適当に値段だけで車のグレードを選ぼうとはしていませんか?実は、車のグレード選びは数ある車選びのポイントの中でも重要な部分です。
グレードごとの特徴を把握しないまま選んでしまうと、装備内容が物足りなかったり、使い勝手に不便を感じてしまったりすることになりかねません。そのため、選ぶ際にはまずグレードごとの違いを把握して、自分が欲しい装備を搭載しているグレードを選ぶようにしましょう。
ここでは、三菱「ミラージュ」のグレードについて紹介します。
この記事のPOINT
- ミラージュのグレードは3種類
- 上級グレード「G」にはLEDヘッドライトを標準装備
- ミラージュのおすすめグレードは「M」
ミラージュのグレード構成
グレードを選ぶためには、まずその車種のグレード構成を把握しておきましょう。
ミラージュに採用されているパワートレインは1種類のみ、1.2L直列3気筒エンジンとCVTの組み合わせです。ハイブリッドシステムやターボエンジンを搭載するパワートレインがないので、この時点で必然的に複数のパワートレインを用意している車種よりもグレード数は絞られてきます。
ミラージュに用意されているグレードはベースグレードの「M」と上位グレード「G」、特別仕様車「Black Edition」の3種類です。
ミラージュのグレードごとの特徴
ここからは、ミラージュのグレードごとの装備内容を見ていきましょう。
コストパフォーマンスが高い「M」
現行型のミラージュは2012年に登場したモデルであり、モデルライフはかなり長い部類に入りますが、2020年4月のマイナーチェンジでエクステリアを一新。
三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用し、今の時代にふさわしいシャープさや力強さを感じさせる洗練されたデザインに進化しています。
アルミホイールを標準装備
ミラージュでは、ベースグレードの「M」でも切削光輝仕上げの15インチのアルミホイールが装備され、コンパクトカーといえども迫力を持った足元を備えているのは車好きの心をくすぐるでしょう。ヘッドライトにはハロゲンが使用されています。
今時の車に欲しい機能は一通りそろう
機能面でも、キーを携帯していればキーを取り出すことなくスイッチ操作でドアの解錠/施錠ができ、エンジンはエンジンスイッチを押してスタートするシステムのキーレスオペレーションシステム+エンジンスイッチ、クリーンエアフィルター付きのフルオートエアコンや99%UVカット機能付きのフロントドアガラスなど、今時の新車であれば欲しい機能が標準装備されています。
さらに、ダイヤルで運転席を上下に調整できる運転席ハイトアジャスター(シートリフター)や、ステアリングホイールの角度を調節できるチルトステアリングも装備されているので、体格にかかわらずベストなドライビングポジションを確保できるのもうれしいポイントです。
リヤシートには6:4分割可倒式シートが採用され、座席アレンジも可能です。そのほか、車両に登録されたキー以外ではエンジンを始動できず、盗難防止に役立つイモビライザーも搭載されています。
実燃費向上に貢献する機能も搭載
減速時からエンジンを停止させてガソリンの消費を抑えるコーストストップ機能付きのアイドリングストップ機構であるオートストップ&ゴー(コーストストップ機能付き)、減速エネルギー回生システム、ECOドライブアシストなどの実燃費向上に貢献する機能も省かれることなく搭載されているので、燃費を気にすることなく安心して毎日使用できるでしょう。
安全性能は予防安全技術「三菱e-Assist」が全車に標準装備されています。2020年4月のマイナーチェンジでは「三菱e-Assist」の機能が強化され、車線逸脱警報システムやオートマチックハイビームが追加されたことによって、ミラージュは全車が「サポカーSワイド」に該当するようになりました。
「三菱e-Assist」など、ミラージュの安全性能について詳しくはこちら
LEDヘッドライトが装備される「G」
「G」では、少ない消費電力でより遠くまで照らし出すLEDヘッドライトが装備されるのが最も大きな特徴です。加えてLEDデイタイムランニングランプ、フロントフォグランプ(ハロゲン)も標準装備となります。
アクティブで先進的なエクステリアが魅力
LEDヘッドライトは機能的に優れているだけでなく、ルックスに先進的な雰囲気を添えてくれます。さらにフロントグリルのアクセントが「M」ではクロームであったのに対し、上級グレードの「G」ではレッドを採用し、アクティブさも演出しているのが特徴といえるでしょう。
