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中古車のホンダ「シャトル」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のホンダ「シャトル」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のホンダ「シャトル」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

ホンダ「シャトル」には、クラス唯一のハイブリッド+4WDもラインナップするコンパクト・ステーションワゴン。今や国産車ではマイノリティになってしまったステーションワゴンですが、中古車市場ではいい車が見つかりそうです。そんなシャトルの中古車の選び方の注意点、おすすめグレードなどをまとめてお伝えします。

この記事のPOINT

  •  一番推したい中古車のホンダ「シャトル」は2017年9月一部改良改良モデル以降の前期型(2017〜2019年式)ハイブリッドZ ホンダセンシング
  •  コンパクトステーションワゴン唯一のハイブリッド+4WDもおすすめ

中古車シャトル、おすすめモデルはズバリこれ。2017年9月一部改良改良モデル以降の前期型(2017〜2019年式)ハイブリッドZ ホンダセンシング

中古車シャトル、おすすめモデルはズバリこれ。2017年9月一部改良改良モデル以降の前期型(2017〜2019年式)ハイブリッドZ ホンダセンシング

ハイブリッドZ 前期型

ホンダのコンパクト・ステーションワゴン「シャトル」は、2015年4月にデビュー、その後2019年5月にマイナーチェンジが実施されましたが、特段大きな変更はありません。このため、現時点(2021年6月)では、1世代のみとなります。なお、シャトル「フィット シャトル」の後継車となっています。

シャトルのグレード構成は、ガソリンエンジンモデルが1グレード、ハイブリッドモデルが3グレードのバリエーション。選択肢の幅が狭いので、中古車で買うならハイブリッドの最上級グレード「Z」をおすすめします。

中古車市場では、グレードの違いと中古車価格の違いに明確な連動性がありません。同じグレード、同じ年式、同じ走行距離でも、ほかの要因で価格は変わってきます。グレード間の装備差をいちいちチェックしても、オプションの有無など選ぶ要素が複雑に絡み合ってきますので、簡単明瞭に最上級グレードで探すほうが楽になり、購入後の満足感も高いでしょう。

シャトルの中古車選びで、注意したいターニングポイントとなる年式があります。それは「2017年式」です。2017年9月に一部改良が実施され、先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が全車に装備されました。せっかく乗るなら安全装備が充実した車に乗りたいものです。ただ、2017年式は一部改良モデルと、そうではないモデルが混在しますので、注意してください。

また、2019年5月にマイナーチェンジされていますので、前期型(マイナーチェンジ前)のほうが中古車価格も大きな差はありませんが、安くなる傾向があります。

ということで、「2017年9月一部改良モデル以降の前期型、最上級グレードの『ハイブリッドZ ホンダセンシング』」を筆者イチオシモデルとさせていただきます。

★ほかにも!魅力的な中古車シャトル

シャトルにしかない、ハイブリッド+4WDモデルと、ガソリンエンジンモデルについての紹介とシャトルの歴史のまとめをご覧ください。

シャトルの歴史

シャトルのデビューから現在の歴史は、以下のとおりです。

2015年4月17日 新型コンパクトステーションワゴン「SHUTTLE(シャトル)」が公式ホームページで先行公開される。「フィット シャトル」のフルモデルチェンジ版ではあるが、フィットとは異なる価値観を提供する主旨があったため、車名は単に「シャトル」に改められた。このため「シャトル」は「フィット シャトル」の後継車となり、別の車種となった。車名の由来は、スペースシャトルから。ホンダの「安全に、そして先進の技術で運ぶ」という願いが込められている。

2015年5月15日 「シャトル」発売。『では、美しい人生を。』がキャッチコピー。ホンダのコンパクトカー「フィット」をベースに全長とホイールベースを延長、パワートレイン(エンジンやトランスミッションなどの)はフィットと共通となる、1.5L直噴ガソリンエンジン+CVT(無段変速機/AT)と「スポーツ ハイブリッドi-DCD」に7速DCT(デュアルクラッチトランスミッションのAT)がラインナップされた。車両価格は170万〜254万円。

