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中古車のマツダ「マツダ2」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のマツダ「マツダ2」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のマツダ「マツダ2」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

マツダのコンパクトカー「マツダ2」はベーシックなモデルから、本革のインテリアのプレミアムなモデルまで多彩なラインナップを展開しています。そんなマツダ2の中古車をお探しの方へ、おすすめモデルと用途別の選び方のポイントをお伝えします。

この記事のPOINT

  •  一番推したい中古車のマツダ「マツダ2」は「ブラック トーン エディション」
  •  実はすごい電子制御4WDもラインナップ。走り好きならMT車を。

中古車マツダ2、おすすめモデルはズバリこれ。「ブラック トーン エディション」

マツダ2_ブラック トーン エディション

マツダ「デミオ」が2019年7月にマイナーチェンジしたときに「マツダ2」に車名変更されたコンパクトカー。ベーシックなグレードから、本皮内装のプレミアムな特別仕様車まで多彩なラインナップを展開しています。エンジンは、1.5Lガソリンと1.5L直噴ディーゼルターボの2タイプ、トランスミッションは6速MTと6速AT、駆動方式は2WD(前輪駆動)と4WDと、これも多彩なラインナップで、乗る人のカーライフスタイルに柔軟に対応できるようになっています。

そんな、マツダ2で1つ、おすすめモデルを挙げよ、と言われたらかなり悩みますが、デザイン性をさらに高めて装備を充実化した特別仕様車「ブラック トーン エディション」を選びました。マツダ2には、このほかにも魅力的な特別仕様車がラインナップされていますが(本記事中盤の「マツダ2の歴史」の項で各特別仕様車についての概要をご覧いただけます)、専門家のあいだでも評価の高かった特別仕様車を選定しました。

ブラック トーン エディションは、ガソリンとディーゼルの両方、トランスミッションは2WD車に6速ATと6速MTの両方、4WDはATのみという組み合わせになっています。中古車価格帯は、157万〜208万円(2021年6月25日時点)となっています。なお、マツダ2はデビューしたばかりですので、中古車流通台数が少ない状況です。

 

★ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車マツダ2

多彩なラインナップをもつマツダ2。用途別おすすめモデルをご提案します。

その前に、マツダ2の歴史をご覧ください。短い歴史ですが、コンパクトカーにしては内容の濃い特別仕様車を多く出しています。この点にも着目してまとめています。

マツダ2の歴史

2019年7月18日 デミオから「MAZDA2(マツダ・ツー)」に車名変更(正式な車名表記は「MAZDA2」。一般的には「マツダ2」の表記のほうが浸透しているため、本記事では基本的に「マツダ2」で表記)。また、エクステリアとインテリアのデザインを一部変更し、全体的に上質感をもたせた。マツダ2のコンセプトは「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」。

マイナーチェンジではあるものの、シートやサスペンションなどに、マツダの新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャ)」の考え方を取り入れるなど、モデルを熟成。安全装備では「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(アクセルやブレーキを自動制御し、前走車との車間距離を一定にした追従走行を可能とする装置)」を全車速追従機能付きにし、LEDヘッドライトの夜間視認性を高めた「アダプティブ・LED・ヘッドライト」を採用するなどの改良を行った。

パワートレイン(エンジンやトランスミッションなど)の構成には変更はなく、デミオから引き続き、1.5Lガソリン、1.5L直噴ディーゼルターボの2タイプのエンジン、トランスミッションは6速ATと6速MT、駆動方式は2WD(前輪駆動)と4WDが設定される。車両価格は、154万〜262万円。

なお、デミオに設定されていたモータースポーツ向けに装備を簡素化し、圧縮比を高めハイオク仕様にし、最高出力を6PS高めた1.5Lガソリンエンジンを搭載した「15MB」は、マツダ2にも引き継がれた。

車名変更の背景は、マツダが製造し国内販売されるモデルを、ロードスターを除いて、グローバルで販売するモデルとそろえることにしたこと。デミオのほかには、アテンザが「MAZDA6」に、アクセラが「MAZDA3」にそれぞれ変更された。なお、車名変更がマイナーチェンジで行われることはまれである。

