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【2022年】コンパクトカーの人気ランキング!おすすめ車種などをプロが解説

【2022年】コンパクトカーの人気ランキング!おすすめ車種などをプロが解説
【2022年】コンパクトカーの人気ランキング!おすすめ車種などをプロが解説

日本の道路事情に適したサイズで運転がしやすく、大型車よりも車両本体価格や維持費が安く抑えられることから、コンパクトカーは人気を集めています。しかし、たくさんのラインナップがあるので、選ぶとなると迷ってしまうことも。

ここでは、コンパクトカーの人気ランキングや、選び方、おすすめ車種などについて、車のプロでもあるマイカーコンシェルジュの私、若林がご紹介します。

コンパクトカーとは

コンパクトカーとは

日本で人気の高いコンパクトカーですが、どのような車をコンパクトカーと呼ぶのでしょうか。まずは、その定義から確認してみましょう。

明確なサイズの決まりはない

実は、コンパクトカーに明確な定義はありません。一般的にコンパクトカーと呼ばれるのは小型自動車に分類される5ナンバーサイズの小型乗用車であり、小型乗用車のボディサイズは全長4,700mm以下、全幅1,700m以下、全高は2,000mm以下で排気量は660cc~2,000ccまでと定められています。

ただし5ナンバーサイズの小型自動車でなくても、そのメーカーやブランドの中で最もコンパクトなモデルや、排気量が小さく1.5L以下である場合は「コンパクトカー」と呼んでいるケースもあります。

軽自動車とコンパクトカーの違い

一方、軽自動車はボディサイズや排気量など、規格が明確に定められています。乗車定員は4人以下で排気量660cc以下、ボディサイズは全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下、全高2,000mm以下でなければなりません。この規定値をひとつの項目でも超えてしまうと、軽自動車ではなくなります。

なお、軽自動車はボディサイズや排気量が小さいことから税金の優遇があります。自動車税(種別割)の場合、普通車では排気量に応じて税額が変わり、自家用車の場合は最も小さな排気量であっても25,000円であるのに対し、軽自動車税(種別割)は一律で10,800円です。

また、車検時に必要になる自動車重量税は普通車では重量に応じて税額が異なり最も安いものでも8,200円ですが、軽自動車では一律で6,600円です。

このように、軽自動車とコンパクトカーではボディサイズや排気量だけでなく、税金の負担も異なる、ということになります。

コンパクトカーが人気の理由

日本ではコンパクトカーの人気が非常に高く、ラインナップも豊富です。では、なぜ普通車や大型車よりもコンパクトカーが支持されているのでしょうか。

適度なサイズ感で運転しやすい

まず、単純にボディサイズが小さいことによる取り回しのしやすさが挙げられます。

北米などに比べて国土の狭い日本は住宅密集地も多く、そういった所では細い路地が入り組んでいるケースがほとんどで、大きな車では小回りが利かず運転しにくいといった事情があります。また、取り回し以前に大型車では車幅が道幅を超えて物理的に無理な場合もあります。

車幅や車高を心配せずにどこにでも移動でき、運転が苦手な方でも楽に運転できることが、コンパクトカーが支持される理由のひとつといえるでしょう。

比較的税金が安い

先述のとおり、普通車の税金は、排気量が大きくなるほど、また車両重量が重たくなるほど高くなります。

その点、車両重量が比較的軽く排気量も小さいコンパクトカーであれば、軽自動車ほどではないにしても税金を安く抑えることになり、維持費の削減につながります

大型車よりも燃費が良い

大型車は重たい車体を動かすためのパワーが必要になり、排気量の大きなエンジンが必要になります。エンジンの性能によっても差はありますが、一般的に排気量が大きくなると燃費は悪化する傾向があります。

それに対して、軽いコンパクトカーは排気量の小さいエンジンで車を動かせます。そのため比較的低燃費の車が多く、燃料費を抑えることができるのです。

コストパフォーマンスに優れている

モデルやグレードによって車の価格は異なりますが、一般的に車格が大きくなると車両本体価格は高くなります。

近年は車の性能も上がり、コンパクトカーであっても走行性能に不満を感じるシーンは少なくなりつつあります。また、パッケージング技術の向上によって室内の広さや荷室容量も普通車と変わらないレベルの車種も登場しているため、うまく選べばコンパクトカーは普通車よりもコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

コンパクトカー人気ランキング

コンパクトカーは人気のジャンルということもあり、各メーカーがさまざまな個性を持つモデルを販売しています。たくさんある中から、どの車を選べばいいのか迷った際には、多くの方に選ばれている人気のあるもの選ぶ、という方法もあります。

以下の表は、2022年10月のコンパクトカーの販売台数上位10位を示したものです。

順位車名メーカー販売台数
1ヤリストヨタ14,142
2シエンタトヨタ10,739
3ライズトヨタ8,660
4ル―ミートヨタ8,144
5ノート日産7,603
6アクアトヨタ7,007
7フリードホンダ5,858
8フィットホンダ4,688
9ヴェゼルホンダ4,296
10ソリオスズキ3,987

*一般社団法人 日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位 2022年10月」を基に作成

上位10車種のうち、トヨタが5車種ランクインしていることに加え、上位4位を独占しています。トップに君臨する「ヤリス」は2020年、2021年の乗用車新車販売台数1位をマークしている大人気モデルで、日本だけでなくグローバル市場においても高い人気を誇ります。

