20年ぶりにフルモデルチェンジを行ったスズキジムニー。これまでは貴重な軽自動車のクロカン四駆としてプロやマニア中心のクルマでしたが、新型は幅広い層から支持されています。そんなジムニーの全てのカラーバリエーションと、メーカー広報部に取材した最新人気カラーランキング、イメージ別のカルモマガジン編集部おすすめカラーもご紹介します。
自分の好きな色を選んでいいの?ボディカラー選びは重要!
せっかく気に入って購入するのですから、誰だって自分の好きな色のクルマに乗りたいはずです。しかし、そのボディカラーによって手放す時に損をしたくないというのも正直な気持ちです。それでは、売却するときに損をしないボディカラーというのはあるのでしょうか。今回は20年振りにフルモデルチェンジを行った軽オフローダー、スズキジムニーの全ボディカラーと人気のボディカラー、そしてカルモマガジン編集部がオススメするカラーなどを紹介します。
スズキジムニーの人気カラーランキング発表!
まずはカルモマガジン編集部がスズキ広報部に独自取材を行い、判明したジムニーの最新人気ボディカラーベスト3を発表しましょう。このランキングはジムニーのカタログモデルの中で販売台数の多い順となっています。ジムニーに設定されているボディカラーはモノトーンが9色。上級グレードのXCのみに設定されている2トーンルーフ4パターンの全13色となっています。モノトーンの中には全モデル展開の色と一部グレードのみに設定されている色に分かれます。また2トーンルーフの中には、ボンネットとAピラー、ルーフブラックに塗装した受注生産の2トーンも含まれています。
人気第1位となったのはジャングルグリーンです。
濃い緑色で、大自然の中を走ることの多いジムニーにピッタリのボディカラーです。
続く第2位はブルーイッシュブラックパール3です。
人気カラーの定番である白(パール)、黒、シルバー。ジムニーでもやはり黒のブルーイッシュブラックパール3がランクイン。全モデルに展開されていることも有利に働いているのでしょうか。
第3位はシフォンアイボリーメタリックでした。
これまでのプロのツールにこだわったジムニーとは異なり、最新のトレンドをボディカラーに採用。それがこのベージュのシフォンアイボリーメタリックです。従来のジムニーのイメージを覆すこのボディカラーの効果もあって、新型は従来のジムニーファン以外の獲得に成功、納車が1年待ちという人気になっているのかもしれません。
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1位はプロ仕様、2位は定番、3位はトレンディ
新型ジムニーの人気カラーランキングは実に興味深い結果となりました。1位のジャングルグリーンは森林作業などの現場に溶け込むことを意識したプロ向けのカラー、2位は人気カラーの定番色であるブラック、そして3位は最近流行っているアイボリー系のカラー。従来のマニア中心だったジムニーに対して、幅広いユーザー層が新型を買っていることがわかります。さすが納車1年待ち!
ジムニーのカラーバリエーションを全紹介!