2016年8月4日 一部改良。「X」グレードにフォグライトが標準装備されるほかのエクスリア上の変更点はなし。ボディカラーは3色を追加。インテリアライトをLED化(全車)と内装装備の数点の追加という小さな改良。

2017年9月14日 一部改良。先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を全車に標準装備された。車両価格は177万〜263万円に引き上げられた。

2019年5月10日 マイナーチェンジ。エクスリアでは、前後バンパーとテールゲート、リアコンビネーションランプのデザインを変更、アウタードアハンドル前後バンパーまわりなどにクロームメッキパーツを配した。インテリアでは、ピアノブラック加飾を追加、シートのデザイン変更などが行われた。安全装備では「ホンダセンシング」にオートハイビームなどを追加、グレード名称に「Honda SENSING」が追加された。車両価格は197万〜257万円に引き上げられた。

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●クラス唯一のハイブリッド+4WD 中古市場の相場52万〜272万円

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シャトルは2WDと4WDに外観上の違いはありません。

ナンバーサイズのコンパクト・ステーションワゴンで、ハイブリッドエンジンを搭載した4WD車は、シャトルしかありません。国産車ではステーションワゴンそのものがニッチな存在ですが、その中でもハイブリッド+4WDの組み合わせは稀少です。雪国にお住まいの方、ウィンタースポーツを趣味とされている方におすすめです。

●購入コスト重視なら「1.5Lガソリンモデル」 中古市場の相場53万〜204万円

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ガソリンモデル「G」2015年型

中古車選びは「燃費より車両価格」という購入コスト重視の方には、車両価格が安いガソリンエンジンモデルをおすすめします。ハイブリッドモデルに人気が集中しているシャトルですが、ガソリンエンジンも実力十分です。掘り出しモノが見つかる確率が高そうです。

シャトルならではのチェックポイント

結論から先に申し上げれば「シャトルならではのチェックポイントは、特にありません」となります。なぜなら、シャトルは2015年にデビューした現行モデルしか中古車市場に流通していない(フルモデルチェンジが一度も実施されていない)ことと、今まで生産されてきたシャトルの中で、故障しやすい箇所や問題点が特に見当たらないからです。

シャトルの中古車を買うときには、どの車種にも共通する注意点にご留意ください。その主な注意点は以下の2つです。

1)走行距離と年式の関係に注意

中古車は、走行距離と年式から、平均年間走行距離を推定することができます。走行距離から現在の年から年式を引いた経過年数を割れば、推定平均年間走行距離を求めることができます(中古車が下取りに出されてから市場に流通するまでの期間や、中古車販売店で長期間在庫となってしまうなどの要因がありますので、あくまで推定です)。

中古車を買うときにおすすめする推定平均年間走行距離は、4,000〜8,000kmを目安にするとよいでしょう。

現在の自家用乗用車の統計上の平均年間走行距離は、約8,000kmとされています。また、日本自動車査定協会が設けた基準では、平均年間走行距離が10,000kmを超えると「過走行車」となります。

走行距離が多すぎる中古車の購入後のリスクが高いことは、容易に想像できますが、逆に走行距離が少なすぎる車もリスクが高くなりますので、注意してください。

平均年間走行距離が3,000km未満では、あまり運転されていない車となります。ほとんど駐車場で眠っていた車や、ごく短い距離しか走行しない車は、部品が劣化している可能性があります。

車は機械ものですので、走ってナンボ。エンジン、トランスミッション、サスペンションなどの可動部分が長時間、動かさないままでいると、その部分が固まったり、潤滑油が切れてしまうなど、故障の原因となります。車も人間と同じく、適度に動かすことは必要です。

2)整備記録簿がきちんと記載されているかチェック

どの車にも、新車に「整備記録簿」が備え付けられ、車検をはじめとした所定の点検の記録が記されています。しかし、オーナーによっては、点検をさぼってしまうことがあります。点検記録がきちんと残っていない車は、雑に扱われた可能性が高くなります。

