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シビックタイプRの安全性能は?先進安全技術はあるの?

シビックタイプRの安全性能は?先進安全技術はあるの?
シビックタイプRの安全性能は?先進安全技術はあるの?

出典:ホンダ「シビックタイプR」走行性能

衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術は今時の車には欠かせないものといえますが、車種によってその充実度は大きく異なります。そのため、車選びの際にはその車の安全性能を確認することが大切です。

ここでは、ホンダ「シビックタイプR」の安全性能について、わかりやすく紹介します。

この記事のPOINT

  • シビックタイプRには安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されている
  • シビックタイプRの「Honda SENSING」には8種類の先進安全技術が含まれる
  • シビックタイプRは「サポカーSワイド」に該当

シビックタイプRの安全性能の特徴

近年の車には、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置など、何らかの先進安全技術が採用されているのが一般的です。その一方でサーキットでのタイムアタックなどを視野に入れ、走行性能に特化したスポーツカーに関しては先進安全技術が搭載されないケースも多く見られます。

シビックタイプRも、2015年10月に発表された先代モデルはもちろん、2017年9月に販売が開始された現行モデルにおいてもデビュー当初は先進安全技術が採用されていませんでした。

しかし、2020年10月に実施されたマイナーチェンジのタイミングで、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」が全車に標準装備され、時代に合った安全性能を有したモデルへと進化しています。

シビックタイプRに搭載される「Honda SENSING」の内容

安全運転支援システム「Honda SENSING」は、搭載されるモデルすべてに同じ内容の先進安全技術が含まれるわけではなく、車種やグレードによってその内容は異なります。

ここでは、シビックタイプRに搭載される「Honda SENSING」にはどのような先進安全技術が含まれているのかを見ていきましょう。

衝突軽減ブレーキ

衝突軽減ブレーキ出典:ホンダ「シビックタイプR」予防安全性能

システムが先行車や対向車、歩行者を検知して危険があればブレーキ制御を行い、衝突回避や衝突被害軽減をサポートする機能です。

車速約5km/h以上でシステムが車両や歩行者の検知を開始します。先行車や歩行者と自車との速度差が約5km/h以上あり、衝突のおそれがあると判断した場合、または検知対象が対向車や停止車両、歩行者で、自車の速度が約100km/h以下で走行中に衝突の危険があるとシステムが判断した場合に作動します。

検知対象は先行車、対向車、前方の歩行者で、自転車などの二輪車の検知機能はありません。

路外逸脱抑制機能

路外逸脱抑制機能出典:ホンダ「シビックタイプR」予防安全性能

約60km/h以上で走行中にシステムが左右の車線を検知し、ウィンカー操作なしに車両が車線からはみ出す危険があると判断するとディスプレイの表示と警告音に加え、ステアリングホイールを振動させてドライバーに警告します。

さらに車線逸脱を防ぐ方向にステアリング操作を支援し、車線逸脱回避をサポートする機能です。

歩行者事故低減ステアリング

歩行者事故低減ステアリング出典:ホンダ「シビックタイプR」予防安全性能

路側帯の歩行者を検知している状態で、システムが歩行者と衝突の危険があると判断した場合に、警告を発するとともに歩行者を避ける方向へステアリング操作をアシストすることで歩行者との接触事故の回避や被害の軽減を図る機能です。

車速約10~40km/hで作動します。

アダプティブクルーズコントロール

アダプティブクルーズコントロール出典:ホンダ「シビックタイプR」予防安全性能

高速道路においてシステムが加減速をアシストし、先行車との適切な車間距離を維持しながら追従走行したり、設定された車速内で定速走行を行ったりすることでドライバーの運転負荷を減らし、安全運転に貢献する機能です。

