デザイン性の高い車、とにかく燃費の良い車など、どのような点を重視して車を選ぶのかは人それぞれです。しかし、安心してカーライフを楽しむためには、何を重視するのかにかかわらず安全性能は必ず確認しておくべきポイントといえるでしょう。
ここでは、スズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシアカスタム」の安全性能について紹介します。
この記事のPOINT
- 「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備
- オプションで「全方位モニター用カメラ」の追加が可能
- 全車が「サポカーSワイド」に該当
スペーシアカスタムの安全性能の特徴
現行型のスペーシアカスタムは、2017年12月の登場時から軽自動車初採用(2017年12月、スズキ調べ)となる「後退時ブレーキサポート」やフロントガラスに運転に必要な情報を投影するフロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイを採用するなど、スズキの主力モデルだけに充実した安全性能を備えているのが特徴です。
また、2020年8月の一部改良では衝突被害軽減ブレーキである「デュアルカメラブレーキサポート」に夜間歩行者の検知機能を追加、さらに2021年12月には「車線逸脱抑制機能」を採用するなど、スズキの予防安全技術である「スズキ セーフティ サポート」を随時アップデートさせています。
「スズキ セーフティ サポート」は全車に標準装備されており、スペーシアカスタムは経済産業省や国土交通省が普及を進めている先進安全技術を採用した車「サポカー」の中でも、最も装備内容の充実した「サポカーSワイド」の認定を受けています。
スペーシアカスタムの「スズキ セーフティ サポート」の内容
スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」はスズキの車であればすべて同じ内容というわけではなく、車種によって搭載される先進安全技術の種類は変わります。ここでは、スペーシアカスタムの「スズキ セーフティ サポート」にはどのような先進安全技術が採用されているのか、見ていきましょう。
デュアルカメラブレーキサポート
ぶつかる危険を予測してブレーキを作動
約5~100km/hの速度域で走行中に前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険があるとシステムが判断すると音や表示でドライバーに警告。その状態でさらに衝突のおそれが高まった場合は弱いブレーキを作動させます。ドライバーがブレーキを踏んだ場合はブレーキアシストを行い、ブレーキ踏力をアップ。
それでも衝突不可避であると判断した場合は自動で強力なブレーキを作動させ、衝突回避もしくは被害軽減をサポートします。
夜間歩行者の検知も可能
スペーシアカスタムの「デュアルカメラブレーキサポート」は、車両と昼間の歩行者に加えて夜間の歩行者の検知も可能です。
後退時ブレーキサポート
リアバンパーに設置したセンサーで後方の障害物との距離を測り、音の変化でドライバーに障害物への接近を知らせます。障害物を検知している状態で衝突の危険性が高まると自動でブレーキを作動させ、衝突の回避や被害軽減を図る機能です。
誤発進抑制機能/後方誤発進抑制機能
進行方向に壁などの障害物を検知している状態でアクセルペダルを強く踏み込みすぎた場合、システムがエンジン出力を抑制することで急発進や急加速を防ぐ機能です。
車線逸脱警報機能/ふらつき警報機能
走行中にシステムが車線を認識して進路を予測します。車両が予測値を外れて車線からはみ出しそうになった場合や、蛇行するなど「車線から逸脱する危険がある」「ふらついている」とシステムが判断した場合には音や表示で警告を発し、ドライバーに注意喚起する機能です。
車線逸脱抑制機能
2021年12月の一部仕様変更時に追加された機能で、車線からはみ出す危険が発生したときにシステムが逸脱を回避する方向にステアリング操作を支援し、車線からはみ出すことなく安全運転ができるようにサポートします。
ハイビームアシスト
先行車や対向車のランプ、街灯などを認識し状況に応じてシステムがハイビームとロービームを切り替える機能です。手動切替えの手間をなくしたり、切替え忘れをなくしたりするほか、ハイビームの使用時間を長くして夜間歩行者の早期発見に貢献するメリットがあります。
アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)
システムが先行車との距離を計測し、適切な車間距離を維持しながら加速・減速、停止までを自動追従することでドライバーの運転疲労を大幅に軽減し、安全運転に貢献してくれる運転支援技術です。
先行車発進お知らせ機能
停車中に先行車が約4m以上進んでも自車が停止を続けた場合に、音や表示でドライバーに先行車の発進を知らせて出遅れを予防する機能です。
フロントガラス投影式ヘッドアップディスプレイ(「HYBRID GS」を除くグレードに標準装備)
速度や標識など、運転に必要な情報をカラーでフロントガラスに投影する機能です。ドライバーの視点移動を減らし、安全運転に貢献します。
標識認識機能(「HYBRID GS」を除くグレードに標準装備)
走行中に道路標識をシステムが認識し、ヘッドアップディスプレイに表示することによってドライバーの標識見落としを予防する機能です。最高速度、はみ出し通行禁止、一時停止、車両進入禁止の4つの標識と、補助標識の「終わり」を認識します。
全方位モニター用カメラ
スペーシアカスタムでは、さらに安全性を高めてくれる「全方位モニター用カメラ」も用意されています。
車両の前後左右に設置したカメラで周囲の状況をモニタリングし、真上から車両を見下ろしたような画像などを映し出してドライバーの安全確認をサポートします。
立体的に表示する「3Dビュー」や、狭い道を約5km/h以下で走行時に自動で助手席側とフロントの映像を映し出し、接触事故防止に貢献する「すれ違い支援機能」なども搭載しています。
全方位モニター用カメラは、全グレードに設定のあるパッケージオプション「全方位モニター付きメモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機」もしくは「全方位モニター用カメラパッケージ」の追加で装着されます。
スペーシアカスタムの安全性は申し分なし
スペーシアカスタムは、充実した先進安全技術を搭載した安全性の高いモデルです。誰もが安心して運転できることはもちろん、運転負荷を減らしてくれる運転支援機能も搭載しているためロングドライブも快適に楽しめるでしょう。
申し分のない安全性を備えたスペーシアカスタムで、ドライブを楽しんでください。
よくある質問
Q1:スペーシアカスタムには先進安全技術は全車に標準装備されているの?
A:はい、スペーシアカスタムにはスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が全車に標準装備されています。
Q2:スペーシアカスタムに搭載される先進安全技術にはどんなものがあるの?
A:夜間の歩行者も検知する「デュアルカメラブレーキサポート」、後退時にも衝突被害軽減ブレーキを作動させる「後退時ブレーキサポート」、ペダル踏み間違い時の飛び出し防止に貢献する「誤発進抑制機能/後方誤発進抑制機能」、高速道路で加減速をシステムがサポートしてドライバーの運転負荷を減らす「アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)」など、多くの先進安全技術を搭載しています。
Q3:スペーシアカスタムはどの「サポカー」に該当するの?
A:スペーシアカスタムは全車が「サポカー」の中で最も装備内容が充実した「サポカーSワイド」に該当します。
※この記事は2022年8月時点の情報で制作しています