ミライースの買取価格は、状態や年式、走行距離などによって異なります。それだけに、見積りを取ったとしても、金額が適正なのか判断するのは難しいでしょう。ただ、相場を知っていれば、実際の価値よりも安い価格で売却してしまう可能性を下げられます。 そこで、高く売却するコツと併せて、ミライースのモデル別に買取相場を解説します。 なお、買取額を頭金などにして乗換えを検討している場合、査定額が想定よりも低ければ、乗換えの車種のグレードを下げるなど、今後の車選びに影響することも考えられます。そのような場合でも、欲しかった車種をあきらめることなく手にする方法もご紹介します。
その方法を先に知りたい方はこちらをご覧ください
この記事のPOINT
- ミライースの買取相場は、47,000円~643,000円程度
- 5つのコツを押さえることで買取額を上げられる可能性がある
- 定額カルモくんならワンランク上の新車に乗り換えることもできる
ダイハツ「ミライース」の特徴
軽自動車の定番といえる存在のダイハツ「ミライース」。近年軽自動車の主流となっている、室内空間の広さが魅力のハイトワゴンやスーパーハイトワゴンとは違い、スタンダードなスタイルのハッチバックモデルです。ミライースの魅力は高い燃費性能と軽自動車に期待される経済性を持つことが挙げられます。 排気量やボディサイズに規制のある軽自動車は普通車と比較すると車両本体価格が安い傾向がありますが、近年ではさまざまな快適装備や先進装備を搭載し、コンパクトカー顔負けの高額なモデルも増えてきています。 そういった流れの中にあっても、ミライースは衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載しても100万円以下のグレードを設定しており、コストパフォーマンスの良さでは定評のあるモデルといえるでしょう。
モデル別ミライースの買取相場
ミライースは軽自動車の定番的存在であり、元々の車両価格が安いことと低燃費で維持費も安く抑えられるため中古車市場においても一定の人気を保っています。ただ、初代モデルの前期型など、低年式車や走行距離が多いモデルに関してはあまり高い買取相場は期待できないようです。 ここでは、ミライースの買取相場をモデル別に見ていきましょう。加えて、競合するスズキ「アルト」の買取相場とも比較してみます。
ミライース
2011年に登場した初代ミライースは、当時の世間の環境意識の高まり、また消費者の低価格志向を反映し、「第3のエコカー」をコンセプトとして開発されました。 ミライースのベースモデルであるミラよりも約60kg軽量化したことや、燃焼効率を向上させた新エンジン、停車前アイドリングストップシステム、エコ発電制御(減速エネルギー回生機能)などの採用により、ガソリン車トップレベルの低燃費を実現したのが大きな特徴といえるでしょう。 また、部品点数の削減や軽量化によってコストの低減を実現し、エントリーグレードは79万5,000円(当時)の低価格を実現しています。 2013年にはマイナーチェンジが実施され、さらなる低燃費を達成するとともに、衝突回避支援システム「スマートアシスト」を採用し、安全性を高めました。 初代ミライースの買取相場は47,000円~320,000円程度。2013年のマイナーチェンジ後の後期型で状態の良いものであれば20万円以上での買取りも期待できるでしょう。
2代目ミライース
2017年に初めてのフルモデルチェンジが実施され、ミライースは現行型の2代目に移行します。現行型では時代の流れを反映し、軽自動車に求められる「低燃費・低価格」に加え、時代に合った「安全・安心」を追求しました。 軽量高剛性ボディの「Dモノコック」や樹脂パーツの使用により、先代モデルよりも最大80kg軽量化。さらに空気の流れを考慮したデザインの採用による空力性能の向上、エネルギー効率を改善したエンジンユニットなどにより、JC08モードで35.2km/Lの低燃費を実現しています。 また、サスペンションやアブソーバーなど足回りを最適化し、上質でフラットな乗り心地を確保しているのも特筆すべきポイントでしょう。衝突回避支援システムは「スマートアシスト」から高性能なステレオカメラを使用した「スマートアシストIII」へ進化しており、スマートアシストIII搭載車はサポカーの中でも最も装備内容の充実した「サポカーSワイド」の認定を受けています。 現行型の2代目ミライースの買取相場は32万~64万3,000円程度です。
スズキ「アルト」の買取相場
ミライースのライバル筆頭といえるのが、スズキ「アルト」です。ユニークな軽自動車をそろえるスズキですが、その中でも最もベーシックな軽自動車としてのスタイルを保っているモデルで、初代は1979年に登場しました。40年以上もの長い歴史を誇り、これまでに7回のフルモデルチェンジが行われており、現行型は2014年に登場した8代目モデルにあたります。 ミライースと並ぶ経済性の高さがアルトの大きな魅力といえるでしょう。現行型は新開発の軽量高剛性プラットフォームの採用に加え、減速エネルギー回生システム「エネチャージ」や、アイドリング中に冷たい風を送って室内温度の上昇によるエンジンの再始動を抑える「エコクール」などの燃費向上に貢献する技術を複数採用し、毎日安心して使用できるガソリン車トップレベルの低燃費を実現しています。 アルトの現行型である8代目モデルの買取相場は25万3,000~43万2,000円程度。全体的な傾向として、ミライースよりも安い相場であるようです。
車を高値で売却する5つのコツ
車種ごとに相場はあるものの、車の状態によって実際の査定額は異なります。少しでも高値で買い取ってもらうためには、次に挙げる5つのコツを押さえておきましょう。
1. 整備記録や修理歴を提示する
