スズキ「スペーシアカスタム」は、華やかで上品なスタイルが魅力の軽スーパーハイトワゴンです。ルックスの良さが魅力ではありますが、燃費性能も優れており高いレベルの低燃費を実現しているモデルでもあります。

ここでは、スペーシアカスタムの燃費性能についてご紹介します。

スペーシアカスタムの燃費性能の特徴

スペーシアカスタムは、先代モデルに引き続き減速時に発生するエネルギーを利用して加速時にモーターによるエンジンアシストを行うマイルドハイブリッドシステムを採用しています。

さらに、停車前の減速時に約10km/h以下になると自動でエンジンを止めて余分な燃料の消費を抑制するアイドリングストップシステムや、高剛性化かつ軽量化を実現したプラットフォーム「HEARTECT（ハーテクト）」、より軽量化された新開発のCVTなどと合わせ、高いレベルの低燃費を実現しているのが特徴です。

スペーシアカスタムのカタログ燃費

スペーシアカスタムのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。なお、スペーシアカスタムのベースモデルであるスペーシアにはターボエンジンの設定はありませんが、スペーシアカスタムではNAエンジンに加えターボエンジンの選択肢も用意されています。

スペーシアカスタムの実燃費

スペーシアカスタムに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、スペーシアカスタムの実燃費（2024年3月15日時点）は以下のとおりです。

NAエンジン、ターボエンジンともにカタログ燃費とは差があり、特にターボエンジン2WD車において差が大きいことがわかります。

スペーシアカスタムとライバル車の燃費を比較

スペーシアカスタムのライバルとなるモデルとしては、三菱「デリカミニ」やホンダ「N BOX CUSTOM」などがあります。ここではこの2車種とスペーシアカスタムの燃費を比較してみましょう。

三菱「デリカミニ」

出典：三菱「デリカミニ」デザイン

タフギア感を強く押し出した、SUVライクな雰囲気が魅力の三菱「デリカミニ」。4WD車は大径タイヤや専用開発のショックアブソーバーを採用し、荒れた路面もこなせる頼もしい走破性を有しています。

デリカミニのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

スペーシアカスタムとデリカミニの比較では、スペーシアカスタムがより低燃費を実現しています。

ホンダ「N BOX CUSTOM」

出典：ホンダ「N BOX CUSTOM」スタイリング・ インテリア

現行型のスペーシアカスタムの約1ヵ月前、2023年10月にフルモデルチェンジを受けて3代目に切り替わったホンダ「N BOX CUSTOM」。ホンダならではの力強さと安定性を両立させた走りに磨きをかけています。

N BOX CUSTOMのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

N BOX CUSTOMとの比較においても、燃費ではスペーシアカスタムに軍配が上がることがわかります。

スペーシアカスタムの走行性能＆乗り心地

出典：スズキ「スペーシアカスタム」外観

スペーシアカスタムでは、環状骨格構造や構造用接着材の採用によってボディ剛性、操縦安定性を高め、揺れやふらつきの少ない快適な乗り心地を実現しています。

また、防音材を効果的に配置してエンジン音や風切り音などのノイズの車内への侵入を減らすことで静粛性を高めているほか、全車に電動パーキングブレーキやブレーキホールドなど、ドライバーの負担を軽減する機能も新たに採用されました。

スペーシアカスタムはライバル車を圧倒する燃費性能を有したモデル

スペーシアカスタムは、ライバル車を圧倒する高い燃費性能を有しています。NAエンジン、ターボエンジンともに低燃費を実現しているので、どのグレードを選んでも安心してカーライフが楽しめるでしょう。

※この記事は2024年3月時点の情報で制作しています