2020年5月13日 特別仕様車「White Comfort(ホワイトコンフォート)」を発売開始。新しいボディカラー「ポリメタルグレーメタリック」を追加した。

「ホワイトコンフォート」は、「15S(ガソリン車)」と「XD(ディーゼルターボ車)」グレードをベースに設定され、国産コンパクトカーでは唯一となる、白色の本革基調の内装を採用した。シートは白色の本革とグランリュクス(スエード調の人工皮革)、クロス素材を組み合わせた。車両価格は218万〜270万円。

新色「ポリメタルグレーメタリック」は、「匠塗」と名付けられたマツダが開発した特別なボディカラー。ポリメタルグレーメタリックは、その文字どおり、ポリ(樹脂)とメタル(金属)の両方の質感を併せもつグレーメタリック。青みが強いくすんだグレーで、見る角度や光の加減で印象が変わるもの。なお、匠塗のポリメタルグレーメタリックは「ソウルレッドクリスタルメタリック」「マシーングレープレミアムメタリック」に続く第3弾で、最初に採用されたのはマツダ3であった。

2020年5月28日 特別仕様車「SMARTEDITION(スマートエディション)」を発売。「15S スマートエディション」には、ベースの「15S」の装備に、フルオートエアコン、360°ビューモニター(駐車時など、車両を真上から見下ろした合成映像をナビ画面に映し出す装置)、リアダークガラス、6:4分割リアシートなどを追加、「15S プロアクティブ スマートエディション」には、ベースの「15S プロアクティブ」の装備に加えて、スマート・ブレーキ・サポート(衝突回避支援)とマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールを、アダプティブ・LED・ヘッドライト、360°ビューモニターを追加した。車両価格は160万〜201万円。なお、この特別仕様車は、CX-5、CX-8にも設定された。

2020年12月3日 マツダ2を含むマツダの主要4モデルに特別仕様車「Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)」を設定し発売。マツダ2では「プロアクティブ」グレードをベースに、ドアミラー、フロントグリルをグロスブラックに、ブラックメタリック塗装の16インチアルミホイールなど、ブラック加飾を随所に施した。車両価格は180万〜227万円。

2021年6月24日 一部改良を実施し、特別仕様車「Sunlit Citrus(サンリット シトラス)」を追加、および新色「プラチナクォーツ」を追加設定した。一部のガソリンエンジンの圧縮比を高め、燃費と環境性能を向上し、2030年度燃費基準における減税対象車となった。また、アクセル操作に対してのレスポンスとコントロール性も向上させた。

サンリットシトラスでは、シートやダッシュボード、ドアトリムなどにグレージュ色のグランリュクスを使用し、シトラス色を差し色に加え、「燦々と輝く太陽の下での南方への旅をイメージした」とマツダが伝える仕上がりとなった。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車マツダ2

● 長距離走行が多い方、エンジンパワーが欲しい方なら「XD」中古車市場の相場129万〜232万円

マツダ2_XD

XD プロアクティブ

グレード名や特別仕様車名に「XD」が含まれるものは、1.5L直噴ディーゼルターボエンジンが搭載されたモデルとなります。ディーゼルは燃料単価が安い軽油で走り、ガソリンエンジンより低燃費でトルクが太く、排気ガスもきれいといった特徴があります。このため、長距離走行が多い方や、エンジンパワーを求める方には「XD」をおすすめします。なお、ディーゼルターボモデルはガソリンモデルより中古車価格が高くなる傾向です(新車価格もガソリンよりディーゼルのほうが高い)。また、その価格差を燃料代で埋めようとするのは、現実的な走行距離ではないので、注意してください。

● 冬場はスタッドレスタイヤに履き替える、という方なら各グレードの4WD車 中古車市場の相場120万〜242万円

マツダ2

デザイン性の高さが注目されるマツダ2ですが、実は4WD性能が高いモデルです。「i-ACTIV AWD(アイアクティブ)」の名をもつ電子制御四輪駆動システムで、ドライバーのハンドル操作に応じて後輪の駆動力を加減するなど、緻密で迅速なトルク配分制御を行っています。乾燥路でも高いコーナリング性能を誇り、滑りやすい路面でも安心して走行することができるため、冬場はスタッドレスタイヤに履き替えるという方にもおすすめです。

