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トヨタ「ヴィッツ」のグレード選びのポイントとは?

トヨタ「ヴィッツ」のグレード選びのポイントとは?
トヨタ「ヴィッツ」のグレード選びのポイントとは?

出典:トヨタ「ヴィッツ」

軽自動車以外のトヨタ車のなかでもっとも小さい「ヴィッツ」は、世界中で販売され、ロングセラーを続ける人気車種です。「ヴィッツ」のグレードは27種類と豊富で、内容も細分化されています。
ここでは、トヨタ「ヴィッツ」のグレードごとの違いをご紹介します。

「ヴィッツ」の5つのグレードの特徴

「ヴィッツ」のグレードはとても種類が多いので、まずはそれぞれの特徴を把握することが大切です。価格の安い順に「F」「Jewela(ジュエラ)」「Amie(アミー)」「U」「GR」の5つに分類されています。
その中でも、排気量、駆動方式、ハイブリッドなどによって細分化され、特別仕様車などの特殊なパッケージも選べるようになっています。
まず、大まかな5つの分類について順番にみていきましょう。

1. もっともシンプルな「F」グレード

もっともシンプルな「F」グレード出典:トヨタ「ヴィッツ」価格&グレード

「F」は基本となるベースグレードです。「車は走ればいい」と考えているかたは、「F」をベースにオプションを絞れば、総額を抑えて購入することができるでしょう。個性的なパッケージも用意されているので、自分の好きなように車のデザインを決められるといった楽しみができるモデルです。

また、「F」グレードの排気量「1.0」「1.3 FF」「1.3 4WD」に対応した特別仕様車「セーフティエディションII」には、トヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」などの先進安全装備がついています。

2 .価格をおさえたラグジュアリーモデル「Jewela」

価格をおさえたラグジュアリーモデル「Jewela」出典:トヨタ「ヴィッツ」価格&グレード

「Jewela(ジュエラ)」は「F」をベースにToyota Safety Senseなどの先進安全性をプラスしています。「F」よりも上位グレードとなりますが、価格は控えめなので、標準よりも少しいいグレードを選びたいという方におすすめです。また、ラグジュアリーな雰囲気があるため、女性にも人気のモデルです。

3. 自分らしいカラーが選べる「Amie」

自分らしいカラーが選べる「Amie」出典:トヨタ「ヴィッツ」価格&グレード

「Amie(アミー)」とは、フランス語で友人を意味する言葉。その意味のように、気の合う心地よさを提供してくれる相棒のようなモデル。乗り心地を重視したシートは、スエード調と合成皮革を使用しており、ブラウンのステッチがおしゃれ心をくすぐるデザインになっています。カラーバリエーションも多く、自分らしい車を選べることから女性に人気があるグレードでもあります。

4. 上質なカーライフが過ごせる「U」グレード

上質なカーライフが過ごせる「U」グレード出典:トヨタ「ヴィッツ」価格&グレード

「U」グレードは、ヴィッツに用意されている装備や機能がひと通り揃っている上位グレードです。ドライブ中も快適に過ごせるように、シートを温かくしてくれる「快適温熱シート」や、室内の空気環境を爽やかにしてくれる肌や髪に優しい「ナノイー」など、運転のしやすさに加えて快適さを与えてくれるグレードです。

5. 唯一のスポーツカーモデル「GR」

唯一のスポーツカーモデル「GR」出典:トヨタ「ヴィッツ」価格&グレード

「GR」グレードは、世界中のモータースポーツに参戦する「TOYOTA GAZOO Racing」が極限で培った技術と情熱を惜しみなく注いで創りあげたトヨタのスポーツカーブランドです。このネームがついたグレードには走りにこだわった特別装備が用意されています。走りや運動性能を重視したい方におすすめですが、予算がそれなりに必要となります。

