車を使用する際に常に接することになる車の内装はしっかりとチェックしておきたい部分です。インテリアの質感や収納の使い勝手の良さなどがしっくりこないとせっかくの愛車とのカーライフが十分に楽しめない、なんてことにもなりかねません。
ここではホンダのコンパクトSUV、ヴェゼルの内装や収納の使い勝手などについてご紹介します。
広い居住空間が魅力のヴェゼル
ヴェゼルは室内空間の広さに徹底的にこだわり、コンパクトSUVでありながらもミニバン並みの室内空間の広さを実現しています。そのため後部座席でも大人の男性がゆったりと座れるのが大きな特徴といえるでしょう。
スタイリッシュさと実用性を兼ね備えたヴェゼルのインテリアはグレードごとに異なる印象を持つものが採用されています。ここからはグレードごとのインテリアの詳細をご紹介しましょう。
ヴェゼルのグレードごとのインテリアをチェック
ヴェゼルにはハイブリッド車とガソリン車がありますが、それぞれ4種類ずつのグレードが設定されています。そのうち基本グレードにあたる「HYBRID Honda SENSING」と「G Honda SENSING」、中間グレードの「HYBRID X Honda SENSING」と「X Honda SENSING」のインテリアはほぼ共通の仕様です。
そして「RS」グレードが両方のパワートレインに設定されていますが、これは足回りやエクステリアなどにも手を加えたスポーツグレードになります。ハイブリッド車はこの「RS」が最上級グレードです。
このほかハイブリッド車のみに「HYBRID Z Honda SENSING」という装備が充実したグレード、またガソリン車には唯一ターボエンジンを搭載した「TOURING Honda SENSING」が設定されており、ガソリン車の最上級グレードとなっています。
シンプルで洗練された「HYBRID Honda SENSING」/「G Honda SENSING」グレード
このグレードではシート素材はシンプルなブラックのファブリックを使用、インテリアカラーもオールブラック、インパネやエアコンパネルにも余分な加飾がなくすっきりと洗練されたシンプルモダンなインテリア、といった印象です。
リアシートはリクライニング機能やダイブダウン&チップアップ機能が付いた6:4分割シートになっており、使い勝手も考えられています。
シート素材の選択肢が増える「HYBRID X Honda SENSING」/ 「X Honda SENSING」
このグレードにはフロントシートに本革、リアシートにはファブリックを使用したパッションブラックのコンビシートがオプション設定されており、シート素材の選択肢が広がります。シート素材が変わるだけでインテリアの印象は変化するので、オールブラックのインテリアに少し変化を取り入れたい方にはおすすめです。
そのほかにはスピーカーリングがクロームメッキになり、ステアリングホイールも本革巻きになるなどさりげなく上質感を感じさせる工夫が施されています。このグレードから運転席と助手席にヒートシーターが標準装備されます。
ワンランク上のインテリアが魅力的な「HYBRID Z Honda SENSING」
ハイブリッド車にしか設定がないこのグレードではインテリアの質感がぐっとアップします。まずシートが「HYBRID X Honda SENSING」/ 「X Honda SENSING」にオプションで設定されていたものが標準装備され、カラーは明るいブラウンとブラックを組み合わせたジャズブラウン、もしくはブラックからの選択が可能になります。インテリアカラーもシートカラーに合わせたものになり、ジャズブラウンの場合はインパネやセンターコンソールのサイド部分、アームレストとドアアームレストも明るいブラウンカラーに。
華やかでワンランク上の上質感を醸し出します。ステアリングホイールにもインテリアカラーに合わせたステッチが施され、高級感のある仕上がりが魅力的です。またオプションでブラックの本革シートの選択も可能です。
インナードアハンドルやエアコンアウトレットリング、スピーカーリングなどの加飾部にはプラチナクロームメッキ加飾、ステアリングホイールはスムースレザーの本革巻きになるなど、細かいところまでこだわったインテリアになっています。
