車検の支払いをクレジットカードや電子マネーで行えば、ポイント還元を受けることができます。ただし、車検費用をクレジットカードなどで支払えるかどうかは業者によって異なるため、注意が必要です。
また、ポイント還元があるからといって、「お得」とは限りません。車検で賢くポイントを貯めるはずが、思わぬ損をしてしまわないように、ポイント還元可能な業者の探し方と併せて、お得に車検を受ける方法について解説します。
この記事のPOINT
- 車検の支払いでもポイントを貯められることがある
- ポイント還元可能な車検業者は、車検費用が高額な可能性がある
- 車検費用を気にせず車に乗るならカーリースが便利
車検でポイント還元を受ける方法
車検は、数万円~十数万円かかる高額な支出です。仮に1%のポイント還元が受けられるとすると、50,000円で500円分、10万円で1,000円分ですから、捨ててしまうのはもったいない金額です。
さらに、車検を受ける際は、支払い費用以外でポイントを貯めることもできます。ここでは、車検でポイント還元を受けられる2種類の方法を紹介します。
車検予約をポイントサイト経由で行う
ポイントは、クレジットカードや電子マネーの利用だけでなく、ポイントサイトの利用でも貯められます。ポイントサイトの中には、車検予約でポイントが貯まるサービスを行っているところもあるので、探してみましょう。このようなサイトを経由して申込みをすると、それだけでポイント還元が受けられます。
ただし、ポイントを貯めるためには、ポイントサイトが指定している業者で車検を受けなければいけません。車検業者の質や価格について、あらかじめ確認しておきましょう。
車検費用をクレジットカードや電子マネーで支払う
車検費用は、クレジットカードや電子マネーで支払うことができます。ポイントが付与されるクレジットカードや電子マネーを使って車検費用を支払えば、支払った金額に応じたポイント還元を受けることが可能です。
ただし、車検の支払いに使えるクレジットカードや電子マネーは、それぞれの車検業者ごとに決められています。詳しくは後述しますが、どこの業者でも好きなカードや電子マネーを選んで使えるというわけではありません。
車検でポイント還元を狙う前に知っておきたい費用の目安
そもそも、車検費用はいくらくらいかかるのでしょうか。
クレジットカードで車検費用を支払うと、利用から支払いまでに1~2ヵ月程度の猶予ができますが、引き落としの日までには必要な金額を用意しておかなければいけません。
ここでは、車検時に必要になる法定費用と車検基本料について、それぞれの費用の目安を見ていきましょう。
法定費用
法定費用とは、車検を受ける際に必要な法律で決められた費用のことです。税金や保険料、印紙代などが該当します。法定費用は、どこの車検業者でも必ず同じ金額がかかります。車の種類による費用の違いはありますが、業者を変えることで節約することはできません。
自動車重量税
自動車重量税は、エコカーに該当するかどうかや、新車登録からの経過年数、車両の重量によって金額が変わります。条件によっては、一切税金がかからない「免税」になることもある一方、18年経過した乗用車の場合は2.5トン超3.0トン以下のエコカー外の車で75,600円と高額な税金がかかります。
一例として、1.0トン超1.5トン以下の乗用車でエコカー以外の車の場合、11年目までは24,600円の自動車重量税がかかります。
自賠責保険料
自賠責保険は、万が一人身事故を起こしてしまった場合のために加入するものです。被害者への賠償に備える保険で、車を所有する方は必ず加入しなければいけません。
自賠責保険の更新タイミングは車検のタイミングと合わせるのが一般的で、車検費用と合わせて自賠責保険料も支払います。金額は以下のように、普通車か軽自動車か、また、何ヵ月分加入するかによって変わります。
・普通車
24ヵ月……20,010円
12ヵ月……12,700円
・軽自動車
24ヵ月……19,730円
12ヵ月……12,550円
印紙代
印紙代は、車のサイズや種類、車検を受ける工場などによって変わります。
費用の目安は、おおよそ1500~2500円程度です。
車検基本料
車検基本料とは、車検を受ける業者に支払うお金です。車検の際の基本点検費用や整備料、手数料などが該当します。なお、車検基本料はそれぞれの業者ごとに定められているものなので、どこに依頼するかによって金額も変動します。
ディーラー
ディーラーの車検基本料は、35,000円~10万円程度が目安です。
ディーラーはそのメーカーの車について熟知していることから、安心度が高いというメリットがあります。ただし、車検基本料は高めに設定されているため、車検費用をなるべく抑えたいという方にはあまり向きません。
民間の整備工場
民間の整備工場の車検基本料は、おおよそ20,000円~65,000円程度です。ディーラーよりも安価に済ませられる可能性が高いでしょう。
