日産「フーガ」のように上質さが魅力のひとつであるプレミアムセダンでは、内装にもさまざまなこだわりが見られます。車をただの移動空間としてではなく、部屋のように快適で居心地の良い空間として作り上げられており、グレードごとにさまざまな個性を持たせているのも魅力です。
ここでは、フーガの内装について詳しく見ていきましょう。
この記事のPOINT
- 広く快適で心地良く過ごせる室内空間
- 曲線構造のメッキや木目フィニッシャーを使用し、華やかさと上質さを表現
- 荷室は9インチのゴルフバッグが4個入る広さを確保
フーガの室内空間の特徴
プレミアムセダンであるフーガの室内空間は、移動中でもゆったりとくつろげる快適な広さを確保していることはもちろん、高級モデルらしい華やかさや上質さ、そして心地良く過ごせることに着目して仕上げられています。
人の手が直接ふれる部分である内装に使用する素材は、従来の自動車素材の常識を覆す抜群の触り心地となっているのが特徴です。これは人がさわって心地良いと感じるメカニズムを解析したことによって実現しました。
また曲線構造のメッキや木目調素材を使用し、華やかさと上質さを表現。アナログ時計など、高級車ならではのアイテムが所有欲をくすぐるインテリアとなっています。
フーガの内装
ここからは、フーガの内装を詳しく見ていきましょう。
フーガは2.5Lガソリンエンジン、3.7Lガソリンエンジン、ハイブリッド車と3種類のパワートレインがあり、それぞれに基本グレードと上級グレードの「VIP」が用意されています。また3.7L車のみ足回りに手を加えた「Type S」の設定があります。
2.5L車と3.7L4WD車、ハイブリッド車の基本グレードには豪華装備を省いた「Aパッケージ」の選択が可能です。
内装は基本グレードと「VIP」で差がつけられており、パワートレインの違いによる差はほぼありません。
基本グレードの標準仕様はネオソフィール×ジャガード織のシート
出典:日産「フーガ」外観・内装
フーガの基本グレード(「Type S」「Aパッケージ」を含む)の標準設定のシートには、本革のような質感を持つネオソフィールとジャガード織を使用したシンプルながら質感にこだわったシートが採用されています。
出典:日産「フーガ」外観・内装
フィニッシャーには木目調素材を採用。センターコンソールやインパネなど随所に贅沢に用いることによって、プレミアムセダンならではの高級感を演出しています。
出典:日産「フーガ」外観・内装
センタークラスターやセンターコンソールには上品な輝きのメッキ加飾を追加、さらにワイドディスプレイ下にはアナログ時計を設置し、オーナーの所有欲を満たすようなラグジュアリーさを持たせています。
フーガの現行モデルは2009月11月に登場したモデルのため、エアコンスイッチなどが若干時代を感じさせるデザインとなっていますが、それもまたひとつのフーガの味ともいえるでしょう。
ベージュ内装の選択も可能
出典:日産「フーガ」外観・内装
また、「Type S」以外ではオプションでベージュ内装が選べます。
出典:日産「フーガ」外観・内装
ベージュ内装を選択した場合、スエード調のトリコットとダブルラッセルのシートとなります。フィニッシャーに変更はありません。
本革シートが装備される「250VIP」
出典:日産「フーガ」外観・内装
出典:日産「フーガ」外観・内装
2.5L車の上級グレードである「250VIP」では、本革シートが装備される本革パッケージが採用されています。カラーはベージュとブラックの2色から選択可能。
なお、3.7L車の「Type S」を含む基本グレードでもオプションで本革パッケージの追加ができますが、「Aパッケージ」では追加できないので注意してください。また、「Type S」ではブラックしか選択できません。
出典:日産「フーガ」外観・内装
出典:日産「フーガ」外観・内装
シートの質感が変わるだけで、インテリアの質感が格段に向上します。なお、本革シートパッケージではシート素材が本革になるほか、前席のシートがエアコンディショニングシートになります。