● 走り好きならMT車。ストイックな「15MB」もおすすめ 中古車市場の相場125〜155万円

マツダ2_15MB

15MB

「人馬一体」を提唱するマツダ。どのモデルにもMT車を設定しています(OEM除く)。マツダ2には、ガソリンエンジンの2WD車に6速MTを設定。「15MB」はエンジンがチューニングされ高圧縮比・ハイオク仕様になり、ストイックに装備が簡素化されたモータースポーツ向け仕様です。このモデルは評価が高く、モータースポーツをしない方でも走りにこだわるなら乗っていただきたい1台です。

マツダ2ならではのチェックポイント

マツダ2は最も古い年式でも、2019年と新しいモデルとなりますので、車の構造や機能、パーツの部分で特に気を付けたいポイントは今のところありません。どの車種にも共通する中古車選びの基礎に則って選べば問題ないでしょう。

 

比べて検討!マツダ2のライバル車種

日産「ノート」

日産「ノート」

ノート オーラ

2020年11月にフルモデルチェンジした日産のコンパクトカー「ノート」。2021年6月には、プレミアム・コンパクトカーの「ノート オーラ」が追加されました。ノートは全車シリーズハイブリッド「e-POWER」。エンジンは発電専用となり、モーターの力で走行する胸のすく走りが特徴です。フルモデルチェンジして質感が高まったのも良い点です。

2021年6月25日時点の中古車価格帯は1万〜278万円、平均価格は約97万円、流通台数は8,000台ほどとなっています。

ホンダ「フィット」

ホンダ「フィット」

現行モデル フィット e:HEV ホーム

フィットは2020年2月にフルモデルチェンジして発売開始。ハイブリッド「e:HEV」は高効率で走りがよく、室内も広いと高い評価を受けています。
2021年6月25日時点の中古車価格帯は0.1万〜269万円、平均価格は約88万円、流通台数は5600台ほどとなっています。

トヨタ「ヤリス」

トヨタ「ヤリス」

販売台数絶好調のトヨタのコンパクトカー「ヤリス」。こちらも2020年2月のフルモデルチェンジを受けて車名がフィットからヤリスに変わりました。
2021年6月25日時点の中古車価格帯は100万〜340万円、平均価格は約164万円、流通台数は350台ほどとなっています。

中古車マツダ2はここで探せ!

では、中古車マツダ2をどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年6月25日時点、グーネットでは、マツダ2の掲載件数は457件、価格帯は88万~240万円、平均価格は約169万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年6月25日時点、カーセンサーでは、マツダ2の掲載件数は389件、価格帯は88万~242万円、平均価格は約171万円となっています。

 

多彩なラインナップで乗る人のカーライフに合わせた選択ができるマツダ2

ベーシックグレードの「15S」から、白本革内装の「ホワイト コンフォート」まで幅広いグレード構成、ガソリンとディーゼルの2タイプのエンジン、ATとMT、2WDと4WDと多彩な組み合わせを展開しているのがマツダ2の強み。自分のカーライフスタイルや好みに合わせて選ぶのが吉です。

よくある質問

Q1:中古車のマツダ2、どれを買うべき?

A:2019年7月に登場したばかりのマツダ2。「どれを買うべきか?」の回答は「自分のカーライフスタイルに合ったグレード、モデルを選ぶべき」となります。なぜなら、マツダ2はそれに応えられる多彩なラインナップがあるからです。本記事中盤ではタイプ別のおすすめを提案していますので、ぜひご覧ください。

Q2:中古車マツダ2を買うときに気を付けたいポイントは?

A:マツダ2は2019年7月からの登場ですので、中古車として気を付けたいポイントは今のところありません。どの車種にも共通する中古車選びの基礎に則って選びましょう。

Q3:中古車マツダ2はどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車マツダ2に乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年6月25日時点のものです。

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