国内のSUV人気は高まるばかり。日本の道路事情に適したコンパクトで取り回しやすいサイズのコンパクトSUVは高い人気を誇り、各メーカーがさまざまな個性を有したモデルを投入しています。日産「キックス」は独自のハイブリッドシステム「e-POWER」による電気自動車感覚の走りや充実した先進安全技術などを採用した先進性が魅力のコンパクトSUVで、内装も洗練されています。
ここでは、キックスの内装について詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- キックスは快適で疲れにくい人間工学に基づいて設計された「ゼログラビティシート」を採用
- 「X ツートーンインテリアエディション」はオレンジとベージュの2色から内装色が選べる
- キックスは大型のスーツケースなら2つ、9インチのゴルフバッグも3つ積み込める大容量の荷室を確保
キックスの室内空間の特徴
2020年6月に登場したキックスでは、取り回しやすいコンパクトなボディサイズながら後席のニールームは600mm、ヘッドルームは85mmを確保し、どの席であっても大人の方がゆったりとくつろいで座れる広い室内空間を確保しています。
また、キックスのシートには座り心地を向上させるマットスプリングタイプを初採用した「ゼログラビティシート」を搭載。「ゼログラビティシート」は人間工学に基づいて設計され、快適な座り心地と疲労軽減効果が期待できるシートです。
キックスの内装
ここでからは、キックスの内装を詳しく見ていきましょう。
キックスでは、基本となるグレードは「X」1種類ですが、インテリアカラーが異なる「ツートーンインテリアエディション」とエクステリアに手を加えた「スタイルエディション」、さらにカスタムカー「AUTECH」の設定があります。
なお、4WD車にはグレード名に「FOUR」がつきますが、駆動方式による内装の差はありません。
ブラック1色のシンプルな「X」
出典:日産「キックス」室内
「X」の内装はブラック1色のシンプルでスポーティーさを感じさせるデザインとなっています。SUVは一般的にベージュやアイボリーなどよりもシャープさを感じさせるブラック内装を採用する車種が多いですが、キックスもSUV定番のブラックインテリアを標準に設定しました。
ブラックのインテリアは主張が激しくなく、年齢や性別を問わず万人に受け入れられるのではないでしょうか。加飾類はそれほど使用されておらず、どちらかというと機能性重視、といった印象です。
シート表皮は合皮とファブリックを使用したコンビシートとなっています。
アドバンスドドライブアシストディスプレイ
大型のスピードメーターと一体化した7インチのカラーディスプレイに運転に必要な情報を映し出します。
本革巻きのステアリングホイール
ステアリングホイールはスポーティーさを感じさせるDカット型を採用。さらに本革巻きとすることで質感の高さと実用性を両立させています。
スタイリッシュな「X ツートーンインテリアエディション」
出典:日産「キックス」室内
「X ツートーンインテリアエディション」は、専用のツートーンカラーインテリアを採用。スタイリッシュで上質感あふれる雰囲気が魅力です。
出典:日産「キックス」室内
2022年7月のマイナーチェンジのタイミングで、従来のオレンジタンに加え、ベージュがラインナップされました。
合皮のツートーンシートを採用
前席、後席ともにシートには合皮のツートーンシートが採用されています。カラー、素材も一部「X」とは変更し、より上質感を高めている印象です。また前席のシートはヒーター付きになり、寒い時期のドライブを快適にしてくれるのもうれしいポイントでしょう。
シートだけではなくインパネやドアトリムにも高品質の素材を使用したオレンジもしくはベージュのクロスがあしらわれ、アクティブさと高級感を演出しています。
シックな「X スタイルエディション」
出典:日産「キックス」室内
最上級グレードの「X スタイルエディション」では、ブラウンを採用しシックで落ち着いた雰囲気に。シート表皮は合皮で「X ツートーンインテリアエディション」と変わりありません。