また、車はフルモデルチェンジやマイナーチェンジ時に買い替えられる傾向があるため、新型車が登場した直後は販売台数が増える傾向があります。「シエンタ」は2022年8月にフルモデルチェンジしたばかり。元々人気のあるコンパクトミニバンですが、新型効果で一気に2位に順位が上昇しました。

日産で唯一トップ10入りしたのは、2020年11月に3代目に切り替わった「ノート」。その後には低燃費で定評のある「アクア」や、「フリード」などホンダの3車種が続きます。10位には、スズキの「ソリオ」が入りました。

【運転のしやすさで選ぶ】おすすめの人気コンパクトカー

コンパクトカーといっても、車によってボディサイズが異なり、取り回しやすさ、運転のしやすさも異なります。ほぼ5ナンバーに近いサイズのコンパクトカーもあるため、運転のしやすさで選ぶのであればボディサイズが小さめ、また最小回転半径が小さいコンパクトカーがおすすめです。

ここでは、運転が苦手な方や、免許取りたての運転初心者の方におすすめのコンパクトカーをご紹介します。

スズキ「ソリオ」

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グレードGHYBRID MXHYBRID MZ
パワーユニット1.2LNAエンジン1.2LNAエンジン+モーター(マイルドハイブリッド)
駆動方式2WD・4WD
燃費(km/L、WLTCモード)17.8~19.018.4~19.6
全長(mm)3,790
全幅(mm)1,645
全高(mm)1,745
最小回転半径(m)4.8
車両本体価格151万5,800円~176万7,700円~202万2,900円~

 

スズキ「ソリオ」は、軽自動車よりも一回り大きい程度のコンパクトなサイズ感が特徴のモデルで、軽自動車からの乗換えでも多く選ばれている1台です。最小回転半径は4.8mなので小回り性能が高く、狭い路地などでも取り回ししやすいので、細い道が入り組んだ住宅地などを通る方には特におすすめ。運転のしやすさで選ぶなら外せない1台といえます。

デビュー当初は1.0Lエンジンを搭載したリッターカーでしたが、先代モデルからは1.2Lに排気量をアップしています。さらに、2022年11月に登場した現行型では、全長を先代型比で80mm、荷室床面長を100mm拡大し、ゆとりのある室内空間と荷室空間を確保しました。

さらに、室内の温度差をやわらげる「スリムサーキュレーター」やロールサンシェード、USB電源ソケットなど、快適性を高める装備も充実しています。

トヨタ「ルーミー」

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グレードXGG-TカスタムGカスタムG-T
パワーユニット1.0LNAエンジン1.0Lターボエンジン1.0LNAエンジン1.0Lターボエンジン
駆動方式2WD・4WD2WD2WD・4WD2WD
燃費(km/L、WLTCモード)16.8~18.416.816.8~18.416.8
全長(mm)3,7003,705
全幅(mm)1,670
全高(mm)1,735
最小回転半径(m)4.64.7
車両本体価格156万6,500円~173万3,500円~187万4,500円192万4,000円~205万6,000円

 

トヨタ「ルーミー」は軽自動車などのスモールカーづくりに長けているダイハツのコンパクトカー「トール」のOEM供給車です。

ルーミーはソリオよりもさらに最小回転半径が小さく、運転のしやすさは抜群です。軽スーパーハイトワゴンに代わる選択肢としておすすめします。「できるだけ小さい車がいいけれど、5人が乗る機会があるので軽は困る」という方にはぴったりではないでしょうか。

オーソドックスなデザインのノーマルタイプと、クールな装いのカスタムの2タイプをラインナップしているため、好みに合わせてエクステリアが選べます。さらに低床設計で乗り降りがしやすいことに加え、荷室フロア高も低いので大型の荷物や重たい荷物も楽に積み込めます。

ダイハツ「ブーン」

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グレードX“SA III”X“LパッケージSA III”CILQ“SA III”CILQ“GパッケージSA III”STYLE“SA III”
パワーユニット1.0LNAエンジン
駆動方式2WD・4WD
燃費(km/L、WLTCモード)19.0~21.0
全長(mm)3,6503,680
全幅(mm)1,665
全高(mm)1,525
最小回転半径(m)4.6
車両本体価格127万5,000円~138万5,000円~157万2,000円~173万7,000円~156万1,000円~

 

ソリオやルーミーほどの高さは必要なく、できるだけコンパクトに…というニーズを満たしてくれるのが、この「ブーン」です。買いやすい価格設定も魅力です。

ソリオやルーミーがスライドドアを備えたワゴンタイプであるのに対し、ダイハツ「ブーン」はヒンジドアを搭載するハッチバックタイプで、全長はこの3車種の中で最も短くなります。

キュートなデザインの「STYLE」と都会的で洗練された「CILQ(シルク)」、そして乗る人を選ばない「スタンダード」の3タイプがラインナップされており、車のデザインにこだわりがある方や女性に人気の1台です。

【燃費の良さ・環境性能で選ぶ】おすすめの人気コンパクトカー

ガソリン代が高騰している昨今、できるだけ維持費を抑えるためにも低燃費であることを車選びの第一条件に挙げる方も増えています。ここでご紹介するのは燃費性能に優れたおすすめのコンパクトカー3台です。

