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スペーシアの燃費をチェック!「N BOX」や「タント」などのライバル車と比較すると?(2021年~2023年モデル)

スペーシアの燃費をチェック!「N BOX」や「タント」などのライバル車と比較すると?(2021年~2023年モデル)
スペーシアの燃費をチェック!「N BOX」や「タント」などのライバル車と比較すると?(2021年~2023年モデル)

燃料費は車を維持していく上で絶対に欠かせないものですが、燃料費を左右する燃費性能は車種によって差があります。軽自動車であればボディサイズや排気量に制限があるのでどれも似たような燃費かといえばそういうわけでもなく、車種によって燃費にはかなりの差があります。そのため、車選びの際にはしっかりと燃費性能を確認することが大切です。

ここでは、スズキ「スペーシア」の燃費について解説します。

よくある質問

Q1:スペーシアのカタログ燃費はどのくらい?

A:スペーシアは、全車にスズキ独自のISG(モーター機能付き発電機)とリチウムイオンバッテリーを搭載するマイルドハイブリッドシステムを採用しています。スぺーシアのWLTCモードカタログ燃費は2WD車が21.2~22.2km/L、4WD車が20.2km/Lです。

Q2:スペーシアの実燃費はカタログ燃費とどのくらいの差があるの?

A:スペーシアの実燃費は2WD車が18.5km/L、4WD車が17.5km/Lです。WLTCモードカタログ燃費はこれまで日本で使用されてきたJC08モード燃費よりも実燃費に近い数値が出る計測方法とされていますが、それでも1~1.5割程度の差が出るのが一般的です。その点を考えると、スペーシアのカタログ燃費と実燃費の差は概ね平均の範囲といえるでしょう。

Q3:スペーシアの走行性能・乗り心地は?

A:スペーシアは、パワーモード時にはエンジンやCVTの制御を変、さらにISGがモーターアシストを行いトルクアップすることで高速道路などでもスムーズな合流を可能にする力強い加速力を発揮します。またエンジン架装部品や車体構造の変化、吸音材の最適配置などによって静かな車内空間を確保しています。

スペーシアの燃費の特徴

2017年12月に登場した現行型のスペーシアは、スズキ自慢の「ISG」と呼ばれるモーター機能付き発電機を搭載するマイルドハイブリッドシステムを全車に搭載しています。減速時に発生するエネルギーを利用して効率よく発電し、専用の大容量のリチウムイオンバッテリーに充電して加速時にはモーターがエンジンアシストを行うため、低燃費に貢献します。

さらに、停止前の減速時からエンジンを停止させるアイドリングストップシステムを採用。また、アイドリングストップからの発進時にはモーターの力だけでクリープ走行を行って渋滞時などのガソリン消費を抑えるように工夫されていることに加え、軽量高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用などによってスペーシアはクラストップレベル(2021年11月時点、スズキ調べ)の低燃費を実現しています。

スペーシアのカタログ燃費

スペーシアのパワートレインは、最高出力52psを発揮する直列3気筒ガソリンエンジンとISG・リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム1種類のみとなっています。

スペーシアのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
HYBRID X2WD21.2
4WD20.2
HYBRID G2WD22.2
4WD20.2

 

スペーシアの実燃費

現在、スペーシアに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、スペーシアの実燃費(2022年8月5日時点)は以下のとおりです。

駆動方式実燃費(km/L)
2WD18.5
4WD17.5

 

WLTCモード燃費は、従来日本で使用されてきたJC08 モード燃費よりもカタログ燃費と実燃費との差が少ない燃費の計測方法です。

JC08 モード燃費は平坦な道を一定の条件下で走行し計測されますが、WLTCモード燃費は「市街地」「郊外」「高速道路」と実際の使用環境に近い状況ごとに計測するため、JC08 モードカタログ燃費と実燃費の差は3割程度とされているのに対して、WLTCモードカタログ燃費と実燃費の差は1~1.5割程度が一般的とされています。

その点を考慮すると、スペーシアのカタログ燃費と実燃費の差はいずれの駆動方式においても概ね平均値の範囲内であるといえるでしょう。

スペーシアとライバル車のカタログ燃費を比較

スペーシアのライバルとなるモデルは数多く存在しますが、ここでは軽スーパーハイトワゴンを代表するホンダ「N BOX」ダイハツ「タント」、この2車種とスペーシアのカタログ燃費を比較してみましょう。

ホンダ「N BOX」

ホンダ「N BOX」出典:ホンダ「N BOX」デザイン・カラー

軽スーパーハイトワゴンを代表する存在といえる大ヒットモデル、ホンダ「N BOX」。広い室内空間と高い安全性を備えていることに加え、軽自動車の域を超える走行性能の高さが魅力です。

N BOXのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
G2WD21.2
4WD19.8
L2WD21.2
4WD19.8
EX2WD21.2
4WD19.8
L ターボ/EXターボ2WD20.2
4WD19.0

 

スペーシアとN BOXは、グレードによって若干の差はありますが、ほぼ同程度の燃費性能を備えているといえるでしょう。とはいえ、N BOXにはスペーシアの「HYBRID G」の22.2km/Lを上回るグレードはありません。

ダイハツ「タント」

ダイハツ「タント」出典:ダイハツ「タント」外観・室内空間

ピラーレスの「ミラクルオープンドア」の使い勝手の良さが高く評価されているダイハツ「タント」は、運転席のロングスライド機構やハンドルにふれるだけでドアが開閉するタッチ&ゴーなど、さまざまな利便性を高める機能が搭載されているのが特徴です。

タントのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
L/L(スマートアシスト非装着車)2WD21.0
4WD20.0
X/X“スペシャル”2WD21.0
4WD20.0
X ターボ2WD20.0
4WD18.8

 

スペーシアとタントの比較においては、スペーシアのカタログ燃費がタントを上回っています。

スペーシアの走行性能・乗り心地

スペーシアの走行性能・乗り心地出典:スズキ「スペーシア」走行・環境性能

スペーシアではパワーモードスイッチが搭載されており、パワーモード時にはエンジンやCVTの制御を変更することに加え、ISGがモーターアシストを行いトルクアップ。高速道路などでもスムーズな合流を可能にする力強い加速力を発揮します。

モータージャーナリスト・萩原文博さんの試乗記でスペーシアの走行性能をチェック!

またエンジン架装部品や車体構造の変化、防音材の最適配置などにより、走行中でも会話が楽しめる静かな室内空間を確保しています。

申し分ない燃費性能を持つスペーシア

スペーシアは全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載し、ライバル車にも引けを取らない優れた燃費性能を持つモデルです。

カーリースではほとんどの維持費を定額制にできますが、燃料費はリース料金にまとめることはできません。リース料金のほかにどの程度の維持費が必要なのか見極めるためにも、燃料費を左右する燃費性能のチェックは怠らないようにしましょう。

 

【動画解説】スペーシアについてさらに詳しく知りたい方はYou Tubeでチェック

※この記事は2022年8月時点の情報で制作しています

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