カスタムカー「AUTECH」
「AUTECH」は先進的な内装デザインが特徴。シート表皮やステッチ、ステアリングホイールなど随所にブランドカラーのブルーがあしらわれています。
キックスの座席周りの収納
ドライブの際に必要になるさまざまな小物を収納したり、ドリンクを置いたりする座席周りの収納スペースは居住性の良さに関わる重要ポイントといえます。
キックスには書類入れとして使用されることの多い助手席前のグローブボックスはもちろんのこと、アームレスト付きのセンターコンソールには2個のカップホルダーに加えて最前部にスマートフォンが置けるトレイが設置されています。コンソールボックスもあるので、前席のこまごまとしたものはここに収納するといいでしょう。
運転席・助手席ともに照明とバニティミラー付きのサンバイザーがあり、運転席のサンバイザーにはチケットホルダーも付属します。
そのほか、左右のフロント・リアドアにはペットボトルが収納できるボトルホルダーとポケットがあります。また運転席と助手席両方にシートバックポケットが備わっているので、タブレットや雑誌などの置き場所に困ることはなさそうです。
キックスの荷室&シートアレンジ
ここでは、キックスの荷室の広さやシートアレンジについて、見ていきましょう。
クラストップの荷室容量
キックスは通勤や買い物、送迎などの日常的な使用はもちろん、週末のレジャーなどにも対応できるよう、大型のスーツケースなら2つ、9インチのゴルフバッグも3つ積載できる大容量の荷室を備えているのが特徴です。シーンを選ばす活躍してくれるでしょう。
トノボードを標準装備
キックスでは荷室をさらに有効活用できるトノボードが標準装備です。トノボードの上に荷物を置いて使用できるほかにも、荷室の荷物を隠してプライバシーの保護に貢献したり、防犯性を高めたりできることもメリットといえるでしょう。
また荷物を直射日光から守り、日差しによるダメージを防ぐ効果も期待できます。
後席には6:4分割可倒式シートを採用
後席には6:4分割可倒式のシートを採用しているため、後席をすべて倒して大きな荷物を積み込んだり、より多くの荷物が積み込んだりできるのはもちろん、後席の片側だけを倒して長さのある荷物を収納することも可能です。
後席は簡単操作で倒せる
後席のシートには、荷室側からの操作も可能な可倒レバーがあるため、引っ張るだけで簡単に座席アレンジが行えます。
上質でスタイリッシュな内装のキックス
キックスの内装は先進性を感じさせるとともに、洗練されたカラーリングでスタイリッシュな雰囲気を持つのが魅力的です。グレードによってカラーの設定などが変わるので、自身の感性に合う内装のキックスを選んで、カーライフを思う存分楽しんでください。
よくある質問
Q1:キックスの室内空間の特徴は?
A:キックスでは後席のニールームは600mm、ヘッドルームは85mmを確保し、コンパクトなボディサイズながらもどの席に座っても大人の方がゆったりとくつろげる室内空間を確保しています。また、疲労軽減効果が期待できる、人間工学に基づいて設計された「ゼログラビティシート」を採用しているのもポイントです。
Q2:キックスのグレードごとの内装の違いは?
A:キックスの基本となるグレードは「X」1種類で、内外装の仕様が異なる「ツートーンインテリアエディション」や「スタイルエディション」が用意されています。「X」は機能性を重視したシャープでシンプルなブラック1色の内装です。対して「ツートーンインテリアエディション」では、オレンジもしくはベージュ、「スタイルエディション」ではブラウンの内装色を採用しています。
Q3:キックスの荷室は十分に荷物が積める?
A:キックスは大型のスーツケースなら2つ、9インチのゴルフバッグも3つ積載できる大容量の荷室を確保しています。そのため日常的な買い物などはもちろん、週末のレジャーなどでも活躍してくれるでしょう。後席は女性でもスムーズに倒せるレバーを備えた6:4分割可倒式のシートを採用しているため、荷物の大きさや量に合わせて簡単に座席アレンジができるのも魅力です。
※この記事は2022年12月時点の情報で制作しています