コンパクトカーとは思えないほど広い室内空間とスライドドアの使い勝手の良さでヒットモデルとなったトヨタタンク。軽自動車で人気のスーパーハイトワゴンをコンパクトカーに仕立て直したような成り立ちで、同じトヨタのルーミー、スバルジャスティとともにダイハツのトールがベースとなっています。そんなタンクのすべてのカラーバリエーションと、メーカー広報部に取材した最新人気カラーランキング、イメージ別のカルモマガジン編集部おすすめカラーをご紹介します。
ボディカラー選びはなぜ重要?
パールやツートンカラーなど追加料金が必要な有償色の設定がある車種もありますが、新車を購入する際にボディカラーは基本色であれば価格は同じです。一方で手放すときはボディカラーによって下取りや買取りの査定額が変わることをご存じでしょうか? 中古車市場での人気が影響し、白(パール)、黒を基準にシルバーが少し安く、黄色や赤などの個性的な色はさらに安くなる傾向があります。他人とかぶることを覚悟で人気色を選ぶか、下取りの不利を承知で個性的なカラーを選ぶのか。クルマを購入する際はしっかりと考えてボディカラーを選ぶことが大事です。ここでは安定した新車販売台数を続けているハイトワゴンのコンパクトカー、トヨタタンクのボディカラーについて検証していましょう。
トヨタタンクの人気カラーベスト3を発表!
カルモマガジン編集部がトヨタ広報部に独自取材を行い、判明したタンクの最新人気ボディカラーベスト3を発表しましょう。このランキングはタンク、タンクカスタムのカタログモデルに加えて、現在販売されている特別仕様車を含んだ順位となっています。
多彩なボディカラーが設定されることが多いコンパクトカーらしく、タンクには全14色が設定されています。そのボディカラーのうちインペリアルゴールドクリスタルメタリック、レーザーブルークリスタルシャイン、マゼンダベリーマイカメタリック、ファイアークォーツレッドメタリック、パールホワイトIIIのタンクカスタムには2トーンカラー仕様が設定されています。
第1位は定番人気の「パールホワイトIII」
このボディカラーは全グレードに設定されており、+3万3000円の有償色となりますが、タンクにおいても白(パール)は安定の人気色となっています。
第2位は珍しく濃紺がランクイン「レーザーブルークリスタルシャイン」
濃紺のボディカラーとしては、珍しく上位にランクインしました。兄弟車ルーミーのイメージカラーとなっています。このレーザーブルークリスタルシャインも+3万3000円の有償色となっています。
第3位は安定の「ブラックマイカメタリック」
やはり、白(パール)系と黒はどんな車種においても安定した人気色となっており、タンクでも黒がベスト3にランクインとなりました。
トヨタタンクのカラーバリエーションを全紹介!
