サブスクリプションサービスは、利用者数が年々増加傾向にあります。音楽や映像の配信だけでなく、さまざまな分野で活用されています。その人気の理由と、近年注目されている車のサブスクリプション「カーリース」について、ご紹介します。
利用者数が年々増えているサブスクリプションサービス
サブスクリプションサービスの利用者数は、年々増加傾向にあります。よく知られているのが、動画や音楽の配信サービスでしょう。
動画や音楽の配信サービスは、「無料で広告が入るもの」(広告収入型)、「有料で購入するもの」(課金型)、「定額制で使い放題のもの」(サブスクリプション)の3つに大別されます。ここでは、定額制と定額制以外の2つに分けて、それぞれ売上高の推移を確認してみましょう。
動画配信サービスの利用者数
少し古いデータですが、総務省「世界の動画配信市場規模・契約数の推移及び予測」平成30年版(データ出典:IHS Technology)によると、動画配信サービスの売上高は2014年の調査時点で、定額制が70.5億ドル、定額制以外が58.8億ドルでした。2017年には動画配信売上高が前年の倍以上に成長し、定額制が260.7億ドルと飛躍的に伸びたのに対して、定額制以外は56.5億ドルと減少に転じました。
定額制の契約数は、2014年の1.8億から2017年は4.5億と2.5倍に増加し、その後も定額制のサブスクリプションが成長していくものと予想されています。
音楽配信サービスの利用者数
同じく総務省「世界の音楽配信市場規模・契約数の推移及び予測」平成30年版によると、音楽配信サービスの売上高は、2014年の定額制以外(ダウンロード制)が44.0億ドル、定額制が23.4億ドルと、ダウンロードによる課金型が上回っていました。しかし、2016年にはダウンロード制が31.6億ドル、定額制が43.0億ドルと売上が逆転し、翌2017年はダウンロード制が27.7億ドルと売上が減少する一方、定額制が53.1億ドルと上昇しました。
定額制の契約数は、2014年の4,000万から2017年は7,000万と1.75倍に増加し、映像配信と同様に、今後は定額制が主流になっていくと考えられています。
サブスクリプションが利用者数を伸ばしている理由
動画や音楽に限らず、現在ではさまざまなジャンルでサブスクリプションサービスが登場しています。家具、衣類、車、書籍など、生活に必要なものの多くが、サブスクリプションで利用できます。
近年は多くのものを持つことよりも、経験や体験を重視する人が増えてきているといわれています。特定の物を買うのではなく、定額制で気に入った商品を利用できるサブスクリプションは、時代の移り変わりにマッチしたサービスだといえるでしょう。
サブスクリプションの魅力には、手軽に利用できる利便性と自由度の高さが挙げられます。
手軽に利用できる利便性
サブスクリプションでは、いくら利用しても月々にかかる費用は同じです。費用を気にせず、好きなものを、好きなときに、好きなだけ使えます。定額制だからこそ、高額な商品を使いたい場合や、多量の商品を継続して使いたい場合にメリットが大きいサービスだといえるでしょう。
自由度が高い
物を買うということは、それを置いておく場所を永続的に確保しなければいけないということでもあります。また、不要になったら、処分する方法を考えなければいけません。反対に、物を持たない暮らしを送っていれば、いつでも、どこにでも、身軽に旅立つことができます。サブスクリプションは、物を持つことの負担から自由でいたい場合にとても便利なサービスといえます。
車もサブスクリプションで乗る時代
物を持たないサブスクリプションの魅力をよく表している代表的な例として、カーリースがあります。高額な車も、サブスクリプションなら無理なく乗ることができます。カーリースは車のサブスクリプションで、一定期間車を借りて、月々定額の利用料で乗れるサービスです。
カーリースの利用者数も年々増加しています。新車販売に占めるリース車の比率は、1995年には6.60%でしたが、10年後の2005年には11.10%、2018年には14.65%となっています(一般社団法人日本自動車リース協会連合会「新車販売に占めるリース車比率」)。車の分野でも、サブスクリプションの利用者が年々増加していることがわかります。
カーリースの魅力とは
カーリースの魅力は毎月定額で、マイカーと同様にいつでも好きなときに車に乗れる点にあります。レンタカーのように、車を借りるたびに店舗まで行ったり、返しに行ったりする手間がかかりません。
カーリースは、カーローンで車を買うときのような頭金や諸経費を用意する必要はありません。月額の定額料金のみで乗ることができるため、貯金を減らさずに車に乗ることができます。また、車を購入して保有した場合に必要な税金や自賠責保険料なども、別途に用意する必要がありません。これらの費用も、あらかじめ月額の定額料金に含まれているからです。
人気のカーリース「定額カルモくん」
カーリースを利用するなら、「おトクにマイカー 定額カルモくん」がおすすめです。カーリースのサービス内容は、それぞれのリース会社によって特徴が異なります。その中でも「定額カルモくん」は、低価格・手軽さ・幅広い選択肢で人気となっています。
低価格
カーリースは、契約年数が長くなると月額費用が安くなるという特徴があります。「定額カルモくん」は、カーリース業界でも契約期間が長い、最長11年までの契約が可能です。そのため、月額費用を抑えてお得に車に乗ることができます。さらに、車検点検料や消耗品の交換費用などの維持費用も、月額費用に含めることができるメンテナンスプランも提供しています。
手軽さ
「定額カルモくん」は、店舗を持たないオンライン型のカーリースサービスです。車選びから見積り、申込み審査もネット上で行えるため、スマホからでも簡単に手続きできます。わからないことがあれば、電話、メール、LINEから気軽に聞くことができ、契約も郵送書類に記入・捺印して返送すれば完了します。契約した車も自宅まで届けてもらえるので、店舗まで行くことなしにマイカー生活をスタートすることができます。
幅広い選択肢
契約期間が長いのが「定額カルモくん」のメリットとご紹介しましたが、契約は最短1年から最長11年まで、しかも1年単位で自分の都合に合った契約期間を選べます。また、国産メーカーの全車種・全グレードから新車を選べ、ボディカラーやオプション装備なども好みに合わせて選択できます。
利用者数の増加でますます便利になるサブスクリプション
所有よりも体験を重視する消費が増えていく中で、サブスクリプションの利用者数は今後も増加していくと考えられます。利用者数が増えれば、それだけサービスも向上し、さらにいろいろなジャンルでサブスクリプションが充実していくでしょう。
映像や音楽だけでなく、車や家具、衣類など、幅広くサブスクリプションを活用することで、より気軽に自分らしい生活を追求できるようになるでしょう。
よくある質問
Q1:サブスクリプションの利用者は増えているの?
A:はい。動画や音楽のサブスクリプションでは、課金型やダウンロード型のサービスよりも、定額制サービスの売上が上回り、契約数も年々増加しています。それ以外の分野でも、多くのサブスクリプションサービスが登場しています。
Q2:サブスクリプションの魅力は?
A:物を持たないで利用できるという自由度と、月額定額でお得にサービスを使える手軽さなどが、サブスクリプションサービスの魅力です。
Q3:車のサブスクリプションもある?
A:カーリースが車のサブスクリプションサービスになります。カーリースでは、車を取得した際にかかる税金や自賠責保険料なども定額料金に含んでいるので、月々定額の利用料だけで車に乗ることができます。
※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。