トヨタ「アクア」

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グレードBXGZGR SPORT
パワーユニット1.5LNAエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
駆動方式2WD・4WD2WD
燃費(km/L、WLTCモード)30.1~35.830.0~34.630.0~33.629.3
全長(mm)4,0504,095
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,485~1,5051,485
最小回転半径(m)4.9~5.25.25.3
車両本体価格199万7,000円~210万7,000円~223万円~240万円~259万5,000円

 

トヨタ「アクア」はハイブリッド専用のコンパクトカーで、2011年にデビューしたモデルです。長くモデルチェンジが行われていませんでしたが、2021年7月に初のフルモデルチェンジが実施されました。

トヨタ車は全体的に燃費性能が優れている傾向がありますが、その中でもアクアの燃費性能は抜群です。フルモデルチェンジを経てさらに燃費性能を向上させ35.8km/Lの低燃費を実現。加えてアクセルペダルによって加減速をコントロールする「快感ペダル」を採用し、走りの質感も進化しています。

また現行型では、駐車時の操作を支援するシステムが追加できるなど、先進機能も充実しています。

日産「ノート」

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グレードXAUTECHAUTECH CROSSOVER
パワーユニット1.2LNAエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
駆動方式2WD・4WD
燃費(km/L、WLTCモード)23.8~28.4------
全長(mm)4,0454,0804,045
全幅(mm)1,6951,700
全高(mm)1,505~1,5201,5201,545
最小回転半径(m)4.95.2
車両本体価格221万1,000円~254万3,200円~257万6,200円~

 

先代の日産「ノート」はガソリンエンジンのラインナップがありましたが、2020年12月に登場した現行型からは日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」専用車になりました。

搭載される第二世代の「e-POWER」は、モーターの出力とトルクを向上させ、よりスムーズかつパワフルな加速を実現。さらにクラスを超える静粛性を確保しているため、快適で静かな室内空間でドライブが楽しめます。

また、日産自慢の運転支援技術「プロパイロット」を採用したことに加え、日産初となる「ナビリンク機能」を搭載。ナビと連動してカーブの大きさに応じて減速したり、標識を検知して車速を自動で変更したりする機能など、燃費や環境性能以外にも注目すべきポイントがたくさんあります。

トヨタ「ヤリス」

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【1.5Lガソリン車】

グレードXGZ
パワーユニット1.5LNAエンジン
トランスミッション6MTCVT6MTCVT6MTCVT
駆動方式2WD2WD・4WD2WD2WD・4WD2WD2WD・4WD
燃費(km/L、WLTCモード)19.619.2~21.619.619.2~21.419.619.2~21.6
全長(mm)3,940
全幅(mm)1,695
全高(mm)1.500~1,515
最小回転半径(m)4.85.1
車両本体価格154万8,000円~172万3,000円~190万4,000円~

 

【1.0Lガソリン車・CVTのみ】

グレードXG
パワーユニット1.0LNAエンジン1.0LNAエンジン
駆動方式2WD2WD
燃費(km/L、WLTCモード)20.2
全長(mm)3,940
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,500
最小回転半径(m)4.8
車両本体価格147万円164万5,000円

 

【1.5Lハイブリッドシステム・CVTのみ】

グレードXGZ
パワーユニット1.5LNAエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
駆動方式2WD4WD2WD4WD2WD4WD
燃費(km/L、WLTCモード)36.030.235.830.235.430.2
全長(mm)3,940
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,500~1,515
最小回転半径(m)5.1
車両本体価格201万3,000円~214万5,000円~235万円~

 

コンパクトカートップクラスの人気を維持し続けているトヨタ「ヤリス」。ヤリスはハイブリッド車とガソリン車がラインナップされていますが、ハイブリッド車は世界トップレベル(2022年12月時点、トヨタ調べ)の低燃費を実現しているのはもちろん、ガソリン車においても優れた燃費性能を実現しているのが特徴です。

グレードによっては最小回転半径が5mを切っており、小回りが利き扱いやすいのも魅力といえるでしょう。

また、ハイブリッド車は低燃費で環境にも優しいですが、車両本体価格が高くなりがちです。その点ヤリスのガソリン車は低燃費であることに加え車両本体価格がかなり抑えられているので、できるだけ安く燃費性能の良い車が欲しい方に一押しのモデルです。

 

【使い勝手の良さで選ぶ】おすすめ人気コンパクトカー

室内の広さや積載性、快適装備の充実度など、利便性も重要な車選びのポイントのひとつ。使い勝手の良さで定評のあるおすすめコンパクトカーは以下の3車種です。

ホンダ「フィット」

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【ガソリン車】

グレードBASICHOMERSCROSSTARLUXE
パワーユニット1.5LNAエンジン
駆動方式2WD・4WD2WD2WD・4WD
燃費(km/L、WLTCモード)16.6~18.716.6~18.517.916.1~17.616.0~17.9
全長(mm)3,9954,0804,0953,995
全幅(mm)1,6951,7251,695
全高(mm)1,515~1,5401,540~1,5651,5401,5701,540~1,565
最小回転半径(m)4.95.25.05.2
車両本体価格159万2,800円~182万6,000円~195万9,100円207万2,400円~214万9,400円~

