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キックスの燃費を徹底解剖!第2世代の「e-POWER」の実力とは?

キックスの燃費を確認!「e-POWER」の実力とは?
キックスの燃費を確認!「e-POWER」の実力とは?

出典:日産「キックス」ギャラリー

車を維持していくには税金や自賠責保険料、メンテナンスの費用など、さまざまな維持費が必要です。カーリースではそれらの維持費をリース料金にまとめられることがメリットといえますが、燃料費はリース料金に含めることができません。リース料金以外にどの程度の維持費が必要になるのか把握しておくために、燃費性能は必ずチェックしたい車選びのポイントといえるでしょう。

ここでは、日産「キックス」の燃費性能についてご紹介します。

この記事のPOINT

  • キックスのWLTCモードカタログ燃費・実燃費はこちら
    駆動方式カタログ燃費(km/L)実燃費(km/L)
    2WD23.0---
    4WD19.215.6
  • 第2世代の「e-POWER」を搭載
  • 新たに電動4輪駆動システム「e-POWER 4WD」を導入

キックスの燃費性能の特徴

2020年6月に登場したキックスは、「e-POWER」と呼ばれる日産独自の画期的なハイブリッドシステムを採用しています。「e-POWER」はエンジンと大出力モーター、高電圧バッテリーを組み合わせたシステムで、最大の特徴はエンジンを駆動には使用せず、発電のみに使用することといえます。

2022年7月のマイナーチェンジではモーター出力やトルクを向上させた第2世代の「e-POWER」を搭載し、これまで以上にパワフルな加速や静粛性を実現しました。また従来型比で約6.4%燃費を向上させており、走行性能、燃費性能ともに磨きをかけています。

キックスのカタログ燃費

キックスのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
X
X ツートーンインテリアエディション
X スタイルエディション
2WD23.0
X FOUR
X FOUR ツートーンインテリアエディション
X FOUR スタイルエディション
4WD19.2

 

キックスの実燃費

キックスに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費 」によると、キックスの実燃費(2022年12月28日時点) は、以下のとおりです。

グレード駆動方式実燃費(km/L)
X
X ツートーンインテリアエディション
X スタイルエディション
2WD---
X FOUR
X FOUR ツートーンインテリアエディション
X FOUR スタイルエディション
4WD15.6

 

WLTCモードは実燃費に近い数値が出る燃費の計測方法とされていますが、指定された一定の環境下で計測されるカタログ燃費に対し、実燃費は走行時の道路環境や荷物の重量、気温などの影響を受けるためある程度悪化するのが一般的です。

キックスの4WD車においても、カタログ燃費と実燃費のあいだに差が生じていることがうかがえます。

キックスとライバル車のカタログ燃費を比較

キックスのライバル車としては、ホンダ「ヴェゼル」トヨタ「ヤリスクロス」などが挙げられます。ここではこの2車種とキックスのカタログ燃費を比較してみましょう。

ホンダ「ヴェゼル」

ホンダ「ヴェゼル」出典:ホンダ「ヴェゼル」スタイリング・インテリア

2021年4月にフルモデルチェンジされた現行型のホンダ「ヴェゼル」はエクステリアを一新し、それまでのタフなスタイルから都会に似合うエレガントなコンパクトSUVへと進化しました。2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」の採用によって優れた燃費性能・環境性能を有しています。

ヴェゼルのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
G2WD17.0
4WD15.6
e:HEV X2WD25.0
4WD22.0
e:HEV Z2WD24.8
4WD22.0
e:HEV PLaY2WD24.8

 

ヴェゼルのe:HEVは、キックスよりも低燃費を実現しています。

トヨタ「ヤリスクロス」

トヨタ「ヤリスクロス」出典:トヨタ「ヤリスクロス」ギャラリー

トヨタの大ヒットコンパクトカー「ヤリス」シリーズの一員である「ヤリスクロス」。トヨタならではの燃費性能の高さはもちろん、走破性にも定評のあるコンパクトSUVです。高度駐車支援機能「アドバンスト パーク」の採用でも話題を呼びました。

ヤリスクロスのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
X2WD20.2
4WD18.5
G2WD19.8
4WD18.2
Z/Z“Adventure”2WD18.8
4WD17.4
GR SPORT2WD17.6
HYBRID X2WD30.8
4WD28.7
HYBRID G2WD30.2
4WD28.1
HYBRID Z/HYBRID Z“Adventure”2WD27.8
4WD26.0
HYBRID GR SPORT2WD25.0

 

ヤリスクロスのハイブリッド車とキックスの比較においても、ヤリスクロスに軍配が上がる結果となりました。

キックスの走行性能・乗り心地

キックスの走行性能・乗り心地出典:日産「キックス」ギャラリー

キックスでは第2世代「e-POWER」の搭載により、発進時や追い越しなどでも素早く力強い加速を実現しています。また、アクセルを緩めた際には滑らかに減速するよう減速性能をチューニングし、ワンペダル感覚の走りが楽しめるのもキックスの魅力といえるでしょう。

さらに、新たに電動の4輪駆動システム「e-POWER 4WD」を導入。雪道や荒れた路面など、シーンを問わず快適に電動パワートレインならではの走りを味わうことができます。

モータージャーナリスト・萩原文博さんの試乗記でキックスの走行性能をチェック!

走りの質感が向上したキックス

第2世代の「e-POWER」の採用によって燃費性能、走行性能ともに大幅に向上したキックス。「e-POWER 4WD」も加わり、冬場は降雪がある地域に住む方でも選びやすくなりました。

長く使用することになる車の燃費は、わずかな差であっても長い目で見れば大きな差へつながります。車を選ぶ際には、カタログ燃費だけでなく実燃費を確認するなど、しっかりと燃費性能をチェックしておくようにしましょう。

よくある質問

Q1:キックスのカタログ燃費はどのくらい?

A:キックスは第2世代の「e-POWER」を採用し、燃費性能を従来型比で約6.4%向上させました。WLTCモードカタログ燃費は2WD車が23.0km/L、4WD車が19.2km/Lです。

Q2:キックスとライバル車のカタログ燃費を比較すると?

A:キックスのライバル車としてはホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「ヤリスクロス」が挙げられます。この2車種のハイブリッド車の燃費とキックスの燃費を比較すると、キックスが後れを取っています。

Q3:キックスの走行性能は?

A:第2世代の「e-POWER」によってこれまで以上にパワフルな加速性能と、静粛性を実現しています。また、新たに電動の4輪駆動システム「e-POWER 4WD」を導入したこともトピックのひとつといえるでしょう。

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※この記事は2022年12月時点の情報で制作しています

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