ステアリングスイッチを追加
また、ステアリングにオーディオリモコンスイッチが標準装備されます。ステアリングから手を離さずにオーディオを操作できる優れものです。
そのほかではステアリングホイールやシフトノブに本革が使用されたり、シートステッチが追加されたりするなどインテリアの質感がアップします。
それ以外の「M」との装備内容の差はほとんどなく、ミラージュは比較的グレード間での装備内容の差が少ないモデルといえるでしょう。
スポーティーさが魅力の特別仕様車「BLACK Edition」
2021年4月に追加された「BLACK Edition」は、「G」をベースにドアミラーやルーフなどをブラックマイカ塗装とすることで、スポーティーかつ精悍な印象に仕上げた特別仕様車です。
アルミホイールも「G」とサイズは同じですが、専用のブラック塗装になり、より引き締まった足元を演出。デザイン面以外の機能装備はほぼ「G」に準じますが、「G」ではオプション設定であるヒーテッドドアミラーやシートヒーターが追加されます。
カーリースならミラージュの上級グレードも夢じゃない
ミラージュに新車で乗るには、車両本体価格のほか、法定費用や各種手数料などの初期費用が必要です。初期費用は本体価格の1~2割ほどになることが多く、カーローンには含められないケースでは現金で支払わなければなりません。
また、カーローンを利用する場合は、頭金としてまとまった金額を用意することも考えられます。
車は人生最大の買い物のひとつともいわれるほど高価な買い物だけに、カーローンの借入可能額や予算によっては、希望するグレードをあきらめなければならないこともあるでしょう。
しかしカーリースであれば、頭金も初期費用も用意する必要がないため、貯金を切り崩すこともなく、憧れのグレードのミラージュを手にすることが可能になります。
カーリースで憧れのグレードが手にできるワケ
カーリースは、リース会社が所有権を持つ車を、定額料金を支払うことでマイカーのように利用できる車のサブスクリプションサービスです。
月々のリース料には法定費用や各種手数料が含まれているため、頭金も初期費用も別途支払うことなく、定額料金だけで車に乗り始めることができます。
リース料は、本体価格から契約満了時の想定残価を引き、契約期間で割って算出されます。そのため、本体価格が購入よりも安くなる上、契約期間が長いほど月々のリース料を安くできます。購入費用を借入れるカーローンとは違い、金利という概念もありません。
コンパクトカーに求められる装備を搭載し、コストパフォーマンスの良い「M」がミラージュのおすすめグレード
ミラージュではグレード間の装備内容の差が少なく、ベースグレードの「M」であっても必要十分な装備内容となっています。
フルオートエアコンやキーレスオペレーションシステム+エンジンスイッチ、燃費向上に貢献するオートストップ&ゴーや減速エネルギー回生システム、さらに先進安全技術など、コンパクトカーに期待される機能は一通りそろっています。装備内容と価格のバランスを考えると、「M」がミラージュのおすすめグレードといえるでしょう。
グレード選びは、その後のカーライフの満足度を左右する重要な車選びのポイントです。値段のみに注目して選んだり、すすめられるグレードをそのまま内容確認せずに選んだりするのではなく、グレードごとの特徴を把握して自分に合ったグレードを選んでください。
よくある質問
Q1:ミラージュのグレード構成は?
A:ミラージュに設定されているグレードはベースグレードの「M」と上級グレード「G」、特別仕様車「BLACK Edition」の3種類です。
Q2:ミラージュのグレードはどうやって選べばいい?
A:ミラージュはグレード間の装備内容の差があまりありません。フルオートエアコンやスマートキー、エンジンスイッチ、燃費向上に貢献する機能、先進安全技術なども全車標準装備です。異なるのは上級グレードの「G」ではLEDヘッドライトやステアリングスイッチが装備される点、インテリアの質感が向上する点です。そのため、この2点の差をどうとらえるかでグレードは決まってくるでしょう。
Q3:ミラージュのおすすめグレードは?
A:ミラージュではグレードごとの装備内容の差があまりなく、ベースグレードの「M」でもコンパクトカーに求められる機能は一通りそろっています。装備内容と価格のバランスを考えると、ベースグレードの「M」がミラージュのおすすめグレードといえるでしょう。
※記事の内容は2021年6月時点の情報で執筆しています。