車検専門店
最も車検基本料が安いのが、車検専門店です。10,000円~45,000円程度が目安です。
ただし、実際の車検基本料の金額は、必要な整備内容などによって大きく異なります。また、タイヤ交換やバッテリー交換、ブレーキパッド交換などが発生すると、それだけで数万円上乗せされることもあります。実際に支払うべき金額については、事前見積もりで確認しておきましょう。
車検を受ける場所とポイント還元の可否
車検は、ディーラーや車検専門店、カー用品店、民間整備工場など、さまざまな場所で受けられますが、ポイント還元が可能な業者は限られています。ここでは、それぞれの業者別に、クレジットカード決済が可能かどうかをご紹介します。
なお、電子マネー決済については、クレジットカード決済よりも新しい手法になるため、できるところとできないところのばらつきが大きいといえるでしょう。同じメーカーのディーラーでも、販売店によって条件が異なることもあるため、個別に確認する必要があります。
ちなみに、国内の主要メーカーでは、ホンダが2020年9月、全国で初めてすべての販売店でQRコード決済を一斉導入しています。
ディーラー
ディーラー車検なら、法定費用も含め全額クレジットカード払いができる可能性が高いでしょう。
ただし、トヨタのディーラーは、2021年10月時点では自社発行のカード以外で法定費用をクレジットカード決済することができません。別のクレジットカードを使いたいのであれば、法定費用は現金で支払いましょう。
車検専門店・カー用品店
車検専門店やカー用品店は、店舗によって対応が異なりますが、車検基本料に関しては、クレジットカード払いができる店舗も複数あります。一方、法定費用はクレジットカード払いができないところが多い傾向にあります。
民間の整備工場
民間の整備工場も、車検専門店・カー用品店と同様、店舗によって対応が異なります。ただし、クレジットカードや電子マネーに対応している工場はあまり多くないでしょう。法定費用はもちろん、車検基本料についても、クレジットカード払いができないところが多い傾向です。
車検でポイント還元を狙う際の注意点
クレジットカードや電子マネーを使うことで、車検でもポイント還元を受けることができます。ただし、「クレジットカード使用可」というだけで車検業者を選ぶのはおすすめできません。
ここでは、車検でポイント還元を狙うときに気をつけておきたいことを4点解説します。
法定費用は現金払いの可能性がある
すでにご説明した通り、車検には法定費用と車検基本料というふたつの費用がかかります。このうち、法定費用は現金払いしなければいけない業者も多いため、「クレジットカード払いだから現金は用意しなくて大丈夫」と決めてかかるのは危険です。
法定費用だけでも数万円になりますから、事前に確認した上で、必要に応じた現金を持参しましょう。
特定のクレジットカードのみ利用可能なところもある
ディーラーや車検業者の中には、自社が発行しているクレジットカードや電子マネーに限って車検で使えるというところもあります。
このような業者で車検を受ける際は、現金払いをするか、該当のクレジットカードや電子マネーを作成するかのどちらかになります。今後、メンテナンスや車検を同じ業者で受け続けるのであれば、カードを作っておくとその後もポイント還元を受けられるでしょう。
ただし、新たにクレジットカードを作るのであれば、年会費の有無やポイント還元率、ポイントをどのように利用できるのかといったことも事前にチェックしておくことが重要です。
また、ポイント有効期限と、最低何ポイントから交換できるのかも大切なチェックポイントです。新たに作ったクレジットカードを車検でしか使わない場合、有効期限が短いと使う前に期限が切れてしまってポイントを有効活用できない可能性があるため、注意が必要です。
クレカ払いができるところは車検費用が高い可能性がある
クレジットカード決済ができる車検業者は、車検基本料を高めに設定している可能性があります。ポイント還元を受けるために高額な車検費用を支払うようでは、本末転倒です。
クレジットカード払いは、ユーザーにとっては便利ですが、店舗側にとってはデメリットの大きい支払い方法です。クレジットカード会社から決済金額が入金されるまで店が車検費用を立て替えないといけない上に、手数料もかかります。そこで、デメリットをカバーするために、車検基本料を上乗せしているケースがあるのです。
分割払いやリボ払いを安易に利用しない
たとえクレジットカード決済をしたとしても、分割払いやリボ払いは安易に利用しないようにしましょう。せっかくポイント還元が受けられても、3回以上の分割払いやリボ払いを使ってクレジットカード会社に手数料を支払うと、ポイント還元分以上の利息がかかってしまいます。
できるだけお得に車検を受けるには?