 

【e:HEV(ハイブリッド)車】

グレードe:HEV BASICe:HEV HOMEe:HEV RSe:HEV CROSSTARe:HEV LUXE
パワーユニット1.5LNAエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
駆動方式2WD・4WD2WD2WD・4WD
燃費(km/L、WLTCモード)25.4~30.225.3~29.027.224.2~27.123.5~27.6
車両本体価格199万7,600円~217万5,800円~234万6,300円242万2,200円~249万9,200円~

*ボディサイズ・最小回転半径はガソリン車と同じため省略

 

ホンダ「フィット」は、独自のパッケージング技術「センタータンクレイアウト」によってクラスを超える広い居住空間を実現しているモデルです。

フレキシブルなシートアレンジが可能で、後席を前倒しすれば自転車が積み込めることに加え、後席の座面を跳ね上げて鉢植えなどの高さのある荷物も積載できます。

さらに、フィットは個性の異なる5つのタイプをラインナップしているので、好み、用途に応じて選びやすいのが魅力です。2022年10月のマイナーチェンジで新たに登場した「RS」は専用のサスペンションを装備し、走行性能を引き上げています。

ホンダ「フリード」

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【FREED(3列シート車)】

グレードGCROSSTARHYBRID GHYBRID CROSSTAR
パワーユニット1.5LNAエンジン1.5Lエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
駆動方式2WD・4WD2WD・4WD2WD・4WD2WD・4WD
乗車定員6名・7名6名6名・7名(4WDは6名のみ)6名
燃費(km/L、WLTCモード)15.6~17.019.8~20.9
全長(mm)4,265
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,710~1,735
最小回転半径(m)5.2
車両本体価格227万5,900円~257万2,900円~263万3,400円~290万2,900円~

 

【FREED+(2列シート車)】

グレードGCROSSTARHYBRID GHYBRID CROSSTAR
駆動方式2WD・4WD2WD・4WD2WD・4WD2WD・4WD
乗車定員5名
全長(mm)4,265~4,295
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,710~1,735
車両本体価格236万9,400円~258万9,400円~265万5,400円~291万9,400円~

*パワーユニット、燃費、最小回転半径はFREEDと同じなので省略

 

後席スライドドアを備えたコンパクトミニバンの「フリード」。「2.0Lクラスの大型ミニバンは大きすぎるけれども、ミニバンならではの使い勝手の良さは欲しい」という方にぴったりの1台です。3列シート車に加え、2列シート車の設定もあります。

大開口のスライドドアと低床設計で乗り降りしやすいことや、シートアレンジのバリエーションの豊富さは特筆すべきポイントといえるでしょう。

いずれのタイプもホンダならではの優れたパッケージング技術によって広さも申し分なく、2列シート車のフリード+はオートキャンプなど車中泊を楽しむ方に多く選ばれています。

トヨタ「シエンタ」

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【ガソリン車】

グレードXGZ
パワーユニット1.5Lエンジン
駆動方式2WD
乗車定員5名・7名
燃費(km/L、WLTCモード)18.3~18.4
全長(mm)4,260
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,695
最小回転半径(m)5.0
車両本体価格195万円~230万円~252万円~

 

【ハイブリッド車】

グレードXGZ
パワーユニット1.5Lエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
駆動方式2WD・4WD
乗車定員5名・7名
燃費(km/L、WLTCモード)28.2~28.8
全長(mm)4,260
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,695~1,715
車両本体価格238万円~265万円~287万円~

*最小回転半径はガソリン車と同じなので省略

 

2022年8月にフルモデルチェンジした新型のトヨタ「シエンタ」は、前後乗員間距離を先代型比で80mm拡大し、後席の居住性を大幅に向上させました。

また、フロントドア下のセンサーに足をかざすだけでパワースライドドアが自動で開閉する「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」が設定されるなど、快適性を高める装備を多数採用しています。

新型ではエクステリアも一新し、乗る方を選ばない親しみやすいデザインになりました。さらに充電用USB端子付きのシートバックポケットや録画機能付きのドライブレコーダーなど、充実した装備も魅力です。

【SUVがいい!という方に】おすすめのコンパクトSUV

今の日本市場で絶大な人気を誇っているSUV。走破性を追求したものから、クロスオーバータイプまでさまざまなタイプがそろっています。

その中でも特におすすめの車種はこの3車種です。

トヨタ「ヤリスクロス」

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【ガソリン車】

グレードXGZZ“Adventure”GR SPORT
パワーユニット1.5Lエンジン
駆動方式2WD・4WD2WD
燃費(km/L、WLTCモード)18.5~20.218.2~19.817.4~18.817.6
全長(mm)4,1804,2004,185
全幅(mm)1,765
全高(mm)1,5901,580
最小回転半径(m)5.3
車両本体価格189万6,000円~202万円~223万2,000円~233万1,000円~236万7,000円

 

【ハイブリッド車】

グレードXGZZ“Adventure”GR SPORT
パワーユニット1.5Lエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
駆動方式2WD・4WD2WD
燃費(km/L、WLTCモード)28.7~30.828.1~30.226.0~27.825.0
車両本体価格228万4,000円~239万4,000円~260万6,000円~270万5,000円~275万円