ジャングルグリーン
ジムニーで人気ボディカラー第1位に輝いたのはジャングルグリーン。「目立たない」ことを追求したロービジビリティーカラーです。深い緑に覆われた森で行動するハンターや森林警備隊は、その存在が目立ちにくい色を服や道具に使っています。そんなはプロならではの発想から生まれたのがこのジャングルグリーンです。全グレードで設定されています。
ブルーイッシュブラックパール3
人気ボディカラー第2位となったのがブルーイッシュブラックパール3。ブラックのボディカラーが直線基調のデザインを採用したジムニーを一層シャープに引き立てます。このブルーイッシュブラックパール3も全グレードで設定されています。
シフォンアイボリーメタリック
ジムニーの人気ボディカラーで第3位が、シフォンアイボリーメタリックです。最近人気のベージュを採用し、ジムニーをオシャレにコーディネイトしています。この優しい色使いにより、ジムニーのファン層拡大に成功しました。このシフォンアイボリーメタリックはXCとXLグレードにのみ設定されています。
シフォンアイボリーメタリック・ブラック2トーンルーフ
人気のベージュのボディカラーとブラックルーフを組み合わせたのが、このシフォンアイボリーメタリック・ブラック2トーンルーフです。最上級グレードのXCのみに用意されています。+4万3200円の有償色となっています。
ピュアホワイトパール
上級グレードのXCのみに設定されている人気色のホワイトパールです。+2万1600円の有償色となっています。
スペリアホワイト
写真はないですが、XLとXGに設定されている白のボディカラーです。こちらはソリッドの白となっています。
シルキーシルバーメタリック
全グレードで展開されている明るいシルバーです。ジムニーの直線的なデザインとこのシルキーシルバーメタリックの相乗効果で金属感や機械感を強調しています。
ミディアムグレー
XCとXLに設定されている濃いグレーです。シルキーシルバーメタリックと比べると光沢が少なく、マットな塗装となりツール感が強まっています。
ブリスクブルーメタリック
鮮やかなブルーのボディカラーはマリンスポーツにピッタリはまりそうです。このブリスクブルーメタリックはXCとXLの上位グレードにのみ用意されています。
ブリスクブルーメタリック・ブラック2トーンルーフ
最上級モデルのXCに設定されている2トーンルーフ仕様です。+4万3200円の有償色です。
キネティックイエロー
こちらは目立つ性能を追求したハイビジビリティカラーのキネティックイエロー。大自然で行動するプロは悪天候を想定して、蛍光色などを採り入れた服や道具を使用しています。そんな発想から生まれたのがこのボディカラーです。上位グレードのXCとXLに設定されています。
キネティックイエロー・ブラック2トーンルーフ
最上級グレードのXCのみに設定されている蛍光イエローのボディにブラックルーフの個性的なボディカラーです。+4万3200円の有償色です。
キネティックイエロー・ブラックトップ2トーン
最上級グレードのXCのみに設定されている+6万4800円の有償色です。ルーフに加えて、エンジンフードまでブラックに塗装されています。受注生産のため納車まで時間が掛かります。
カルモマガジン編集部おすすめのカラーは?
全13色用意されているジムニーのボディカラーの中から、編集部が「売るときに有利なカラー」、「気取らないカラー」、「クールなカラー」、「個性的なカラー」という4つの視点でオススメのボディカラーを選んでみました。
「売るときに有利なカラー」
高い悪路走破性が魅力のジムニー。一般的な人気色である白(パール)、黒、シルバーとのリンクは薄めのようです。現在1番人気となっているジャングルグリーンやシフォンアイボリーメタリックは売却時も高い査定が期待できるはず。シフォンアイボリーメタリックの2トーンボディ仕様ならば、さらなる上積みも期待できるのではないでしょうか。
「気取らないカラー」
人気第2位のブルーイッシュブラックパール3、シルキーシルバーメタリック、ミディアムグレーといったダーク系の色ならば、気取らずジムニーを楽しめるはずです。
「クールなカラー」
海に遊びに行きたくなるブリスクブルーメタリック。そして、あえて定番色の白系のスペリアホワイト、ピュアホワイトパールはジムニーだと逆にクールに感じます。
「個性的なカラー」
ジムニーらしいプロの意見を反映したキネティックイエローでしょう。目立って自分の存在をアピールする。そのような発想から生まれたボディカラーは少ないです。これもジムニーという個性的なモデルだからこそ成立するボディカラーと言えます。
ジムニーなら自分好みのカラーを選んで正解!
現在、納車が1年待ちといわれているジムニー。2トーンボディ仕様を頼むといつ自分の手元に来るのかまったく解らない状況です。ジムニーは中古車となっても値落ちしない数少ないクルマの一台。思い切ったボディカラーを選んでも安心です。しかし、キネティックイエローなどは普通の購入では売却時の査定額を気にして手を出しづらいかもしれません。しかし、定額カルモくんのようなリースならば、ボディカラーによる売却額の差は関係ないので、自分の好きなボディカラーを選べるというメリットがあるのです。
※記事の内容は2018年12月時点の情報で執筆しています。