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WRX STIの燃費はどのくらい?実燃費を徹底調査!

WRX STIの燃費はどのくらい?実燃費を徹底調査!
WRX STIの燃費はどのくらい?実燃費を徹底調査!

出典:スバル「WRX STI」デザイン エクステリア

この記事は、 5 分で読めます。

燃料費は車の維持に必要なさまざまな費用の中でもかなり大きな割合を占めるものです。日常的に使用する車に関してはもちろんのこと、スポーツカーなど趣味性の高い車であっても燃費性能はしっかりとチェックしておきたい部分であるといえるでしょう。

ここでは、スバル「WRX STI」の燃費性能について紹介します。

この記事のPOINT

  • グレード別カタログ燃費・実燃費はこちら
    グレードJC08モードカタログ燃費実燃費
    STI9.4km/L8.18km/L
    STI Type S9.4km/Lデータなし
  • ホンダ「シビック タイプR」との燃費の比較では、シビック タイプR がWRX STIの燃費を上回っている
  • WRX STIはドライビングスタイルや走行環境に合わせたトルク制御が可能なマルチモードDCCD方式AWDを採用し、ドライバーの意のままの走りを実現

WRX STIの特徴

2014年8月に登場した4代目となる現行型のWRX STIは、歴代のWRXモデルが追求してきたスポーツセダンとしての「速さ」や「車を意のままに操る愉しさ」を高次元で確立することを目指して誕生したモデルで、スバルの象徴ともいえる水平対向ターボエンジンとシンメトリカルAWDを組み合わせています。

モータースポーツの世界で磨き上げられてきた珠玉のEJ20 ターボエンジンの特性を活かしきるシャシー設計、滑らかな操作感にこだわった6速MT、3種類の走行特性を使い分けることができるスバル独自のドライブ・アシストシステム「SI-DRIVE」など、高次元のドライビングパフォーマンスを発揮するための技術がふんだんに詰め込まれており、スバルが世界に誇るモデルとして長年愛されてきました。

WRX STIのカタログ燃費

WRX STIのJC08モードカタログ燃費は以下のとおりです。

グレード燃費
STI9.4km/L
STI Type S9.4km/L

 

WRX STIの実燃費

現在、WRX STIに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、WRX STIの実燃費は以下のとおりです。

グレード実燃費
STI8.18km/L
STI Type Sデータなし

 

そもそも、JC08モード燃費とは平坦でまっすぐな道でライトやエアコンなどを使わずに一定の条件下で計測されているもので、指標に使われるといってもいい数値です。しかし、日常生活ではライトやエアコンを使用したり、坂道や未舗装路などさまざまな場所で走行したりすることから、どの車でもカタログ燃費と実燃費との乖離が生まれるのです。

路面の状態や運転の仕方によって実燃費は変わりますが、JC08モード燃費の場合、平均3割程度はカタログ燃費よりも実燃費が低くなるといわれているため、WRX STIのカタログ燃費と実燃費の差は非常に小さく、優秀であるといえます。

WRX STIとライバル車のカタログ燃費を比較

WRX STIのライバル車としては三菱「ランサーエボリューション」がよく知られていましたが、残念ながらランサーエボリューションは2015年で生産を終了しています。

そのため明確に“ライバル”といえるモデルは国産モデルではほとんどないのが現状ですが、ここではホンダ「シビック タイプR」と比較してみましょう。シビック タイプR は2WD、WRX STIは4WDと駆動方式は異なりますが、どちらのモデルもモータースポーツで鍛えられてきたモデルです。

ホンダ「シビック タイプR」

ホンダ「シビック タイプR」出典:ホンダ「シビック TYPE R(2019年12月終了モデル)」デザイン・カラー

歴代シビック タイプR の中で初めて限定販売ではなくカタログモデルとして販売された5代目のFK8型シビック タイプR は、2017年4月にFF車で最速となるラップタイムを記録したことで大きな話題となりました。

シビック タイプR のJC08モードカタログ燃費は、12.8km/Lです。

駆動方式が異なるので単純比較はできませんが、燃費の数値だけで見るとシビック タイプR がWRX STIの燃費の数値を上回っているのがわかります。

WRX STIの走行性能や乗り心地

WRX STIの走行性能や乗り心地出典:スバル「WRX STI」デザイン エクステリア

WRX STIではモータースポーツから生まれた新電子制御マルチモードDCCD方式のシンメトリカルAWDシステムを採用しています。このシステムには電子制御LSDのデフロック率をロックからフリーまでの6段階で設定できるマニュアルモードと、3種類のオートモードが搭載されているので、ドライバーの好みや走行環境に合わせたトルク制御が可能となり、ドライバーの意のままの走りをサポートできるようになっているのが特徴です。

また、徹底的な走り込みを経て専用チューニングされたサスペンションを搭載し、フラットで快適な乗り心地を実現。フロントサスペンションにはWRX STI専用倒立式フロントストラットサスペンションを採用することによってステアリングレスポンスを向上させています。

卓越した走行性能が魅力のWRX STI

スポーツ走行も可能な高い走行性能を持つWRX STIは燃費の良さを追求するモデルではない、といえるかもしれません。しかし、維持費の中でもシェアの大きい燃料費を左右する燃費性能を把握しておくことは、カーライフを無理なく続けていくために重要です。どのような車であっても、車を選ぶ際には燃費性能を確認しておくことをおすすめします。

※記事の内容は2020年6月時点の情報で執筆しています。

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