*ボディサイズ・最小回転半径はガソリン車と同じため省略

 

都会に似合う洗練されたスタイリッシュさとSUVのタフさを融合したエクステリアデザインが魅力のコンパクトSUV、トヨタ「ヤリスクロス」。先述のヤリスの派生モデルのため、ヤリス譲りの燃費性能の良さに加え、軽いオフロードもこなせる走破性を有した実力派です。

ヤリスよりも後席が広く、居住性が良いことに加えシートアレンジによって自転車を2台積み込むことも可能です。走破性、居住性、燃費性能の高さに加え高度駐車支援システム「アドバンスト パーク」の設定もあり、全方向に抜かりなし!のコンパクトSUVです。

スズキ「ジムニーシエラ」

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グレードJLJC
パワーユニット1.5Lエンジン
駆動方式4WD
トランスミッション5MT4AT5MT4AT
燃費(km/L、WLTCモード)15.414.315.414.3
全長(mm)3,550
全幅(mm)1,645
全高(mm)1,730
最小回転半径(m)4.9
車両本体価格186万3,400円~198万5,500円~

 

本格的な悪路走破性を備えた軽オフローダー「ジムニー」の普通車バージョンといえるのが「ジムニーシエラ」です。

ジムニー同様ラダーフレームやFRレイアウト、リジッドアクスル式サスペンション、パートタイム4WDを採用し、ラフロードはもちろん、過酷なオフロードもこなせる悪路走破性が持ち味です。

SUV流行りの今は“見た目だけSUV”というモデルも少なくないのですが、ジムニーシエラはストイックなまでに走行性能を追求した本格的なオフローダーです。コンパクトカーで悪路走破性を追求するならジムニーシエラにまさる車はありません。

ダイハツ「ロッキー」

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グレードLXPremium GX HEVPremium G HEV
パワーユニット1.2Lエンジン(2WD)
1.0Lターボエンジン(4WD)
1.2Lエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
駆動方式2WD・4WD2WD
燃費(km/L、WLTCモード)17.4~20.728.0
全長(mm)3,995
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,620
最小回転半径(m)4.95.04.95.0
車両本体価格167万7,000円182万円~206万8,000円~212万6,000円235万7,000円

 

ダイハツ「ロッキー」はコンパクトなサイズながら、大型オフローダーのようなタフさやアクティブさを感じさせるデザインが魅力です。大径タイヤを採用していますが最小回転半径は4.9~5.0mと取り回ししやすいので、狭い道を走る機会が多い方も安心です。

デビュー時はガソリン車のみのラインナップでしたが、2021年11月に100%モーターで駆動するハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」をラインナップに追加。クラストップ(2021年11月時点、ダイハツ調べ)の低燃費と低価格を実現しているコンパクトSUVです。

【走りにこだわる方に】おすすめの人気コンパクトカー

車好きの方の心をわしづかみにする、走りを追求したコンパクトカーも存在します。サーキットでのタイムアタックが視野に入るピュアスポーツカーや、運転する楽しさを重視したおすすめモデルをご紹介しましょう。

トヨタ「GRヤリス」

トヨタ「GRヤリス」出典:トヨタ「GRヤリス」ギャラリー

グレードRSRS“Light Package”RZRZ“High performance”
パワーユニット1.5Lエンジン1.6Lターボエンジン
駆動方式2WD(FF)4WD
トランスミッションCVT6MT
車両重量(kg)1,1301,1101,280
燃費(km/L、WLTCモード)18.213.6
全長(mm)3,995
全幅(mm)1,805
全高(mm)1,455
最小回転半径(m)5.25.3
車両本体価格265万円312万4,000円396万円456万円

 

【競技向けグレード】

グレードRCRC“Light Package”
パワーユニット1.6Lターボエンジン
駆動方式4WD
トランスミッション6MT
車両重量(kg)1,2501,170
燃費(km/L、WLTCモード)13.6
最小回転半径(m)6.0
車両本体価格330万円442万円

*ボディサイズはRSなどと同じため省略

トヨタの現社長、豊田章男氏がマスタードライバーを務めた肝いりの本格ラリー向けのスポーツカー、それが「GRヤリス」です。GRヤリスは「WRC(FIA世界ラリー選手権)で勝つこと」に主軸を置いて開発されており、既存の車の走行性能を引き上げて「スポーツモデル」とするのではなく、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という、逆転の発想から誕生しました。

ラリーの参戦も視野に入る、電着塗装すらオプション設定の競技向け車両から、気軽にGRヤリスの走りを味わえる扱いやすいタイプもあります。

徹底した軽量化を図り、カスタマイズすることが前提になった本格的なスペックのグレードもあるため、グレード選びは慎重に。なお、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術は標準装備ではなくオプション設定で、競技向けグレードではオプションの設定すらないものもあります。

スズキ「スイフトスポーツ」

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パワーユニット1.4Lターボエンジン
駆動方式2WD
トランスミッション6MT6AT
燃費(km/L、WLTCモード)17.616.6
全長(mm)3,890
全幅(mm)1,735
全高(mm)1,500
最小回転半径(m)5.1
車両本体価格188万5,400円~195万6,900円~

 