できるだけ安く、お得に車検を受けるためには、車検費用をさまざまな面から比較・検討することが大切です。
ここでは、負担を抑えてお得に車検を受けるコツについて解説します。
複数の見積もりを取る
車検基本料はそれぞれの業者によって異なり、場合によっては値引き交渉ができることもあります。そのため、複数の業者から見積もりを取って一番安い業者を選んだり、「○○ではこの金額だったのですが」と交渉をしたりすることも可能です。
とはいえ、車検基本料の安い車検専門店の見積もりをディーラーに持ち込んでも、サービス内容が異なることから、同じ金額まで下げてもらうことは難しいでしょう。価格交渉は、ディーラー同士や、車検専門店同士で行うのがおすすめです。
ポイント還元率と見積額を比較する
車検の見積額を比較する際は、ポイント還元の有無だけでなく、実際にいくら分のポイントが還元されるのかも確認しておきましょう。
例)
車検業者A……ポイント還元あり、見積額95,000円
車検業者B……ポイント還元なし、見積額90,000円
上記の場合、5,000円以上ポイント還元を受けられるのかどうかが、どちらがよりお得かの分かれ目になります。実際に得られるポイント還元額を調べて判断しましょう。
支払い方法別の還元率を比較する
同じディーラーでも、複数のクレジットカードや電子マネーを取り扱っていることがあります。自分が保有しているクレジットカードや電子マネーの中から、最も還元率が高い決済方法を選びましょう。
なお、利用額に応じたキャンペーンを行っているかどうかもチェックのポイントとなります。「○万円以上ご利用の方に○ポイントプラスで進呈」といったキャンペーンを行っているカードや、「○万円以上ご利用でポイントアップ」といったカードがあれば、利用を検討してみるといいでしょう。
ポイントサイト経由で予約できないか調べる
ポイントサイト経由で車検を予約することで、ポイントを貯められる業者もあります。利用しているポイントサイトがある方は「車検」で検索して、ポイント還元が受けられないかどうかチェックしてみましょう。
ただし、利用できる業者は限定的です。場所や信頼性、見積額などを確認した上で、総合的にメリットがあるかどうかを判断しましょう。
ユーザー車検する
ユーザー車検とは、車に乗っている人が自分で運輸支局に車を持って行って検査を受ける方法です。検査前の整備などは自分で行うことになります。
ユーザー車検なら、車検業者に支払う手数料がかからない分、車検費用を節約できます。とはいえ手間がかかる上、プロの手で整備を受けるわけではないため、不具合が起きやすい、車検に通らない可能性がある、といった難点が多く、あまりおすすめできません。
車検費用やポイント還元率を気にしないで車に乗る方法
車検を受けるためには、まとまった費用が必要です。しかし、車検の度にお金の工面をしたり、ポイント還元について調べたりするのは大変です。
このような車検のストレスを解消したい方は、カーリースの利用も検討してみてください。カーリースとは、リース会社から車を借りて乗る方法です。車にかかるほとんどの費用を月額料金にまとめられるので、お得に手間なく車に乗れます。
車検費用までコミにすることが可能
多くのリース会社では、車検費用も月額料金に含められるプランが用意されています。このようなプランを利用すれば、車検費用を別途用意する必要がありません。車検月も、車検月以外も、同じ金額を支払うだけで車に乗れるため、車検時の費用負担をなくすことができます。
ただし、どこまで月額料金に含められるかは、それぞれのリース会社の契約内容によって異なります。部品の交換などが必要になった場合は追加料金が発生することもあるので、事前に確認しておきましょう。
税金や自賠責費用も月額料金に含まれる
カーリースでは、自動車重量税や自賠責保険料も月々のリース料金に含まれているのが一般的です。仮に車検費用が月額料金に含まれないカーリースであっても、車検時に支払う法定費用は月額料金に含まれているため、車検時に支払う金額を大幅に減額できるでしょう。
ポイント還元が受けられるカーリースもある
カーリースによっては、月額料金をクレジットカード払いできるところもあります。このようなカーリースを選べば、カーリースの支払いでもポイント還元を受けることができます。
ただし、車検の場合と同様、ポイント還元の有無だけでカーリース会社を選ぶのはおすすめできません。実際の月額料金と、月額料金に含まれるサービス内容、ポイント還元によるメリットを具体的に比較しましょう。最終的に一番メリットが大きい業者を選ぶことが大切です。
業界最安水準*だからポイント還元以上のメリットを得られる!