また、走行距離や年式によっては、メーカー保証の対象となる場合があります。このとき、整備記録簿がきちんと記載された状態で備え付けられていないと、メーカー保証が受けられなくなります。

なお、正しく記載された整備記録簿がない中古車でも、中古車販売店などが保証をつけてくれるケースがあります。

いずれにせよ、きちんとした整備記録簿があるかどうかは、中古車を購入後の保証と関係してくる部分です。保証と整備記録簿をセットでチェックするようにしてください。

比べて検討!シャトルのライバル車種

トヨタ「カローラ フィールダー」

トヨタ「カローラ フィールダー」

シャトルと同じ、5ナンバー・ステーションワゴンの「カローラ フィールダー」。ハイブリッドモデルも設定されています。シャトルと真っ向勝負のライバル車。しかし、国産車ではステーションワゴンがマイノリティになってしまいましたので、比較検討するとしたら、カローラフィールダーぐらいしかありません。

2021年6月20日021年6月20日時点の中古車価格帯は30万〜250万円、平均価格は約108万円、流通台数は1,700台ほどとなっています。

スバル「レヴォーグ」

スバル「レヴォーグ」

先代レヴォーグ

スバルのステーションワゴン「レヴォーグ」は、3ナンバーサイズで車格も1クラス上となってしまいますが、2020年にフルモデルチェンジをしたため先代の中古車相場価格が下がっていく傾向です。条件があえば、レヴォーグも比較検討の狙い目モデルとなるでしょう。

2021年6月20日時点の中古車価格帯は69万〜469万円、平均価格は約195万円、流通台数は2,200台ほどとなっています。

中古車シャトルはここで探せ!

では、中古車シャトルをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても

2021年6月20日時点、グーネットでは、シャトルの掲載件数785件、価格帯は52万~272万円、平均価格は約148万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情2021年6月20日を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年6月20日時点、カーセンサーでは、シャトルの掲載件数は856件、価格帯は52万~272万円、平均価格は約142万円となっています。

現行モデルしか中古車市場に流通していないシャトルは、とても選びやすい

2015年にデビューしてから、まだ一度もフルモデルチェンジがされていないシャトル。比較的新しいモデルですので、程度のいいタマが見つけやすい中古車市場となっています。また、グレード構成もシンプルですので、5ナンバーサイズのコンパクトなステーションワゴンが欲しい方には、選びやすいモデルとなっています。

よくある質問

Q1:中古車のシャトル、どれを買うべき?

A:「どれを買うべきか?」という質問に対して『これです!』とお伝えできるモデルやグレードがないのがシャトル。その理由は、シャトルは2015年にデビューして以来、一度もフルモデルチェンジをしていない現行モデルであることと、グレード構成がシンプルだからです。グレードは、ハイブリッドモデルに3タイプ、ガソリンモデルに1タイプの計4タイプとなっています。このような中古車選びでは選択肢が少ないシャトルですが、筆者がおすすめするとすれば、2017年に実施された一部改良で、先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準装備となったモデル。なお、この2年後の2019年にマイナーチェンジが実施されます。また、このマイナーチェンジでは、内外装のデザイン変更が行われましたが、大きな変更でないことと、主要な機能、装備に変更がないことから、特に後期型(マイナーチェンジ後のモデル)にこだわる必要はないでしょう。加えて、マイナーチェンジ前のモデルは比較的中古車価格が安くなる傾向です。このことから、2017年に一部改良された前期型、年式では2017〜2019年式が狙い目となります(この年式では、一部改良前の前期型と後期型が一部含まれますので注意してください)。

Q2:中古車シャトルを買うときに気を付けたいポイントは?

A:シャトルは、2015年にデビューした現行モデルしか中古車市場に出回っていない比較的新しい車種となります。また、これまで生産されたモデルで、特に目立った故障や不具合はないようです。このことから、シャトル固有の中古車選びの注意点は特にありません。したがって、シャトルに限らず中古車を買う上での基本的な注意点にご留意ください。この点は「シャトルならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

Q3:中古車シャトルはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用2021年6月20日金だけなので、すぐにお好みの中古車シャトルに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年6月20日時点のものです。

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