軽量高剛性のプラットフォームの採用やシートなどの内装部品に至るまで最適化を徹底。先代モデルよりも大幅に軽量化したことに加え空力性能の向上、トレッド幅の拡大、さらにエンジニアの努力の結晶といえる新型ブースタージェットエンジンの搭載によって、圧倒的な動力性能を実現しているスズキ「スイフトスポーツ」。

走行性能を引き上げたスポーツモデルではありますが、日常的な使い勝手にも配慮されており、十分な容量を備えた荷室はシートアレンジによって拡大することもできます。

さらに、スポーツモデルならではの爽快な走りが楽しめる点も魅力で、マニュアルトランスミッションの用意もあります。高速道路でシステムが加減速をサポートしてくれる運転支援機能など、先進安全技術も充実しています。

スバル「XV」

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【ガソリン車】

グレード1.6i EyeSight1.6i-L EyeSight
パワーユニット1.6Lエンジン
駆動方式AWD
燃費(km/L、WLTCモード)13.3
全長(mm)4,485
全幅(mm)1,800
全高(mm)1,550
最小回転半径(m)5.4
車両本体価格220万円233万2,000円

 

【e-BOXER(マイルドハイブリッド車)】

グレード2.0e-L EyeSight2.0e-L EyeSight Smart Edition2.0e-S EyeSightAdvance
パワーユニット2.0Lエンジン+モーター(マイルドハイブリッド)
駆動方式AWD
燃費(km/L、WLTCモード)15.0
車両本体価格265万1,000円270万6,000円290万4,000円295万9,000円

*ボディサイズ・最小回転半径はガソリン車と同じため省略

スバルのコンパクトクロスオーバーモデル「XV」は、スバルならではの水平対向エンジン+左右対称のパワートレインで構成する「シンメトリカルAWD」による極めて高い走行安定性が魅力

また最低地上高は200mmを確保していることに加え、状況に応じてモードを選択すると駆動力やブレーキなどを最適制御する「X-MODE」といった走破性を高める機能も搭載され、走行環境を問わず快適で安定した走りを実現します。

さらに上質なインテリアも魅力で、スポーティーさを演出するカーボン調や金属調の加飾パネルがあしらわれていたり、一部グレードでは本革シートの選択肢があったりします。

【ラグジュアリーさを求める方に】おすすめの人気コンパクトカー

コンパクトカーであっても、上級セダンのような贅沢さや高級さを感じさせるモデルが欲しい。所有欲を満たしてくれるデザインの車が欲しい、という方におすすめの人気コンパクトカーといえば、マツダ「マツダ2」や日産「オーラ」でしょう。

マツダ「マツダ2」

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【ガソリン車】

グレード15C15S15S Proactive15S Proactive S Package15S L Package
パワーユニット1.5Lガソリンエンジン
駆動方式2WD・4WD2WD2WD・4WD
トランスミッション6AT6MT6AT(2WD・4WD)
6MT(2WD)
燃費(km/L、WLTCモード)18.1~20.320.218.1~20.3
全長(mm)4,065
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,500(2WD)・1,525(4WD)
最小回転半径(m)4.7
車両本体価格150万8,650円~162万2,500円~169万4,000円190万3,000円~209万円~

 

【ディーゼル車】

グレードXDXD ProactiveXD Proactive S PackageXD L Package
パワーユニット1.5Lディーゼルエンジン
駆動方式2WD・4WD2WD・4WD
トランスミッション6AT6AT(2WD・4WD)
6MT(2WD)
燃費(km/L、WLTCモード)19.2~21.619.2~25.2
車両本体価格190万3,000円~199万1,000円~215万6,000円~245万8,500円~

*ボディサイズ・最小回転半径はガソリン車と同じなので省略

 

軽自動車を除くマツダ車の中で最もコンパクトな「マツダ2」。コンセプトは「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」であり、マツダならではのエレガントで美しい造形のエクステリアが印象的です。カラーリングも洗練されていて、スタイリッシュさにこだわる方におすすめです。

本革やグランリュクス®といった高級素材を使用したシートを採用しているグレードが複数あり、細部にまでこだわった心地よい室内空間を確保しています。

また、静粛性を高め、乗り心地においても上質さを追求した一台といえます。

日産「オーラ」

日産「オーラ」出典:日産「オーラ」外観・デザイン

グレードGG leather edition
パワーユニット2WD・4WD
駆動方式1.2Lエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
燃費(km/L、WLTCモード)22.7~27.2
全長(mm)4,045
全幅(mm)1,735
全高(mm)1,525
最小回転半径(m)5.2
車両本体価格265万4,300円~273万7,900円~

 

日産「オーラ」は、まさに小さな高級車。「プレミアムコンパクトカー」という新ジャンルを開拓したエポックメイキングな1台といえます。

コンパクトカーの域を超える美しく乗る方が優越感を得られるようなデザイン、人間工学に基づいて疲労が軽減するように設計された「ゼログラビティシート」の全車標準装備、オプションの「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」など、すべてにおいてワンランク上であることを感じさせるプレミアム感あふれるモデルです。

インテリアにはツイード調織物や木目調フィニッシャーなどをあしらい、高級セダンのようなラグジュアリー感があふれる仕上がりです。

【輸入車が気になる方に】おすすめの人気コンパクトカー

ここまで国産メーカーのコンパクトカーをご紹介してきました。最後に、海外メーカーのコンパクトカーも見ていきましょう。日本と道路事情が異なるため海外メーカーの車はボディサイズが大きいモデルが多い傾向がありますが、コンパクトで扱いやすいサイズ感のものもあります。