パールホワイトIII
タンクで人気第1位のボディカラー、パールホワイトIII。+3万3000円の有償色ですが、通常のホワイトよりも柔らかく上質な印象を受けます。シンプルの中にカッコよさも感じさせるところが人気の理由でしょう。タンクカスタムには+7万7000円で2トーンカラー仕様が用意されています。
レーザーブルークリスタルシャイン
人気第2位に輝いたレーザーブルークリスタルシャイン。こちらも+3万3000円の有償色になります。深みのある色で、日陰ではネイビー、日が当たるところではエメラルドグリーンがかったブルーにも見えたりするので飽きることがないでしょう。無難な色も明るい色も苦手という方に人気があります。タンクカスタムには+7万7000円で2トーンカラー仕様が用意されています。
ブラックマイカメタリック
第3位となったブラックマイカメタリック。ド定番のブラックですが、細かなラメが入っていて、光があたると普通のブラックとはひと味違う美しさがあります。ブラックは高級感が際立ち都会的な印象を与えるため、オシャレに運転したい人に支持されています。
プラムブラウンクリスタルマイカ
プラムブラウンクリスタルマイカは、落ち着きのある大人のカラーで、レッドカラーは好きだけど派手で抵抗がある人におすすめです。こちらも+3万3000円高の有償色ですが、光の当たり加減によってパープルに見えたりブラウンに見えたりと、カラーの変化も楽しめます。
プライドシルバーメタリック
シルバーカラーはほとんどの車種に用意がありますが、プライドシルバーメタリックは、ボディに反射する光にメリハリが出て美しいのが特徴。街や自然の中などシーンを選ばず、老若男女問わず似合う万能なカラーです。
インペリアルゴールドクリスタルメタリック
インペリアルゴールドクリスタルメタリックは、派手さやいやらしさは一切感じない上品な色合いが特徴で、+3万3000円高の有償色になります。キレイなメタリックで、実際に見るとゴールドというよりは黄土色のような感じです。光の当たり具合によってはイエローに見えることもあります。タンクカスタムには+7万7000円で2トーンカラー仕様が用意されています。
マゼンダベリーマイカメタリック
タンクの全ボディカラーの中でもトップクラスの派手さを誇るのが、マゼンタベリーマイカメタリックです。光の当たっていないところでは深みのある赤に、光が当たるところでは艶めかしさのあるショッキングピンクに仕上がり、ファッション感度の高い女性におすすめです。タンクカスタムには+7万7000円で2トーンカラー仕様が用意されています。
ファイアークォーツレッドメタリック
普通のレッドカラーに飽きた人の間で意外と人気なのが、ファイアークォーツレッドメタリックです。実際はあずき色に近く個性的で目立ち、夜に照明が当たるとかなりカッコいい発色になります。タンクカスタムには+7万7000円で2トーンカラー仕様が用意されています。
ファインブルーマイカメタリック
前述のレーザーブルークリスタルシャインがネイビーなら、ファインブルーマイカメタリックはライトブルーに近い青色。誰とも被りにくかわいいブルーの発色は、乗る度に気分がアガるボディカラーです。
カルモマガジン編集部おすすめのカラーは?
全14色用意されているタンクのボディカラーの中から、編集部が「売るときに有利なカラー」「気取らないカラー」「クールなカラー」「個性的なカラー」という4つの視点でおすすめのボディカラーを選んでみました。
売るときに有利なカラー
一般的な人気色である白(パール)、黒、シルバーとリンクするカラーが決め手になります。まず、定番色で人気カラーナンバー1の「パールホワイトIII」は外せないでしょう。高級感のある「ブラックマイカメタリック」や、万能カラーの「ブライトシルバーメタリック」も需要が高く売却時も安心です。
気取らないカラー
「プラムブラウンクリスタルマイカ」と「インペリアルゴールドクリスタルメタリック」です。どちらも大人のカラーとして、上品さと落ち着き感を兼ね合わせています。
クールなカラー
人気カラー第2位にもランクインした「レーザーブルークリスタルシャイン」。深みのある色で光加減によってさまざまな見え方を楽しめるのも魅力的です。
個性的なカラー
レッド系の「マゼンダベリーマイカ」とブルー系の「ファインブルーマイカメタリック」です。どちらも原色ながら派手すぎず愛着も深まり、乗車する度に気分を上げてくれるでしょう。
ヒットモデルのタンクだからこそ、個性的なカラーを!
コンパクトのハイトワゴンのヒットモデルであるタンクは、タンクカスタムのみ2トーンカラー仕様が用意されているのが特徴です。街でよく見かける車種だけに、「ファインブルーマイカメタリック」や「ファイアークォーツレッドメタリック」「インペリアルゴールドクリスタルメタリック」「プラムブラウンクリスタルマイカ」といった個性的なボディカラーでアピールしたいところですが、普通の購入では売却時の査定額を気にして手を出しづらいかもしれません。しかし、定額カルモくんのようなリースならば、ボディカラーによる売却額の差は関係ないので、自分の好きなボディカラーを選べるという大きなメリットがあるのです。
※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。