実際に車を使用するときに、最もふれることになるのが車の内装です。内装はドライブの快適さや居心地の良さを決める大切な車選びのポイントとなるので、シートの質感や収納の使い勝手など、細かい部分まで確認するのが大切です。
ここでは、三菱のクロスオーバーSUV「エクリプスクロス」の内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- ブラックとシルバーを組み合わせたクールな室内空間
- 「G」「P」はオプションで本革シートの選択が可能
- 9インチのゴルフバッグを4個積み込める荷室の広さを確保
エクリプスクロスの室内空間の特徴
エクリプスクロスは、SUVのダイナミックさに都会的な洗練を感じさせるクーペスタイルを融合させたクロスオーバーSUVです。クーペは後端を落とし込んだルーフラインが特徴のため、一般的に後部座席で窮屈さを感じがちですが、エクリプスクロスでは十分なヘッドクリアランスを確保することによって圧迫感がないように工夫されています。
さらに、後部座席の広いレッグスペースを確保するとともに、リアシートには9段階に調節できるリクライニング機能を搭載。乗員が思い思いの姿勢でくつろげるように配慮されている点にも注目です。
また、2023年12月の改良では、それまで上位グレードのみの設定であったマルチアラウンドモニター付きの「スマートフォン連携ナビゲーション」が全車標準装備されました。スマートフォンを車につないで、普段スマートフォンで使用しているアプリケーションをスマートフォン連携ナビゲーションで使用でき、利便性が大幅に向上したのも特筆ポイントといえるでしょう。
エクリプスクロスの内装
ここからは、エクリプスクロスの内装について見ていきましょう。
エクリプスクロスには「M」「G」「P」の3種類のグレードと特別仕様車「BLACK Edition」がありますが、「BLACK Edition」を除きインテリアの印象に大きな差はありません。
ブラックとシルバーを組み合わせたクールな室内空間
インテリアはブラックとシルバーを組み合わせ、スポーティーさと上質さを両立。SUVらしいクールな印象の室内空間を作り出しています。
コックピットはすっきりとした水平基調のインパネデザインを採用し、シルバーのフレームを組み合わせることによってダイナミックさを表現。華美さではなく機能性を重視したコックピットといえるでしょう。ステアリングホイールには本革を使用し、上質感をプラスするとともに機能性も向上させています。
シート生地はグレードで異なる
標準仕様のシート生地は全グレードでブラックですが、素材がグレードによって異なります。
「M」はファブリック、「G」はワンランク上質な上級ファブリック、最上位グレードの「P」と特別仕様車「BLACK Edition」はスエード調素材と合成皮革のコンビネーションです。なお、「P」はシルバーステッチがあしらわれるのに対し、特別仕様車「BLACK Edition」はミディアムグレーステッチという違いがあります。
「G」「P」では、オプションで本革シートの選択も可能です。本革シートを選択した場合は、ライトグレーとブラックの2色からシートカラーが選択できます。
また、エクリプスクロスでは全車に運転席・助手席のシートヒーター、「P」「BLACK Edition」ではさらに後席の左右席にもシートヒーターが備わることに加え、ステアリングヒーターも搭載されるので寒い時期でも快適にドライブが楽しめます。
「P」と「BLACK Edition」は天井色がブラック
出典:三菱「エクリプスクロス」BLACK Edition(ガソリンモデル)
2022年11月の一部改良時に新設された最上位グレード「P」と、「P」をベースとしブラックを効果的にあしらった特別仕様車「BLACK Edition」は、天井色がブラックになり、より引き締まった雰囲気になります。
エクリプスクロスのポケッテリア
座席周りの収納の充実度や使い勝手はドライブの快適性を大きく左右します。使いやすさを追求したという、エクリプスクロスのポケッテリアにも注目してみましょう。
スマートフォントレイ
スマートフォントレイはインパネセンター下部、シフトノブの奥に設置されています。運転席からも助手席からも手が届きやすく、使いやすい位置だといえるでしょう。
上部にはUSBポートとアクセサリーソケットが装備されているので、スマートフォンなどを充電しながらドライブが楽しめます。
ドリンクホルダー
フロアコンソールには、フラップやラバーマットを備えたドリンクホルダーが2個装備されています。
グローブボックス
助手席前の定番収納スペース、グローブボックスは2段タイプを採用。上段に車検証・自賠責保険証、取扱説明書などの書類を収納し、下段には雑誌やポーチなどの小物を収納するなど、さまざまな使い方ができそうです。
大容量フロアコンソールボックス
大容量のフロアコンソールボックスもあります。深さがあるので、さまざまなものを収納できそうです。
上部にサングラストレイが用意されているのもうれしいポイント。メガネやサングラスの置き場所に困ることがなくなります。
エクリプスクロスにはこのほかにも、助手席シートバックポケット(本革シートを選択した場合には運転席にもシートバックポケットが付属)や左右のフロントドア・リアドアのボトルホルダーなどもあります。
また、「M」を除くグレードには、後席にも充電用のType-A/Type-CのUSBポートが用意されています。
エクリプスクロスの荷室&シートアレンジ
エクリプスクロスでは、9インチのゴルフバッグを4個積載できる荷室空間を確保しています。コンパクトSUVとしては十分な広さだといえるでしょう。
ラゲッジアンダーボックスもあるので、汚れものや普段あまり使用しない清掃グッズ、工具類などの置き場所として活用できます。
リアシートは6:4分割可倒式を採用しているので、荷物の大きさや量、乗車人数に合わせてフレキシブルな座席アレンジが可能です。
居心地の良さに関わる車の内装はしっかりチェックしよう
エクリプスクロスはSUVらしいスポーティーさと上質さを有したインテリアデザインで、十分な広さで使い勝手の良い荷室も備わっているため、日常生活からレジャーシーンまで幅広く活躍してくれます。
車の内装はカーライフの充実度を左右するポイントのひとつでもあるので、車選びの際には走行性能や燃費性能だけではなく、内装もしっかりと確認するようにしましょう。
よくある質問
Q1:エクリプスクロスの室内空間の特徴は?
A:エクリプスクロスは後席のレッグスペースを広く取るとともに、十分なヘッドクリアランスを確保しました。後端を落とし込んだルーフラインのクーペスタイルであっても後席の乗員が狭さを感じることのないように工夫されています。またリアシートには、左右別々に9段階に調節できるリクライニング機能を搭載し、乗員が思い思いの姿勢で快適にくつろげます。
Q2:エクリプスクロスの内装の特徴は?
A:エクリプスクロスではブラックとシルバーを使用したインテリアを採用し、スポーティーさと上質さを両立させています。なお、「G」と「P」ではオプションで本革シートの選択が可能です。
Q3:エクリプスクロスの荷室はどんな感じ?
A:エクリプスクロスは、9インチのゴルフバッグを4個積み込める荷室空間を確保しています。また、リアシートは6:4分割可倒式なので、荷物に合わせた多彩なシートアレンジができます。
※この記事は2024年4月時点の情報で制作しています