シトロエン「C3」

シトロエン「C3」出典:シトロエン/モデルラインアップ/シトロエンC3

グレードFEELSHINE
パワーユニット1.2Lターボエンジン
駆動方式2WD
燃費(km/L、WLTCモード)17.2
全長(mm)3,995
全幅(mm)1,750
全高(mm)1,495
最小回転半径(m)5.5
車両本体価格276万7,000円303万2,000円

 

日本で見かける機会も多いシトロエンの「C3」。日本でもファンの多い人気モデルで、フランスメーカーならではの独特のデザインが街なかでも存在感をアピールします。

あざやかなエメラルドカラーをアクセントにあしらったグレード「エメラルドインテリア」では、シトロエン自慢の別次元の座り心地を実現する「アドバンストコンフォートシート」が備わります。

最小回転半径が輸入車の中では比較的小さく小回りが利くので、日本でも運転しやすいでしょう。また、国産モデルではあまり見受けられない個性的なカラーリングもシトロエンならではの魅力です。

MINI「3ドア」

MINI「3ドア」出典:ミニ/ミニ3ドア

グレードONE 3 DOORCOOPER 3 DOORCOOPER S 3 DOOR
パワーユニット1.5Lエンジン
駆動方式2WD
燃費(km/L、WLTCモード)16.215.615.0
全長(mm)3,865
全幅(mm)1,725
全高(mm)1,430
最小回転半径(m)5.3
車両本体価格298万円349万円404万円

 

丸目のヘッドライト、レトロモダンなスタイルが印象的なMINI。熱烈なファンが多く存在するメーカーですが、数あるモデルの中でもほどよいサイズ感で使いやすいのがこの「3ドア」です。

「3ドア」はその名のとおりフロントドア+バックドアの3ドアで4人乗りのモデルで、コンパクトカーですが日本の軽自動車に近い感覚で使用できます。先述のC3よりもボディサイズも最小回転半径も小さく、ルーミーなどのかなり小型のコンパクトカーからの乗換えもしやすいでしょう。

現行型はテールランプがユニオンジャック柄なのもポイント。後ろ姿にもこだわりを感じさせてくれます。

ランドローバー「レンジローバー イヴォーク」

ランドローバー「レンジローバー イヴォーク」出典:ランドローバー/レンジローバー イヴォーグ

【ガソリン車】

グレードレンジローバー イヴォーグレンジローバー イヴォーク Sレンジローバー イヴォーク SE
パワーユニット2.0Lエンジン
駆動方式AWD
燃費(km/L、WLTCモード)13.3
全長(mm)4,380
全幅(mm)1,905
全高(mm)1,650
最小回転半径(m)5.5
車両本体価格518万円589万円663万円

 

硬派でタフな雰囲気が好きな方にはたまらない魅力を持つのが「レンジローバー イヴォーグ」。先進性とアクティブさを融合させたスタイルはもちろん、ランドローバーならではの優れた走破性、パワフルな走りはコンパクトなサイズであっても健在です。

ボディサイズは比較的大きいモデルではありますが、レンジローバーファミリーの中ではコンパクトなモデルです。

車両本体価格が高いモデルではありますが、走破性やタフなルックスに加え、最新鋭のコネクティング機能やこだわりのオーディオシステムなど、高級モデルならではの装備も多数搭載されているので、ワンランク上のコンパクトSUVが欲しい方には魅力的な1台です。

買うよりおすすめ!話題の新しいマイカーの持ち方

コンパクトカーと一口に言っても、買いやすい価格帯のものもあれば300万円を超えるモデルもあります。「乗りたいと思った車が予算オーバー」「もっと手頃な車や下のグレードにするしかないのかな」という状況になったときに検討してほしいのがカーリースです。

カーリースでは、車両本体に関する費用を全額負担する必要がありません。車両本体価格から残価を引いて、料金を設定するのです。ですから、残価の分、買うよりお得に好きな車に乗ることができるのです。

さらに頭金などの初期費用が不要で、乗り出しにかかる費用は月額料金だけ。今すぐ新しい車に乗り換えることができます。

数あるリースサービスの中でもおすすめは、顧客対応満足度が高く申込者数が10万人を超えている「おトクにマイカー 定額カルモくん」です。まずは、定額カルモくんでお好みの車にいくらで乗れるのか、チェックしてみてはいかがでしょうか。

マイカーコンシェルジュ直伝!コンパクトカーはこう選ぶ

コンパクトカーは日本の道路事情に適したサイズで乗りやすく、人気が高いので各自動車メーカーから多彩な車種が登場しています。それぞれ特徴が異なるため、自身に適した1台を見つけることが大切です。後悔のないカーライフを実現するには、次の点を押さえて選びましょう。

室内の広さは必ずチェック

コンパクトカーはその名のとおり、「コンパクト=小さい」サイズ感が特徴のモデルです。ただ、先述したとおりコンパクトカーには明確な定義がなく、モデルによってボディサイズもさまざま。

