト」を除くグレードに標準装備)
助手席前には、オープントレイが用意されています。薄型のティッシュボックスがぴったり収まるサイズです。
イルミネーション付き助手席インパネボックス(「Rスマートアシスト」に標準装備)
「Rスマートアシスト」では、オープントレイではなくボックスが備わります。
インパネアンダートレイ(運転席)
ステアリングホイール下に、長財布などが収納できるスペースが確保されています。こうしたドライバー専用のポケッテリアがあるのはうれしいポイントではないでしょうか。運転席周りには、このほかにもカード入れなどの収納に適したサイドトレイもあります。
フロントアームレスト
フロントシートのアームレストは収納ボックスも兼ねています。ポーチやタオルなど、身の回りの品の収納場所として活躍しそうです。
助手席シートアンダートレイ(「Lスマートアシスト」を除くグレードに標準装備)
「Gスマートアシスト」「Rスマートアシスト」には、助手席の座面下に物入れがあります。使用頻度の高くないものや、人目につくところに置きたくない汚れ物などを収納するといいかもしれません。
ステラにはこのほかにもグローブボックスやドアポケットはもちろん、インパネセンタートレイやインパネロアポケット、ショッピングフックなど、多数のポケッテリアが用意されています。
ステラの荷室&シートアレンジ
ステラでは、デッキボード下に大容量の収納スペースが確保されています。ボードの固定フックも装備されているため、ボードを開けて固定すれば高さのある荷物も積み込めます。
リアシートをすべて倒せば、大型のスーツケースも積み込める広々としたスペースが確保できます。
リアシートは左右別々に倒すことができるため、3名が乗車した状態で荷室を拡大することも可能。
ラグなどの長い荷物を積み込むときには助手席を後ろ倒しにするなど、状況に応じて多彩なシートアレンジができるのもステラの魅力のひとつです。
日常生活における使い勝手が追求されているステラ
ステラは余裕のある室内空間や座り心地の良いシート、こまごまとしたポケッテリア、多彩なシートアレンジなど、毎日の使い勝手の良さを追求し、快適に過ごすことができる居住空間を確保しています。
日常生活の必需品として使用する車は使いにくさを感じることなく、心地よく車内で過ごせることがとても大切です。車選びの際には燃費やエクステリアだけではなく内装にも目を向け、ドライバーだけでなく乗員もが満足できるかどうかを確認することをおすすめします。
よくある質問
Q1:ステラの室内空間の特徴は?
A:ステラでは狭くなりがちな後席の居住性に配慮し、前席のシートが後ろに引かれている状態であっても乗員の足元空間に余裕があるように設計されています。また、リアシートは左右別々にリクライニング可能なので、乗員それぞれの体格に合わせてくつろげるのも特徴です。
Q2:ステラの内装は?
A:標準タイプの「Lスマートアシスト」「Gスマートアシスト」は、ベージュをメインカラーに使用した明るい雰囲気の内装です。「Gスマートアシスト」では「ブラックインテリアセレクション」の選択も可能。最上級グレードの「Rスマートアシスト」では、ブラックのモノトーンの内装にグロッシーブラッククロスの加飾パネルをインパネにあしらったクールさのある内装を採用しています。
Q3:ステラはシートアレンジできる?
A:リアシートをすべて倒して広々とした収納スペースを確保できるのはもちろん、リアシートは左右別々に倒せるため片側だけを倒して3名が乗車した状態で荷室を拡大するなど、さまざまなシートアレンジが可能です。
※この記事は2021年12月時点の情報で制作しています