マツダで最も小さなサイズのクロスオーバーSUV「CX-3」は、上質な内外装のデザインやMT車の設定があるなど魅力がたくさんあるモデルではありますが、インターネットの口コミなどでは「後悔した」というものも見られます。後悔につながるポイントは人によって異なる面もありますが、あらかじめマイナス面もあることを把握しておくと失敗することも少なくなるのではないでしょうか。
ここでは、CX-3のデメリットや利用者の口コミなどをご紹介します。
この記事のPOINT
- 後悔につながる可能性のあるデメリットとしては基本設計が古いことや燃費があまり良くないことが挙げられる
- 上質でエレガントなデザインやMT車の選択肢があることはメリットといえる
- 新車のCX-3に大きな負担なくお得に乗る方法がある
CX-3を買ったら後悔しそうなポイント
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初めに、CX-3を購入して後悔することになりかねないポイントについてご紹介します。車に何を求めるか、どういった点を重視するかでデメリットやメリットは変わってくる面もありますが、CX-3の代表的なデメリットとしては以下の点が挙げられます。
登場から時が経ち、基本設計が古い
CX-3は2015年2月に販売が開始されたモデルであり、登場からすでに8年以上が経過しています。
マツダはCX-3に限らず毎年のように商品改良を繰り返し、その時々に求められる装備を追加したり、性能をアップデートしたりすることで知られていますが、フルモデルチェンジも視野に入る時期に入っているとはいえ、基本設計の古さはどうしても否めません。
CX-3はマツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を全面採用した第5弾車種ですが、今では第2世代のSKYACTIV TECHNOLOGYを採用する車種も登場しており、そういったモデルと比較すると「一世代前の技術を搭載した車」であるという印象がぬぐえないことが気になる方もいるでしょう。
また、モデル末期に入っているため購入後すぐにフルモデルチェンジが行われ、新型に切り替わる可能性もあります。
ライバル車と比較すると燃費が悪い
CX-3のライバル車としては、トヨタ「C-HR」やホンダ「ヴェゼル」などがあります。この2車種はいずれもガソリン車に加えてハイブリッド車をラインナップしており、燃費はグレードによって異なりますが最も良い数値はC-HRで25.8km/L、ヴェゼルで25.0km/L。対してCX-3は23.2km/Lであり、燃費の数値においてはライバル車に後れを取っています。
マツダ車はガソリン車+ディーゼル車というラインナップが定番ですが、近年ではマイルドハイブリッドを搭載する車種も登場しています。しかしCX-3ではハイブリッドシステムを採用しておらず、燃費性能に関してはどうしてもハイブリッド車をラインナップするライバル車には引けを取る点が気になる方もいるのではないでしょうか。
ポケッテリアも荷室も収納力が低い
マツダ車は、全体的に内装が上質で洗練されていることで定評があります。CX-3もこのクラスのモデルとしては上質さが際立つインテリアデザインとなっていますが、デザイン性を重視した結果か収納力が若干犠牲になっています。
今時のかゆいところに手が届くような使い勝手に配慮されたポケッテリアを備えている軽自動車やコンパクトミニバンから乗り換えると、ポケッテリアの少なさが気になるかもしれません。また荷室はサブトランクを含めた最大容量は350Lで、シートアレンジをしない限りはあまり多くの荷物を積み込めないので、常に後席を使用する方にとっては物足りない可能性があります。
【聞いてみた】実際にCX-3に乗っている方の口コミ
実際にCX-3に乗っている方はCX-3についてどのように感じているのでしょうか。やはりマツダならではの洗練されたデザインは魅力的に感じる方が多い傾向がありますが、燃費や居住性に難あり、という意見が見受けられます。
「デザインは気に入っているけれど、燃費が悪い」
![茨城県・40代前半・男性](https://autonavi.car-mo.jp/mag/wp-content/uploads/2022/06/user_man_3.jpeg)
内装の質感とエクステリアデザインのカッコよさが気に入って新車で購入しました。気分が上がるデザインの良さやボディカラーのセンスはさすがだな、と思って気に入ってはいるのですが、燃費の悪さがちょっと気になりますね。
そこまで燃費を重視するタイプではないので購入時はあまり気にならなかったのですが、ここ数年のようにガソリン代が高い状況が続くと厳しいかな、と感じることが多くなりました。
「室内、特に後席の狭さが気になる」
![千葉県・40代前半・男性](https://autonavi.car-mo.jp/mag/wp-content/uploads/2020/05/b383518774a072faf40f61fa477bb34e.jpg)
買い物や家族の送迎をメインに使用しています。洗練されたスタイルが所有欲を満たしてくれ、運転もしやすくて私自身は満足しているのですが、家族には「室内が狭い」と若干不評です。特に後席に座る子供が狭さを強く感じるようで、あまり気に入っていない様子。
車選びには家族の意見も重要だな、と痛感しました。
「通勤に使用するのであれば十分」
![奈良県・30代前半・男性](https://autonavi.car-mo.jp/mag/wp-content/uploads/2020/05/d358382f7623a78e49470b06944adecd.jpg)
状態の良い中古車をリーズナブルに手に入れられました。特に車にはこだわりがなく価格を重視するので、中古価格であれば文句なしの性能だと感じています。乗り心地が良く、通勤で使用する分には特に不満はありません。