シビックタイプRはマニュアル車のため全車速追従機能はなく、自車の速度が約30km/h未満になるとアダプティブクルーズコントロールは解除されます。

車線維持支援システム

車線維持支援システム出典:ホンダ「シビックタイプR」予防安全性能

約60km/h以上で走行中に、システムが車線を検知して車線中央付近の走行を維持するようにステアリング操作を支援する機能です。

車線からはみ出す危険が発生した場合には、ステアリングホイールの振動でドライバーに注意喚起するとともに車線内へ車両を戻す方向にステアリング操作のアシストを行います。

オートハイビーム

オートハイビーム出典:ホンダ「シビックタイプR」予防安全性能

先行車や対向車のライトや周囲の明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替える機能です。
手動切替えの手間をなくして安全運転に貢献することに加え、切替え忘れも防止します。

標識認識機能

標識認識機能出典:ホンダ「シビックタイプR」予防安全性能

走行中に道路標識をシステムが認識し、ディスプレイに表示することでドライバーの標識見落としを防止し、標識に従った安全運転ができるようにサポートする機能です。

シビックタイプRでは、最高速度、はみ出し通行禁止、一時停止、車両進入禁止の4種類の標識の認識が可能です。

先行車発進お知らせ機能

先行車発進お知らせ機能出典:ホンダ「シビックタイプR」予防安全性能

信号などでブレーキペダルを踏んで停止している際、先行車が発進しても自車が停止を続けた場合、ディスプレイ表示と警告音によってドライバーに先行車の発進を知らせ、出遅れ防止をサポートする機能です。

以上の機能がシビックタイプRに搭載される「Honda SENSING」に含まれています。なお、シビックタイプRではこのほかにオプションで追加できる先進安全技術の設定はありません。

シビックタイプRの衝突安全性

シビックタイプRの衝突安全性

*画像はシビック ハッチバック

出典:ホンダ「シビックタイプR」衝突安全性能

シビックタイプR は、衝突安全性にも高い配慮が見られます。万が一歩行者と接触した場合にはボンネットフードの後部を持ち上げることで歩行者の頭部への衝撃の低減が期待できる「ポップアップフードシステム」を採用。

また、運転席・助手席のエアバッグに加え、前席用サイドエアバッグシステムとサイドカーテンエアバッグシステムを標準装備しています。

 

シビックタイプR は「サポカーSワイド」に適合

政府が普及を推進する「サポカー」には4つの区分があり、その中で最も上位の区分である「サポカーSワイド」の認定には車両と歩行者を認識する衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトの搭載が必要です。このうちペダル踏み間違い急発進抑制装置はマニュアル車では免除されます。

シビックタイプRは「サポカーSワイド」の認定を受けたモデルのため、街なかでの走行や高速道路を利用してのドライブも安心・快適に楽しめる安全性を備えた1台といえるでしょう。

 

よくある質問

Q1:シビックタイプRには先進安全技術が搭載されているの?

A:はい、現行型のシビックタイプRは2017年9月のデビュー当初は先進安全技術が搭載されていませんでしたが、2020年10月のマイナーチェンジのタイミングでホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されました。

Q2:シビックタイプRに搭載される「Honda SENSING」にはどんな機能が含まれるの?

A:車両と歩行者を検知して危険があればブレーキ制御を行う「衝突軽減ブレーキ」や車線からはみ出さないようにステアリング操作を支援する「路外逸脱抑制機能」、自動でヘッドライトの切替えを行う「オートハイビーム」、高速道路でシステムが加減速を支援してドライバーの運転負荷を軽減する「アダプティブクルーズコントロール」などの機能が含まれています。

Q3:シビックタイプRにはオプションで追加できる先進安全技術はある?

A:いいえ、シビックタイプRでは先進安全技術のオプション設定はありません。

Q4:シビックタイプRはどの「サポカー」に該当するの?

A:シビックタイプRは、「サポカー」の中でも最上位の区分である「サポカーSワイド」の認定を受けています。

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※記事の内容は2021年9月時点の情報で執筆しています。

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