グレードごとに選べる排気量やパッケージモデル

「ヴィッツ」には、5種のグレードそれぞれにさらに選べる仕様やパッケージモデルがあります。
それぞれにどのような選択肢があるのかご紹介します。

1. 排気量

「ヴィッツ」では、排気量つまりエンジンを選ぶことができます。エンジンの排気量が大きければ大きいほどパワーとスピードが生まれますが、その分、価格と車の重さ増していきます。排気量の選択肢には、1.0L、1.3L、1.5L、1.5Lハイブリッドがあり、1.3Lの場合は前方の車輪が駆動輪となるFF方式か、前後の車輪が両方とも駆動する4WDかという「駆動方式」が選べます。降雪地帯に住んでいる場合やウインタースポーツの趣味がある方は4WD車を選ぶのがおすすめです。

2. ハイブリッド車

5種のグレードそれぞれで、ガソリン車ではなくハイブリッド車が選べます。
ハイブリッド車とは、エンジンと電気という2つの動力を持つ車のことで、ハイブリッドとは2つのものを掛け合わせるという意味の英語です。車の走行状況によってどちらかの動力、もしくは両方を使用することで走行します。
「ヴィッツ」のハイブリッド車では、モーターとエンジンの長所を生かして低燃費と走りを両立し、マリ地インフォメーションディスプレーでは、エネルギー量を確認するモニターや走行時の燃費ランキングなどのコンテンツを見ることもできます。

3. パッケージモデル

「ヴィッツ」には、グレードごとにさまざまなパッケージが用意されています。

・Mパッケージ
ベーシックな「F」グレードからさらに装備を絞った「Mパッケージ」は、もっと価格をおさえたいという方向けのモデル。サイドミラーが手動だったり、リアワイパーがオプションだったり、取り付けられないオプションがあるなど、必要最低限の仕様でまとめたパッケージです。車は走れば十分、という層に向けた選択肢です。

SMART STOPパッケージ

「スマートストップパッケージ」は、「F」と「Jewela(ジュエラ)」の排気量が1.0のエンジンで選べるパッケージで、それぞれの基本グレードに「アイドリングストップ機能」をプラスした仕様です。信号待ちなど車を静止させたときにエンジンを自動的に切り、発進時に自動的にスタートさせてくれる機能で、マメにエンジンを停止させることで燃費を向上させます。多少ほかと仕様の違いはありますが、どちらかというとオプションに近い感覚のパッケージです。

Spotyパッケージ

「スポーティパッケージ」は「U」グレードで選べるバリエーションで、排気量が1.3と1.5ハイブリッドのときに選べます。タイヤの大きさやエクステリア、インテリアで標準装備に違いがあり、スポーティなイメージでまとめられています。

「GR」グレードのパッケージ

グレード「GR」には、基本となる「1.5 GRスポーツ“GR”」から「1.5 ハイブリッドGRスポーツ」と「1.5 GRスポーツ“GR”」が派生しています。元々グレード「GR」は、ほかのグレードよりもシートや内装などもオリジナルの装備が多いのですが、「1.5 GRスポーツ“GR”」はステアリングホイールやメーターなどさらにこだわったインテリア、エクステリアがついた特別版になります。

グレードを選ぶために、まずは優先順位を決めよう

「ヴィッツ」の多様なグレードやパッケージモデルについてご紹介しましたが、選ぶ際に大切なのは「予算で選ぶか」「見た目で選ぶか」「機能で選ぶか」といった選択基準を明確にすることです。どの選択肢が最も妥協できないか、優先順位を考えると良いでしょう。

モータースポーツファンで「GR」グレードを選ぶ方はそれほど迷いがないかもしれませんが、それ以外の場合、最初に考えるべきはハイブリッドにするかどうかではないでしょうか。燃費に関する初期投資をするかどうかが考え方のポイントとなります。そこからは見た目の好みや、どうしても付けたい装備などを考え、予算のシミュレーションをしていくとグレードが絞られていくでしょう。

しかし、安いグレードに安全装備やカスタマイズオプションを追加するのであれば、安全性能の装備や乗り心地などを考えて「U」グレードを選ぶのが最適といえるかもしれません。

※記事の内容は2019年4月時点の情報で執筆しています。

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