見積りの際、定期点検記録簿のほか、修理やメンテナンスの履歴がわかるものを提示すると、きちんと整備されてきた車であることをアピールできて査定アップが見込めます。特に車検や12ヵ月点検を正規ディーラーで受けていた場合は、査定アップの可能性も高まります。
2. メーカーオプションやディーラーオプションをアピールする
メーカーオプションやディーラーオプションをつけている場合は、その分が査定額に上乗せされる可能性があります。取扱説明書などは大切に保管しておき、見積りの際に一緒に提出しましょう。
3. 相見積を取る
買取額は買取店によって異なります。それぞれで見積りを取って比較するのはもちろん、見積書を基に大手買取店と地元のお店などを競合させると、査定額アップの可能性が高まります。少なくとも3店くらいの見積りは取っておきましょう。
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4. 新車に買い替えるときは下取りに出す
高年式の車から同じメーカーの新車に乗り換える場合は、下取りのほうが買取店への売却よりも高値が付く可能性があります。また、決算前の2〜3月はメーカーから販売店に下取り対策金などが出る場合もあるので、その時期はよりチャンスといえるでしょう。
5. 高く売れる時期を狙う
中古車の需要が高まる直前の1〜2月は、販売店側は在庫を多く確保したいことから、高値で買い取ってくれる傾向があります。また、SUVは冬前、オープンカーは春など、ボディタイプ特有の高く売れる時期も狙い目です。 なお、モデルチェンジ前は値が下がるため、モデルチェンジの可能性がある場合はメーカーから発表がある前に売却するのがポイントですが、モデルチェンジ情報を正確につかむのは難しいでしょう。
買取額が低くても、定額カルモくんなら憧れの新車に乗れる!
5つのコツを取り入れることでミライースの買取額を高められる可能性がありますが、売却で得たお金を乗り換える車の資金にしようと考えていた場合、金額によっては希望の車種を購入できないこともあるでしょう。 しかしカーリースの定額カルモくんであれば、ミライースの買取額に関係なく、予算内で乗りたい車に乗ることも可能です。その理由を見ていきましょう。
初期費用不要!維持費も込みの定額料金で新車に乗れる
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、月定額制で新車に乗れる車のサブスクリプションサービスです。月額料金には車両本体価格のほか、契約期間分の各種税金や自賠責保険料、手数料などが含まれているため、頭金はもちろん、登録諸費用もボーナス払いも不要。乗り続ける上で発生する維持費の負担も抑えて新車に乗れます。 しかも月額10,000円台から。買取額が思いのほか低くなっても、憧れの車種をあきらめずに済むでしょう。
乗り始めから手放すときまで、ずっと手間がかからない
定額カルモくんでは、車選びから審査申込みまでオンラインで完結するので、店舗に出向く必要がありません。 納車時も自宅まで届けてもらえる上、契約満了時はリース会社に車を返却するだけなので、売却のために見積りを取ったり、高額買取の店を探したりする手間もかかりません。 なお、現在乗っている車を売却して定額カルモくんを利用する場合は、買取店を紹介してもらうことも可能です。
契約満了時に車がもらえる
カーリースは契約満了時に車を返却する必要がありますが、定額カルモくんで月額500円の「もらえるオプション」をつければ、契約満了時にそのまま車がもらえます。7年契約以上の全車種が対象なので、いずれマイカーにしたいとお考えの方にもおすすめです。
ミライースからの乗り換えにおすすめの3車種
月額定額制で新車に乗れる定額カルモくん。では、実際にいくらくらいで乗れるのか、ミライースからの乗換えにおすすめの3車種で実際の金額を見てみましょう。
スズキ「ハスラー」
ホンダ「N-BOX」
トヨタ「ヤリス」
高値で売却してカーリースで乗り換えれば、ワンランク上の車に乗れる可能性も
売却前に相場を把握することは、ミライースを適正な価格で買い取ってもらうためにも大切です。高値が付くようにポイントを押さえて売却の準備をするとともに、カーリースのようにより少ない負担で乗り換えられる方法を検討しておけば、買取額に左右されることなく憧れのカーライフをスタートできるでしょう。 月額10,000円台から新車に乗れる定額カルモくんなら、ワンランク上の車種に乗り換えることも夢ではありません。
よくある質問
Q1:ミライースの買取相場はどれくらい?
A:ミライースのモデル別料金相場は、初代が47,000円~320,000円、現行型の2代目が32万~64万3,000円程度です。競合車であるスズキ「アルト」の現行型の買取相場は25万3,000~43万2,000円程度であり、全体的にミライースの買取相場がアルトよりも高い傾向があるようです。
Q2:買取額を高くするためのコツは?
A:買取額アップを狙うコツは、見積時に点検や修理の履歴を提示する、メーカーオプションやディーラーオプションをアピールする、相見積を取って競合させる、高く売れる時期を狙う、高年式車両から同じメーカーの新車に乗り換える場合は下取りに出すなどの方法があります。
Q3:ミライース売却後の乗換えにおすすめの車種は?
A:個性的な軽クロスオーバーモデルのスズキ「ハスラー」、大人気の軽スーパーハイトワゴンであるホンダ「N-BOX」、最新の技術が搭載されたトヨタのコンパクトカー「ヤリス」がおすすめです。なお、定額カルモくんならハスラーやN-BOXに月10,000円台から、ヤリスに月20,000円台から乗ることができます。 ※記事の内容は2021年9月時点の情報で執筆しています。