CX-3にはこんなメリットがある
出典:MAZDA CX-3
CX-3は人によっては「後悔した」と感じるポイントがいくつかあるといえます。しかし、後悔につながるデメリットだけではなく、CX-3ならではの魅力もたくさんあります。ここではCX-3のメリットを見ていきましょう。
マツダならではの洗練されたエレガントなエクステリアデザイン
CX-3はコンパクトクロスオーバーSUVですが、クラスを超えたエレガントで上質なエクステリアデザインを有するのが大きな魅力といえます。2018年5月に実施された大幅改良(マイナーチェンジ)では、躍動感あふれる「魂動デザイン」ならではの造形をさらに進化させ、アルミホイールやフロントグリルなどの質感を磨き上げて車格感を向上させています。
また、卓越した技術を持つ職人「匠」による手塗りを再現した特別塗装色である「匠塗」の「ソウルレッドクリスタルメタリック」はマツダ車ならではの気品を引き立てます。2021年10月の一部改良ではクォーツのような半透明感を表現した新色「プラチナクォーツメタリック」を追加、さらにピラーから上部をブラックで塗装した2トーン仕様を採用した特別仕様車「Super Edgy」を設定するなど、デザインやカラーも時代に合わせて進化させているのも特筆すべきポイントです。
MT車の設定がある
今では走りを楽しむことを前提としたスポーツモデルに設定される程度で一般的な車種にはあまり見られなくなったマニュアルトランスミッション(以下MT)ですが、CX-3はディーゼル車の一部グレードにMT車の設定があります。これはMT車にこだわりがある方や、車を操る感覚を存分に楽しみたい方にとってはかなりうれしいポイントといえるのではないでしょうか。
なお、CX-3においてMT車は同グレードのAT車よりもかなり燃費の数値が良いので、MT免許を持っているのであればMT車を選ぶのも燃費の悪さをカバーするひとつの手段といえるのではないでしょうか。
基本設計は古くても装備はアップデートされている
先述したとおりCX-3は2015年登場のモデルであり発売から年月が経過していますが、頻繁に行われる改良によって最新の安全装備や快適装備を搭載しています。
エントリーグレードを除き、キー操作なしでドアの解錠や施錠が可能な「アドバンストキーレスエントリーシステム」を搭載。また、電動パーキングブレーキや信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持する「オートホールド」は全車標準装備です。
安全面においては全グレードが「サポカーSワイド」に該当していることに加え、上位グレードには「サポカーSワイド」の認定に必要な機能のほかにドライバーの異常を検知して周囲に異常を知らせつつ減速・停止して事故防止やドライバーの早期救護に貢献するシステムや、高速道路で加減速をサポートして運転負荷を軽減してくれる機能が採用されています。
そのため、日常的な使用で古さを取り立てて感じることはなく、安全・快適にカーライフが楽しめるのではないでしょうか。
CX-3に乗っても後悔しない方
CX-3は後席の使用頻度があまり高くなく、2名など少人数での使用がメインであれば狭さや荷室容量の少なさもそれほど気にならず、快適に使用できるでしょう。
また、SUVであってもあまりタフさを前面に出したデザインではなく、上質さやエレガントさを感じさせる洗練されたデザインのモデルに乗りたい方に向いています。MT車の選択肢がある扱いやすいサイズ感のSUVを探している方にとってもベストな選択肢といえるのではないでしょうか。
購入するよりもずっと手軽にCX-3に乗ればきっと後悔しない
現金一括やローンを組んで車を購入するのではなく、「車のサブスク」とも呼ばれるカーリースを利用してマツダ「CX-3」に乗る方法もあります。
カーリースは、月々定額で新車に乗れるサービスです。車を購入するときのようにまとまった初期費用を用意する必要がなく、気軽に車に乗り始めることができます。
とりわけカーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」は業界最安水準*で、CX-3なら月々 28,990 円から利用できます。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
CX-3の特徴を知れば後悔することなくカーライフを楽しめる
エレガントなCX-3にも、見方によっては後悔しうるデメリットがあるでしょう。しかし、そのようなデメリットをあらかじめ知っておけば、きっとうまくCX-3を乗りこなせるでしょう。
カーリースのように費用を抑えながら、マイカー同様新車に乗れるサービスを利用すれば、さらに安心してCX-3に乗れるのではないでしょうか。
乗りたい車の特徴を把握し、ベストな方法を選ぶことで後悔しないカーライフを送りましょう。
よくある質問
Q1:CX-3を買ったら後悔する?
A:マツダ「CX-3」は2015年デビューのモデルなので基本設計が古いことや、ライバル車と比較すると燃費性能で後れを取っていることが人によっては後悔ポイントとなるかもしれません。
Q2:CX-3はどのような方に向いている車?
A:日常的に乗車するのが2名程度で後席の使用頻度があまり高くなく、都会的でエレガントなSUVが欲しい方に向いています。また、扱いやすいサイズでMT車の選択肢があるSUVを探している方にもいいでしょう。
Q3:後悔することなくCX-3に乗るには?
A:「車のサブスク」として月々定額でマツダ「CX-3」に乗れるカーリースの利用がおすすめです。カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」であれば、車にまつわる相談ができるマイカーコンシェルジュが在籍しているため、車種やグレード選びで後悔するデメリットを回避できるでしょう。
※この記事は2023年5月1日時点の情報で制作しています