車にはそれぞれ個性があります。エクステリアはもちろん、インテリアのデザインにもその個性が反映されていることが多く、内装は車種ごとに大きく異なるので細部までしっかりとチェックすることが大切です。
ここでは、マツダ「CX-3」の内装について詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- 理想のドライビングポジションを確保していることに加え、後席の乗員も快適に過ごせる室内空間を確保
- グレードによってシート表皮やカラーが異なる
- 荷室は定員乗車時でサブトランクを含む最大容量350Lを確保
CX-3の室内空間の特徴
CX-3では、マツダ車に共通する人間中心の考え方に基づき、チルト&テレスコピックステアリングの採用や、ベストポジションを追求したペダルレイアウト、高めの着座位置にすることで景色の見え方にまでこだわった理想のドライビングポジションを実現しています。
また、後席の着座位置を前席より高く内側に設定することで後席からの良好な視界を確保。閉塞感なく開放的な室内でドライブが楽しめるほか、対角線上の乗員同士が会話しやすいレイアウトとしています。
CX-3の内装
ここからは、CX-3のグレードごとのインテリアデザインについて見ていきましょう。
シンプルでもしっかりと上質さを感じさせる「15S」/「XD」
マツダ車のインテリアは細部までしっかりと作り込み、シンプルであっても上質感があるのが特徴。ベースグレードの「15S」「XD」であってもドアトリムには合成皮革をあしらっています。
インナードアハンドルやメーターリング、インパネモールディングはシルバー。シート素材はクロスです。
より洗練された室内空間を演出する「15S Touring」/「XD Touring」
「XD Touring」ではトランスミッションが6ATと6MTから選択でき、トランスミッションによって内装が異なります。
ガソリン車の「15S Touring」と「XD Touring」の6AT車の内装は共通で、ブラッククロスのシート表皮、でエアコンルーバーベゼルの外側はダークシルバー、内側はピアノブラックです。
「XD Touring」の6MT車では、シートカラーはブラックですが、表皮の素材が合成皮革とクロスのコンビになります。さらに加飾にはサテンクロームメッキがあしらわれ、ドアトリムやインパネデコレーションパネルがダークグレーの合成皮革となり、より洗練された室内空間を演出しています。
ピュアホワイトとライトブラウンの組み合わせが新鮮な特別仕様車「15S Urban Dresser」
「15S Urban Dresser」はガソリン車にのみ設定のある特別仕様車で、カジュアルモダンな雰囲気の内装が特徴です。
シートにはピュアホワイトの合成皮革と手触りの良さに定評のある人工素材グランリュクス®(ライトブラウン)を組み合わせ、ラグジュアリーさと開放感を感じさせます。
なお、ドアトリムやインパネデコレーションパネルにもライトブラウンのグランリュクス®があしらわれます。
ブラックとホワイトを大胆にあしらった特別仕様車「15S Super Edgy」/「XD Super Edgy」
「15S Super Edgy」「XD Super Edgy」はCX-3の特徴である上質で洗練されたスタイルをさらに追求した特別仕様車で、ボディカラーにはピラーから上部をブラックに塗装した専用の2トーン仕様を採用しています。
内装はブラックとピュアホワイトを大胆にあしらい、エアコンルーバーベゼルの内側にカッパーをあしらうなど細部にわたって作り込むことで、乗り込んだときに気分の高まりを感じさせるようなエレガントさを表現。なお、シートは合成皮革とグランリュクス®のコンビですが、ドアトリムやインパネデコレーションパネルは合成皮革です。
CX-3のポケッテリア
乗員がドライブ中に使用する身の回りの品や飲み物を保管しておくポケッテリアも、車選びの際に確認しておきたいチェックポイントのひとつといえます。ここでは、CX-3にはどのようなポケッテリアが備わっているのかを見ていきましょう。
フロントコンソール(12V電源ソケット付き)
出典:マツダ「CX-3」特長
ガムなどの小物を収納しておくのにぴったりの収納スペースを備えたフロントコンソールは、内部に12V電源ソケットが備わっています。
フロントセンターアームレスト
出典:マツダ「CX-3」特長
フロントセンターアームレストにも収納スペースがあります。
ボトルホルダー
出典:マツダ「CX-3」特長
フロントドア、リアドアともに左右にボトルホルダーが用意されています。
このほか、全車に採用されているポケッテリアとしては2個のフロントカップホルダーと助手席シートバックポケット、リアコートフック(2個)、助手席シートバックポケットがあります。また、「15S」「XD」を除くグレードにはカップホルダーが2個備え付けのリアシート センターアームレストも搭載されています。
CX-3の荷室&シートアレンジ
出典:マツダ「CX-3」特長
CX-3は、サブトランクを含む最大荷室容量350Lを確保しています。定員が乗車した状態でこれだけの容量があれば、ちょっとした旅行などでも対応できます。コンパクトなサイズ感のSUVとしては十分な荷室容量を確保しているといえるでしょう。
また、全車にフレキシブルボードを標準装備しています。フレキシブルボードを下段に設置すれば後席に乗員が座っていてもより多くの荷物を積むことが可能になります。さらにフレキシブルボードを立て、サブトランクを活用すると高さのある荷物も無理なく積み込めるでしょう。
リアシートは乗員の人数や荷物の量、形状に合わせてアレンジできる6:4分割可倒式シートバックを採用しています。
内装の質感の高さが魅力のCX-3
内装デザインや収納の使い勝手はカーライフの充実度を左右する要素でもあります。CX-3はベーシックグレードでも質の高いインテリアが特徴ですが、色使いやシートの素材などでグレードごとに個性を持たせています。
車種としてのインテリアの特徴はもちろん、グレードごとの個性もしっかりチェックして車を選ぶとより快適な愛車のある暮らしが手に入るのではないでしょうか。
よくある質問
Q1:CX-3の室内空間の特徴は?
A:CX-3ではベストポジションを追求したペダルレイアウト、高めの着座位置にすることで景色の見え方にまでこだわった理想のドライビングポジションを実現しています。また、後席の着座位置を前席よりも高くすることで開放感のある視界を確保し、快適に過ごせるように配慮されています。
Q2:CX-3の内装はグレードによって異なる?
A:はい、CX-3の内装はグレードによってシート表皮やカラー、また加飾などが異なります。メインとなるインテリアカラーはブラックですが、特別仕様車「15S Urban Dresser」ではピュアホワイト×ライトブラウン、「15S Super Edgy」「XD Super Edgy」ではブラック×ピュアホワイトの組み合わせです。
Q3:CX-3の荷室は荷物がたくさん積める?
A:CX-3は定員乗車時でもサブトランクを含む最大荷室容量は350Lという十分な広さを確保しています。また下段にセットしたり立てたりして荷室をアレンジできるフレキシブルボードや6:4分割可倒式のリアシートを備えているため、必要に応じて荷室が拡大できます。
※この記事は2023年4月時点の情報で制作しています