エアコンディショニングシートは座面と背面から冷風、もしくは温風を送風し、より快適性を高めてくれるプレミアムセダンならではの機能です。冷風・温風の温度は調節可能なのもうれしいポイントでしょう。
贅を尽くした「HYBRID VIP」/「370VIP」
出典:日産「フーガ」外観・内装
ハイブリッド車と3.7L車の上級グレード「HYBRID VIP」「370VIP」では、プレミアムインテリアが標準仕様になります。
プレミアムインテリアの特徴はセミアニリン本革を使用したシートが採用されること。
出典:日産「フーガ」外観・内装
よりやわらかで滑らかな触感と、自然な風合いを実現したセミアニリン本革シートは、一般的な本革シートとは一線を画した品の良いラグジュアリーさを演出します。
フィニッシャーには職人が手作業で純銀粉を刷り込むという、手の込んだ特殊加工で仕上げた木目を上品かつ華やかに際立たせた銀粉本木目フィニッシャーを採用。セミアニリン本革との組み合わせによって、落ち着きのある質の高いインテリアを実現しました。
「VIP」のみに装着できる特別装備
出典:日産「フーガ」外観・内装
「VIP」特別装備として、吸音・消臭機能付きのフロアカーペットやLEDタイプの読書灯が用意されており、これらはディーラーオプションで追加可能です。
「VIP」の後席の居住性の良さにも注目
出典:日産「フーガ」外観・内装
フーガならではのラグジュアリーさが魅力の上級グレード「VIP」の後席は、まるで応接室のように上質な空間となっています。
ゆったりとくつろげる十分な広さが確保されているのはもちろんのこと、シートにはパワーリクライニング機能や寒い時期も快適に過ごせるヒーターも付属します。
出典:日産「フーガ」外観・内装
カップホルダー2個と小物が収納できるボックス付きのアームレストは幅が広く、両側から同時に利用しても十分な余裕があります。
オーディオやエアコン、シートの調整が手元でできるコントロールスイッチもあるので、乗員それぞれが自分に合った快適さを追求できるでしょう。
後席のこうした装備は「VIP」のみに用意されます。
フーガの荷室出典:日産「フーガ」外観・内装
フーガはセダンであってもしっかりとした積載性を確保しています。荷室は9インチのゴルフバッグが4個入る大きさなので、ゴルフに出掛ける際も安心でしょう。ちょっとした旅行などもまったく問題ありません。
また、トランクリッドを軽く押し下げるだけでロックできるトランクオートクロージャ―を採用している点にも注目。力を入れなくてもエレガントに静かにトランクリッドが閉められる高級車ならではの装備です。
品格とエレガントさを感じさせるインテリアのフーガ
フーガの内装はプレミアムセダンにふさわしい品格やエレガントさを持つ、上質な室内空間に仕上がっています。シート素材の選択肢も豊富で、素材の質感やカラーの違いによって室内の雰囲気も変わるため、じっくりと検討して自分にぴったりのインテリアのフーガを手に入れましょう。
よくある質問
Q1:フーガの室内空間の特徴は?
A:フーガは移動中でもゆったりとくつろげる快適な広さを確保していることはもちろん、高級モデルならではの快適さや華やかさ、上質さを追求した室内空間を作り上げています。人がさわって心地良いと感じるメカニズムを解析し、実際に手がふれたときに心地良く感じる素材を室内に使用している点に注目です。
Q2:フーガのシート素材にはどんなものがある?
A:フーガのシート素材には、手触りの良いネオソフィールとジャガード織を使用したもの、スエード調トリコットとダブルラッセルを組み合わせたもの、そのほかに本革シートの設定があります。なお、上級グレードの「VIP」には、よりやわらかで滑らかな触感、自然な色合いが魅力のセミアニリン本革シートを標準装備しています。
Q3:フーガの荷室には荷物がたくさん積める?
A:フーガの荷室は9インチのゴルフバッグが4個入る広さを確保しています。ゴルフはもちろん、旅行などでも十分に対応できるでしょう。トランクリッドを軽く押すだけでロックできるトランクオートクロージャ―も装備されています。
※記事の内容は2020年12月時点の情報で執筆しています。