2016年に「できるミニバン」として登場した新感覚軽スーパーハイトワゴンのダイハツのムーヴキャンバス。ライフスタイルを楽しむ女性ユーザーに向けにリリースされたムーヴキャンバスは、後部の両側スライドドアやリアシートの下に設置された置きラクボックスなどの装備やデザインが評価され、人気を博しているモデルです。

ダイハツでは初となる2016-2017 日本・カー・オブ・ザ・イヤー スモールモビリティ賞を受賞した車種でもあります。2018年の9月には一部改良が実施され、全グレードにダイハツの先進安全機能「スマートアシストⅢ」が標準装備となりました。

そんな女性に人気なムーヴキャンバスの燃費性能や走行性能についてご紹介します。

ムーヴキャンバスの燃費を調べてみよう

ムーヴキャンバスは、女性の心を鷲掴みにするキュートなエクステリアやかゆいところに手が届く装備も魅力的ですが、車選びの際に忘れてはならないのが燃費性能ではないでしょうか。ガソリンは車を維持していく限りずっと必要になる費用なので、しっかりと調べておく必要があります。

ここでは、ムーヴキャンバスのカタログ燃費と実燃費をチェックしていきましょう。

ムーヴキャンバスのカタログ燃費

ムーヴキャンバスのJC08モードでのカタログ燃費は2WD車が28.6㎞/L、4WD車は27.4㎞/Lとなっています。

また、ムーヴキャンバスは、JC08モードに代わって今後日本でも主流になっていく世界基準の燃費測定方式であるWLTCモードもカタログに掲載されています。WLTCモードでのカタログ燃費は、2WD車が20.6㎞/L、4WD車が19.6㎞/Lとなっています。

JC08モードとWLTCモードでは測定方法が違うため、燃費の差が大きく感じますが、実燃費により近いのはWLTCモードだとされています。

ムーヴキャンバスの実燃費

次に、e燃費を参考にムーヴキャンバスの実燃費をみてみると、2WD車で17.32㎞/L、4WD車で17.73㎞/Lとなっています。つまり、JC08モードとの差は10㎞/L程度、WLTCモードでは2～3㎞/L程度の差であることがわかりました。WLTCモードのほうが実燃費に近い数値であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

この実燃費は、スライドドアを持つため重くなりがちな軽スーパーハイトワゴンとしては十分な数値といえるでしょう。同じスーパーハイトワゴンのホンダN-BOXやスズキスペーシアにも大きく引けを取ることはなさそうです。

ムーヴキャンバスの走行性能や乗り心地は？

車選びにおいて、燃費の次にチェックしたいのが乗り心地や走行性能です。ムーヴキャンバスが搭載するエンジンは658㏄の直列3気筒DOHCガソリンエンジン1種類のみで、ターボエンジンの設定はありません。トランスミッションにはCVTが組み合わされています。

また、ボディには6代目ムーヴから使用されている軽量高剛性ボディのdモノコック、リアサスペンションやショックアブソーバー、コイルスプリングなどにも手を加えたDサスペンション、6代目ムーヴへの搭載が軽自動車初となったパワーモード切替ステアリングスイッチのDアシストなどを採用しています。

ムーヴキャンバスは車高のある軽スーパーハイトワゴンですが、ロールやふらつきが少なくなるよう調整されているため、女性でも運転しやすい高い操縦安定性を確保しています。

ドライブなどで気になる車内の静粛性については、ボディの隙間や穴を極力なくして物理的に外部の音を遮断したほか、ステアリングのパッド部にゴムを使用して振動を吸収することによっても静粛性を確保しています。

安心感のある走りで街乗りでのストレスもなし！

車両重量が900kg以上あるムーヴキャンバスですが、街乗りならストレスを感じることはほとんどありません。NA（自然吸気エンジン）のパワーでも、日常での利用であれば余裕のある走りをしてくれるでしょう。

ターボエンジンを搭載すればパワーのある走りが実現しますが、燃費性能や環境性能を犠牲にする面もあるので、そういったことも考慮したうえでの設計であるともいえます。

また、非常にソフトな乗り味ながらも、横方向の揺れを抑えているため高い安心感を得られるのも魅力。軽自動車の中には跳ねるような乗り心地のものやコーナリング時に車体が傾くものもありますが、安定した走りを求める方にもムーヴキャンバスはおすすめの車種なのではないでしょうか。

乗り心地も問題なく、高い安定性と操作性の良さを兼ね備えた女性に優しい仕様のムーヴキャンバス。可愛らしいワーゲンミニを彷彿とさせるエクステリアや充実した安全装備など、女性の心を虜にして離さないのも納得です。

リースでお得にムーヴキャンバスに乗ろう

ムーヴキャンバスに一目惚れしたけれど、車の購入には躊躇してしまうという方もいるのではないでしょうか。カーリースなら、購入のようにまとまった費用を用意しなくてもカーライフを始めることができます。

※記事の内容は2018年10月時点の情報で執筆しています。