そのため、軽自動車よりもちょっと大きい程度ものから、ほぼ普通車に近いサイズのものもあります。ボディサイズは運転のしやすさや駐車場のサイズにも関係するのでほとんどの方がチェックするポイントではありますが、同時に室内サイズも確認しておくことをおすすめします。

室内の広さは、車が快適に使用できるかどうかを左右します。また、各メーカーが居住性にこだわり、独自のパッケージング技術を開発しているので、ボディサイズの大きさ=室内の広さとは限らず、ボディサイズが小さくても広く快適な室内を確保しているモデルもあります。

ご紹介したおすすめコンパクトカーの中でも、フィットやルーミーはボディサイズの割には広い室内空間を確保していることで定評のあるモデルです。また、低床設計にしたり、インパネの形状を工夫して開放感を演出したりすることで実際のサイズ以上の広さを感じさせるモデルもあります。

シートアレンジ・荷室の使い勝手も大切

荷室の容量や、使い勝手もチェックすべきポイントといえます。特に大きな荷物や重たい荷物を積み込む機会が多い方、車での旅行を楽しみたい方にとって荷室容量は重要です。

同じモデルであっても、パワーユニットやグレードによって荷室容量が変わることがあり、一般的に4WDは2WDよりも荷室が狭くなります。また、バッテリーを搭載するハイブリッド車もガソリン車より荷室が狭くなるケースが多いため、荷物をたくさん積みたい方はその点を考慮して選ぶ必要があります。

さらに、シートアレンジについても確認しておきましょう。今人気のSUVタイプやワゴンタイプのコンパクトカーはリアシートが左右別々に倒せる・スライドできるなどシートアレンジができるものがほとんどですが、中には別々に倒すことができない一体可倒式のものもあります

なお、オートキャンプなど車中泊での使用を想定している場合はもちろんですが、特にそういった使い方を想定していない場合でもフルフラットになるかどうかも確認しておくことをおすすめします。

フルフラットになるとロングドライブでの休憩時に足を伸ばして休めることに加え、万が一の自然災害の際に役立つこともあるからです。

目的に合ったコンパクトカーを選ぶ

コンパクトカーに限ったことではありませんが、車はボディタイプやモデルによって得意分野とそうでない分野があります。

もし、家族みんなでキャンプやマリンレジャーなどを積極的に楽しむアクティブなカーライフを想定しているのであれば、できるだけ室内が広く、フレキシブルなシートアレンジができるフリードのようなコンパクトミニバンが適しているでしょう。

車の持つポテンシャルを活かしてスポーティーな走りを楽しみたいのであれば、GRヤリスのようなスポーツモデルがおすすめです。

逆に、走行性能を追求しタイトな作りのGRヤリスでのオートキャンプは難しいといえます。また乗降性や利便性の高いコンパクトワゴンは車との一体感を楽しみながら運転する喜びを味わうタイプの車ではありません。

そのため、自身の目指すカーライフに適した性能を持ったコンパクトカーを選ぶことが長く愛用できる1台を手に入れる秘訣といえます。

プロの意見を聞いてみる

コンパクトカー選びに悩んだり、目移りして決められなかったりする場合は、プロに相談してみるのもひとつの方法です。車に精通したプロの目線を通すと、今まで気付かなかったメリット・デメリットが見えてくることがあります。

家族構成や車の使い方、好み、何年程度乗り続けたいのかなどから相談するのもいいでしょう。あるいは、駆動方式に悩んでいる、ミニバンにするかワゴンにするか、またガソリン車にするかハイブリッド車にするかなど、何でも相談してみましょう。

軽自動車とコンパクトカー、どっちにするか迷ったら?

コンパクトカーも人気がありますが、それに負けず劣らず今人気があるのは軽自動車、特にスーパーハイトワゴンです。軽スーパーハイトワゴンは全高を高くすることで室内の広さを確保していることに加え、スライドドアを組み合わせて高い利便性を実現しています。

軽自動車は一般的に車両本体価格が普通車よりも安い傾向があることに加え、定員が4人まで、排気量やボディサイズに規制があり税金は普通車より安い、という特徴があります。

しかし、安さに惹かれてそれだけで軽自動車を選ぶのは危険です。この先の子供の成長や家族構成の変化も考慮し、軽自動車とコンパクトカー、それぞれのメリットとデメリットを比較して総合的に判断することが大切です。よくある質問

Q1:おすすめの人気コンパクトカーは?

A:運転のしやすいサイズ感のスズキ「ソリオ」や、広い室内空間を確保したホンダ「フィット」、タフさを感じさせるエクステリアが魅力のダイハツ「ロッキー」、燃費性能に優れたトヨタ「アクア」などがおすすめです。

Q2:コンパクトカーを選ぶポイントは?

A:オートキャンプなどのレジャーを車で楽しみたい、爽快な走りを楽しみたいなど、目的に合ったモデルを選びましょう。また室内の広さや積載性、シートアレンジのバリエーションといった快適性に関わる部分は要チェックです。

Q3:人気のコンパクトカーにお得に乗る方法は?

A:ローンのようにまとまった初期費用を用意する必要がなく、定額制で好きな新車に乗れる車のサブスク、カーリースであれば、負担を減らしてお得に人気のコンパクトカーに乗ることが可能です。

※この記事は2022年12月時点の情報で制作しています

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