車の個性はエクステリアだけでなく、内装にも反映されています。内装は車を使用する上で乗員が最もふれることになる部分なので、インテリアデザインが好みに合っているか、座席周りの収納や荷室の使い勝手などに問題はないか確認しておくことが大切です。
ここでは、スズキのコンパクトSUV「イグニス」の内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- 新プラットフォームの採用によってゆとりある室内空間を実現
- グレードやボディカラーによってインテリアカラーが異なる
- 荷室は5人が乗車した状態で9.5インチのゴルフバッグが1個積載可能
イグニスの室内空間の特徴
2016年2月に登場した現行型のイグニスでは、新プラットフォームを採用したことによってエンジンルームを小さくし、取り回しやすいコンパクトなボディサイズとゆとりのある室内空間を両立させているのが特徴です。
さらに前席のピップポイントを620mmと高めに設定しているため、アイポイントが高くなり見晴らしがよく、運転しやすいことに加えて開放感が得られるのもポイントです。
イグニスのグレードごとの内装
ここからは、イグニスのグレードごとの内装について見ていきましょう。
シンプルさの際立つエントリーグレード「HYBRID MG」
装備内容を厳選することで価格を抑えたエントリーグレードの「HYBRID MG」では、加飾類はほとんど使用されず機能性を重視した内装となっています。インテリアカラーはブラック一色で、ストイックささえ感じるほどのシンプルさです。シート表皮はファブリックを採用しています。
SUVらしい力強さを感じさせる「HYBRID MV」
「HYBRID MV」ではアクセントカラーにガンメタリックを採用したインテリアを採用。SUVらしい力強さを感じさせてくれる内装となっています。
センターコンソールやインサイドドアグリップが一部高輝度塗装となることに加え、エアコンサイドルーバーリングやエアコンセンタールーバーがサテンメッキ調になり、室内に輝きをもたらして質感もアップ。エントリーグレードにはない華やかさを演出しています。
ボディカラーでインテリアカラーが異なる「HYBRID MF」
最上位グレード「HYBRID MF」では、高級感のあるレザー調のシートや本革巻のステアリングホイール、シフトノブ、パーキングブレーキレバーが標準装備になります。さらに、インテリアカラーはボディカラーに合わせて、2色が設定されているのが特徴です。
カーキインテリア
アクセントカラーにカーキを採用したカーキインテリアはシックでスタイリッシュな雰囲気。シートのデザインと相まってタフさに磨きをかけています。カーキインテリアはオレンジ系、レッド系を除くボディカラーに設定されます。
ガンメタリックインテリア
アクセントカラーがガンメタリックになるガンメタリックインテリアは、インパネやドアパネルをブラックにすることでサイバーな感じではなくクールさや上質さが際立つものになっています。
ガンメタリックインテリアは「フレイムオレンジパールメタリック」「バーニングレッドパールメタリック」「フレイムオレンジパールメタリック ブラック2トーンルーフ」の3色のボディカラーに設定されます。
イグニスのポケッテリア
イグニスの座席周りには、どのような収納が用意されているのかを見ていきましょう。
センターコンソールドリンクホルダー(フロント2、リア1)
イグニスの前席用のドリンクホルダーは、センターコンソールのシフトノブ前方に2個用意されています。安定感があるため、運転中でも安心して使用できるでしょう。
センターコンソールの最後部には、後席で利用できるドリンクホルダーも備わります。
センターコンソールボックス
ドリンクホルダーの前方には、ちょっとした小物が置けるスペースが確保されています。それほど大きなサイズではないので、スマートフォンやハンドタオルなどの置き場所として使用すると良さそうです。
グローブボックス
助手席前の定番収納、グローブボックスは標準的なサイズです。車検証や自賠責保険証などの書類入れとしては十分な容量でしょう。
助手席シートサイドポケット(HYBRID MGを除くグレードに標準装備)
エントリーグレード「HYBRID MG」を除き、イグニスには助手席のシートサイドポケットが装備されています。チケットやパンフレットなどの保管場所として役立つでしょう。
助手席シートバックポケット(HYBRID MGを除くグレードに標準装備)
タブレットや雑誌、地図などの収納に最適な助手席のシートバックポケットも「HYBRID MG」を除くグレードに標準装備されています。
フロントドアポケット
左右のフロントドアには、ペットボトルホルダーとノートなどが保管できるポケットがあります。
ドアアームレストポケット(助手席)
助手席側のフロントドアにはガムやリップクリーム、小銭などの収納に適した小さなポケットが付属します。
リアドアペットボトルホルダー
リアドアには、ペットボトルホルダーが備わります。
イグニスの荷室
イグニスでは、定員が乗車した状態で9.5インチのゴルフバッグが1個積載可能です。
後席をすべて倒すと広い荷室空間が出現。しかもほぼフラットになる(HYBRID MGを除く)ため、長さのある荷物が積みやすいのもうれしいポイントです。
なお、「HYBRID MG」を除くグレードでは、左右独立リアシートスライド&リクライニング機構を備えているため、荷物の大きさや量に合わせて自在に荷室を拡大することが可能です。さらに荷室下には、小物などがすっきりと収納できるサブトランクも装備(HYBRID MGを除く)されています。
好みの内装のイグニスで、カーライフを楽しもう!
イグニスはグレードによって内装のアクセントカラーなどが異なり印象も変わるため、インテリアデザインが自身にしっくりとくるかどうかを確認して、快適に過ごせるものを選びましょう。また、内装は同乗者にも影響する部分なので、可能であればドライバーだけでなく家族など一緒に車を使用する方の意見も取り入れることをおすすめします。
よくある質問
Q1:イグニスの室内空間の特徴は?
A:現行型のイグニスは新プラットフォームの採用によってエンジンルームを小さくしたことで、日本の道路事情に適した取り回しやすいコンパクトなボディサイズとゆとりのある室内空間を両立させています。また、前席のヒップポイントを高く設定することでアイポイントが高くなり、運転しやすい良好な視界を確保しているのも特徴です。
Q2:イグニスのグレードごとの内装の違いは?
A:イグニスではグレードによってアクセントカラーや加飾が異なるので、まずはその部分を確認しておきましょう。また、エントリーグレード「HYBRID MG」では、後席のスライド機構やリクライニング機構がないため注意が必要です。
Q3:イグニスの荷室の特徴は?
A:イグニスでは定員乗車時で9.5インチのゴルフバッグ1個が積載可能なことに加え、後席を倒すとさらに広い荷室空間を確保できます。その際、ほぼフラットな状態になる(HYBRID MGを除く)ので、長さのある荷物も積み込みやすく便利です。加えて「HYBRID MG」以外のグレードには荷室下に小物の収納などに活用できるサブトランクも備わっています。
※この記事は2023年9月時点の情報で制作しています