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フォレスターの燃費性能を徹底解剖!実燃費データも確認(2018年~現行モデル)

フォレスターの燃費性能を徹底解剖!実燃費データも確認(2018年~現行モデル)
フォレスターの燃費性能を徹底解剖!実燃費データも確認(2018年~現行モデル)

出典:スバル「フォレスター」フォトギャラリー

燃料費は、車の維持費の中でも特に大きな存在といえるでしょう。車は一般的に長期間使用するものなので、わずかな燃費性能の違いでも積み重なると大きな差につながることを考えて、車選びの際にはしっかりと実燃費まで確認しておく必要があります。

ここでは、スバルのミドルサイズSUV「フォレスター」の燃費についてご紹介します。

よくある質問

Q1:フォレスターのカタログ燃費はどのくらい?

A:フォレスターは、1.8Lの直噴ガソリンターボエンジンと、「e-BOXER」と呼ばれるマイルドハイブリッドシステムの2種類のパワートレインがあります。WLTCモードカタログ燃費は、ガソリン車が13.6km/L、e-BOXER車が14.0km/Lです。

Q2:フォレスターの実燃費は?

A:フォレスターの実燃費はガソリン車が10.7km/L、e-BOXER車が11.5km/Lです。カタログ燃費より若干の悪化が見られますが、極端な差ではありません。

Q3:フォレスターとライバル車の燃費を比較すると?

A:フォレスターのライバル車といえる日産「エクストレイル」やトヨタ「RAV4」と比較すると、フォレスターはこの2車種の燃費には後れを取っています。

フォレスターのパワートレイン

フォレスターは1997年にデビューしたミドルサイズのクロスオーバーSUVです。近年日本のみならず世界的にSUV人気が高まっていますが、フォレスターはスバルの世界戦略車としてグローバルにその存在感を示してきました。

現行モデルは2018年7月に登場した5代目モデルです。デビュー当初は新たに開発された2.5Lの水平対向ガソリンエンジンを採用、2018月9月にはマイルドハイブリッドシステム「e-BOXER」を搭載したグレードを追加しました。

しかし、2020年1月の改良時に新たに力強い走りと環境性能を両立させた1.8L直噴ターボエンジンが登場、2.5Lエンジンはそのタイミングで廃止されました。

フォレスターのカタログ燃費

フォレスターのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
Touring/X-BREAK/Advance
(e-BOXER)
AWD14.0
SPORT/XT-EDITION/STI Sport
(1.8L直噴ターボ)
13.6

フォレスターの実燃費

フォレスターに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、フォレスターの実燃費(2023年10月13日時点)は、以下のとおりです。

グレード駆動方式実燃費(km/L)
Touring/X-BREAK/Advance
(e-BOXER)
AWD11.5
SPORT/XT-EDITION/STI Sport
(1.8L直噴ターボ)
10.7

WLTCモードは国際的に使用されている燃費の測定方法で実燃費に近い現実的な数値が出るとされていますが、フォレスターにおいてはe-BOXERモデル、ターボエンジン搭載モデルともにある程度の悪化が見られます。とはいえそれほど大きな差ではありません。

フォレスターとライバル車のカタログ燃費を比較

フォレスターのライバルとなる国産モデルとしては、日産「エクストレイル」トヨタ「RAV4」が挙げられます。ここではこの2車種とフォレスターのカタログ燃費を比較してみましょう。

日産「エクストレイル」

日産「エクストレイル」出典:日産「エクストレイル」画像ギャラリー

幅広い層に高い人気を誇るミドルサイズSUV、日産「エクストレイル」。2022年に登場した現行モデルはハイブリッドシステム「e-POWER」専用となり、エクステリアも従来のタフギア感に先進性がプラスされスマートな雰囲気を漂わせています。

エクストレイルのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。なお、エクストレイルには2列シートの5人乗りと3列シートの7人乗りがあります。

グレード乗車定員駆動方式カタログ燃費(km/L)
S5名2WD19.7
X
G
S e-4ORCE5名4WD18.4
X e-4ORCE
7名18.3
G e-4ORCE5名18.4

エクストレイルの4WD(e-4ORCE)車とフォレスターの燃費を比較すると、エクストレイルがフォレスターよりも低燃費を実現していることがわかります。

トヨタ「RAV4」

トヨタ「RAV4」出典:トヨタ「RAV4」ギャラリー

悪路走破性と燃費性能を両立させたトヨタ「RAV4」。クラストップレベル(2019年4月時点、トヨタ調べ)の荷室容量を確保し、実用性の高さも申し分のないSUVです。

RAV4のWLTCモードカタログ燃費(プラグインハイブリッド車を除く)は、以下のとおりです。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
X2WD15.8
4WD15.2
G/G”Z package”/ Adventure
HYBRID X2WD21.4
E-Four20.6
HYBRID G
HYBRID Adventure20.3

フォレスターとRAV4の燃費の比較では、RAV4に軍配が上がる結果となりました。

フォレスターの走り・乗り心地

フォレスターの走り・乗り心地出典:スバル「フォレスター」フォトギャラリー

現行型のフォレスターに新たに採用された「スバルグローバルプラットフォーム」は徹底した高剛性化と低重心化によって優れた操縦安定性とステアリング操作に対する正確性を手に入れ、走行性能を飛躍的に引き上げました。振動や騒音の低減にも成功し、路面環境を問わずいつでも安定した静かで快適な乗り心地を実現しています。

また、フォレスターではスバル独自の水平対向エンジンと左右対称のパワートレインで構成され、優れた安定性を発揮する「シンメトリカルAWD」のうち、万能性が高くドライバーのスキルにかかわらず幅広い走行環境においてAWDのメリットを最大限に引き出す「アクティブトルクスプリットAWD」を搭載。雪道などの滑りやすいシーンや荒れた路面でも安心感のある走りを提供します。

モータージャーナリスト・萩原文博さんの試乗記でフォレスターの走行性能を詳しくチェック!

フォレスターはパワートレインによる燃費差が小さい

フォレスターはカタログ燃費と実燃費の差がそれほど極端ではないことに加え、ガソリンモデルもマイルドハイブリッドシステムを搭載するe-BOXERモデルと同等の低燃費を実現しています。

維持費の大半を占める燃料費を左右する燃費性能は、カタログ燃費だけでなく実燃費も併せてチェックすることをおすすめします。

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※この記事は2023年10月時点の情報で制作しています

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