車のグレードを価格のみで選んではいませんか?もちろん、予算に応じたグレードを選ぶことは大切です。しかし装備内容を確認せずにグレードを選んでしまうと、欲しい装備がなかったり、逆に不要な装備が多く無駄になったりすることにつながり、満足のいくカーライフが遠のいてしまう危険があるのです。
ここでは、スバル「プレオプラス」の装備内容について詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- プレオプラスのグレードは3種類
- 搭載されるエンジンや燃費はグレードによる差はない
- プレオプラスのおすすめグレードは「G」
プレオプラスのグレード構成
プレオプラスのグレードは「F」「L」「G」の3種類で、車両本体価格は「F」から「G」に向けて高くなります。全車にNA(自然吸気)エンジンを搭載しており、ターボエンジンの設定はありません。駆動方式は全グレードで2WD、4WDの選択が可能です。
なお、プレオプラスの内装、安全性能については別記事で詳しくご紹介しています。
プレオプラスのグレードごとの装備内容
ここからは、プレオプラスのグレードごとの装備内容に違いを比較していきましょう。
〈グレード別比較表〉
グレード | F | L | G |
---|---|---|---|
エンジン | NAエンジン | ||
駆動方式 | 2WD・4WD | ||
燃費 (km/L、WLTCモード) | 25.0(2WD) 23.2(4WD) |
||
全長(mm) | 3,395 | ||
全幅(mm) | 1,475 | ||
全高(mm) | 1,500(2WD) 1,510(4WD) |
||
最小回転半径(m) | 4.4 |
基本となるグレードの「F」
〈グレード「F」の車両本体価格〉
グレード | F | |
---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD |
価格 | 97万200円 | 110万2,200円 |
「F」は、必要最低限の装備内容にしぼることで価格を抑えたグレードです。プレオプラスでは全グレードにフロント・リアのカラードバンパーやリアスポイラー、シルバーのドアハンドルが装備され、エクステリアにおけるグレードの差はあまりないといえるでしょう。「F」ではドアミラーが電動式ではなく、無塗装タイプである点のみがほかのグレードと異なる点です。
しかし足回りには明確な差がつけられており、ほかのグレードが14インチであるのに対し、「F」のみ13インチとなっているため、この点にエントリーグレードであることを感じてしまう方もいるかもしれません。
キーシステムはアンサーバック機能付きのリモコンドアロック、空調にはマニュアルエアコンが採用されています。実用には問題ありませんが、近年の新型車の主流となっているスマートキーやオートエアコンよりも使い勝手の良さでは劣る部分もあります。
内装においても加飾類がほぼ省かれているため、上質感よりも軽自動車の経済性を追求したグレードといえるでしょう。といっても実用性はしっかりとキープされているので、内装の質感や利便性を高める機能は特に必要なく、普通に使用できれば十分、という方にとっては良い選択肢になるのではないでしょうか。
ワンランク上の装備が追加される「L」
〈グレード「L」の車両本体価格〉
グレード | L | |
---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD |
価格 | 110万2,200円 | 123万4,200円 |
「L」は、「F」よりもワンランク上の上質さを持つグレードです。
「F」ではヘッドランプはハロゲンであるのに対し、「L」以上のグレードではLEDクリアランスランプ付きのLEDハイ&ロービームランプが標準装備になります。
より省電力で遠くまで明るく照らし出してくれるので、燃費向上に貢献するほか、夜間の視認性も向上。さらに先進的な雰囲気をエクステリアにプラスしてくれるのもうれしいポイントといえるでしょう。
ホイールサイズは14インチにインチアップ。アルミホイールではありませんが、「F」よりも凝ったデザインとなるため上質感がアップします。さらにカラードドアミラーを採用し、エクステリア全体の印象も向上。電動格納式になり、利便性も高めています。
快適にドライブが楽しめる最上位グレード「G」
〈グレード「G」の車両本体価格〉
グレード | G | |
---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD |
価格 | 123万2,000円 | 136万4,000円 |
最上位グレードである「G」は、充実した装備内容が魅力です。
アクセスキーを携帯していればスイッチ操作でドアの解錠や施錠、エンジンスタートが可能なキーレスアクセス&プッシュスタートを標準装備。さらにアクセスキーなしではエンジンを始動できないイモビライザーも搭載されているので、防犯面でも安心です。
また、快適な車内温度をキープしてくれるオートエアコンやフロントシートヒーター、ドライバーの体格に合わせて最適なドライビングポジションを確保できる運転席のシートリフターやチルトステアリングも搭載されるなど快適装備はほかのグレードよりも格段に充実しているため、快適にドライブが快適に楽しめるでしょう。
また、「G」には、プレオプラスで唯一アルミホイールが標準装備されます。ホイールサイズは14インチで「L」と変わりませんが、アルミホイールとなったことで足回りの存在感が増し、エクステリアの印象を引き締めています。
プレオプラスのおすすめグレードは「G」
近年の軽自動車はさまざまな利便性を高める装備や最新鋭の先進安全技術を搭載しているモデルも多く、コンパクトカーが視野に入るような高額なものも少なくありません。そういった流れの中にあっても軽自動車ならではの経済性を追求しながら、今時の装備も搭載した「G」がプレオプラスのおすすめグレードといえるでしょう。
プレオプラスのような価格帯のモデルは安さばかりに目が行ってしまうかもしれません。しかし「G」はプレオプラスの中では高いグレードとはいっても人気の軽スーパーハイトワゴンのエントリーグレードよりも車両本体価格が安く、コストパフォーマンスの良さが光ります。グレードを選ぶ際は価格だけでなく、装備内容とのバランスも考慮して自身に最適なグレードを見極めましょう。
よくある質問
Q1:プレオプラスのグレード構成は?
A:プレオプラスのグレードは「F」「L」「G」の3種類であり、価格は「F」から順に高くなります。なお、すべてのグレードで2WDと4WDの選択が可能です。
Q2:プレオプラスのグレードごとの違いは?
A:「F」は必要最低限に装備を絞って価格を抑えた基本グレードです。「L」にはLEDハイ&ロービームランプや電動格納式カラードドアミラー、ツートーンインパネなどワンランク上の上質感をプラスする装備が搭載されます。最上位グレード「G」はキーレスアクセス&プッシュスタートやオートエアコンなど、快適装備が充実します。
Q3:プレオプラスのおすすめグレードは?
A:グレードは価格のみでなく、装備の充実度や価格と装備のバランスを考えて選ぶことが大切です。プレオプラスは快適装備が充実し、アルミホイールも標準装備されている最上級グレード「G」がコストパフォーマンスも高く、おすすめのグレードといえるでしょう。
※この記事は2023年10月3日の時点の情報で制作しています