スポーティさが持ち味の「HYBRID RS Honda SENSING」/「RS Honda SENSING」
足回りやエクステリアにも多くの専用装備が追加されたこの「RS」グレードはスポーティなインテリアが持ち味です。
RS専用のウルトラスエードを使用したダークグレーのコンビシートがスポーティながらも気品のあるたたずまいを演出。インパネやドアアームレスト、センターコンソールのサイド部分にも肌触りの良いウルトラスエードが贅沢に使用されています。
また、ステンレス製のスポーツペダルが「RS」グレードならではの走りを予感させてくれます。
ターボエンジンを搭載したガソリン車の最上級グレード「TOURING Honda SENSING」
ガソリン車の最上級グレードである「TOURING Honda SENSING」には赤みがかった上品な色合いのダークグレーのウルトラスエードを使用したコンビシートが専用装備として用意されます。インパネなどにもこのダークグレーのウルトラスエードが使用されるので、ほかのグレードとは一線を画す気品と高級感を感じさせる仕上がりになっています。
またこのグレードではブラックとブラウンの本革シートがオプションで追加可能です。本革シートを選択した場合はインパネやドアアームレストなどにも本革が使用され、プレミアムな魅力をヴェゼルにもたらします。
収納もチェックしておきたいポイント
収納は車の使い勝手を左右する大切な部分です。どのくらいの収納があるのか、使いやすさなども併せてチェックしておくようにしましょう。
ヴェゼルの座席周りの収納
センターコンソールにある2つのマルチユーティリティドリンクホルダーは底面の高さや幅などが調節でき、さまざまなタイプのドリンクに対応できる仕様になっています。背の高い500mlのペットボトルを入れてもセレクトレバーの操作には影響が出ないように設計されているので運転時も安心です。
またLEⅮ照明付きのフロントコンソールポケットにはスマートフォンなどの小物が収納できるほか、USB端子が付いているので充電も可能です。
アームレスト付きコンソールボックスにはポーチやメガネケースなどが収納できるほか、フロントドアにはボトルホルダー付きのドアポケット、リアドアにはボトルホルダーが装備されています。さらにリア右側にはコートフックがあるので、上着をかけておくこともできます。
ヴェゼルの荷室の広さやシートアレンジは?
ヴェゼルの荷室は定員乗車で393Lと大容量なので、リアシートを倒さなくてもかなりの荷物が積み込めるのが大きな魅力でしょう。リアシートを倒せば自転車も積める広さが確保できます。また開口部が広く、地上高も低く設定されているので荷物が積みやすいのも魅力的です。
リアシートは6:4分割可倒式なので助手席側のシートと助手席を倒せばスノーボードなどの長さのある荷物にも対応可能。チップアップ機構も付いているので高さのある荷物の収納も心配いりません。
グレードごとに違うインテリアの内容を把握して車を選ぼう
ヴェゼルのインテリアの質感はグレードごとに大きく異なります。インテリアや収納などはその後のカーライフの充実度を左右するポイントなので、自分の好みの質感や使い勝手の良さなどをしっかり把握して最適なヴェゼルを選んでください。
よくある質問
Q1:ヴェゼルの室内空間の特徴は?
A:室内空間の広さに徹底的にこだわったことで、コンパクトSUVでありながらもミニバン並みの室内空間の広さを実現しています。そのため、後部座席でも大人の男性がゆったりと座れる広さになっているのが大きな特徴といえるでしょう。
Q2:ヴェゼルのグレードごとの内装の違いは?
A:基本グレードにはシンプルなブラックのファブリックを使用し、インパネやエアコンパネルもシンプルでモダンな印象になっています。また、「RS」グレードは、ウルトラスエードが贅沢に使用され、スポーティーさを感じさせる仕上がりになっています。
Q3:ヴェゼルの最上級グレードの内装はどんな感じ?
A:赤みがかった上品な色合いのダークグレーのウルトラスエードを使用したコンビシートが専用装備として用意されています。また、インパネなどにも同様にダークグレーのウルトラスエードが使用されるので、ほかのグレードとは一線を画す気品と高級感を感じさせる仕上がりになっています。
※記事の内容は2019年6月時点の情報で執筆しています。