カーリースの中には、クレジットカード払いでポイント還元を受けられるものもあります。ただし、ポイント還元は、付与されたポイントを使って初めて割引効果が得られます。そもそも、最初から安いカーリースを選ぶことができれば、ポイント還元以上のメリットを得られるでしょう。
できるだけ少ない負担で車に乗るなら、業界最安水準*のカーリース定額カルモくんがおすすめです。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
月々10,000円台から新車に乗れる、業界最安水準*のカーリース!
定額カルモくんは、業界最安水準*のカーリースです。月々10,000円台から乗れる車がたくさんあるので、少ない負担でお得にカーライフを送ることができます。もちろん、月額料金が10,000円台の車でも、各種税金や自賠責保険料コミで、初期費用やボーナス払いも必要ありません。
【月々10,000円台から乗れる車の例】
- ホンダ「N BOX」
- トヨタ「ピクシスメガ」
- スズキ「ジムニー」
- ダイハツ「ムーヴキャンバス」 など
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
車検費用もコミコミのメンテナンスプラン
定額カルモくんには、車検費用やメンテナンス料金を月額料金に含められる「メンテナンスプラン」があります。どこまでを月額料金に含めるかの範囲が異なる複数のプランがあるので、希望に合ったプランを選択しましょう。なお、車検費用は、どのプランを選んでも月額料金に含まれます。
さらに、メンテナンスプランに加入すると、リース車を返却するときの原状回復費用の補償や、メーカー保証の延長も受けられるため安心です。
「もらえるオプション」でそのままマイカーにすることもできる!
定額カルモくんには月々500円プラスするだけで、契約期間満了時に車がもらえる「もらえるオプション」があります。月々500円以外の追加料金は一切不要なので、初期費用なし・ローンなしでマイカーを手に入れることが可能です(7年以上契約の場合)。負担を抑えてお得に車に乗りながら、最後にはマイカーを手に入れられるのも定額カルモくんならではのメリットです。
お得に車検を受けるためには視野を広げることが大切
ポイント還元について調べていると、ついつい「還元があるか、ないか」「還元率が何%か」というところに目がいきがちです。しかし、本当にお得に車検を受けるためには、「車検費用自体がいくらか」「後のトラブルが起こらないように、しっかり点検や整備をしてもらえるか」といった幅広い観点から検討することが大切です。
そもそも車検費用を用意する必要がないカーリースなども選択肢に入れた上で、一番お得な方法を選びましょう。定額カルモくんなら、初期費用もボーナス払いも不要で、新車に乗り換えることが可能です。
事前に審査結果を確認できる「お試し審査」を受けることも可能なので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。本契約前であればキャンセル可能なので、カーリースを利用できるかどうかだけ知りたいという方でも安心です。
よくある質問
Q1:車検でポイント還元を受けることはできる?
A:ポイントサイトで車検の予約をしたり、車検費用をクレジットカード決済や電子マネー決済で支払ったりすれば、ポイント還元を受けることができます。車検は費用が高額なので、クレジットカードや電子マネーで支払いをすれば、効率よくポイントを貯められるでしょう。
Q2:車検のポイント還元に注意点はある?
A:車検業者の中には、クレジットカードや電子マネーが使えないところや、限られた種類のカードしか使えないところがあります。特に、法定費用は現金払いのみという業者も多いので注意しましょう。また、支払いにクレジットカードや電子マネーが使える車検は、車検費用が高額に設定されていることがあります。ポイント還元分と車検費用を比較して、本当にお得かどうか確かめてから利用しましょう。
Q3:なるべく車検の負担を減らして車に乗るには?
A:カーリースなら、車検費用やメンテナンスにかかる費用まですべて月額料金に含められます。車検の年だからといって、特別な支出が発生することはありません。税金や自賠責保険料などもすべて月額料金に含まれているので、家計管理もしやすくなるでしょう。
※この記事の情報は2021年11月時点の情報で制作しています