トヨタ「C-HR」は街なかにあっても人目を引く、独創的なエクステリアデザインが特徴のクロスオーバーSUVです。
個性の強いモデルだけに、賛否両論があり熱烈なファンがいる一方、「後悔した」という感想を持つ方も見受けられます。ここでは、C-HRを購入したら後悔につながる可能性がある部分や利用者の口コミ、またC-HRで充実したカーライフが送れるのはどのような方なのかなどをご紹介します。
この記事のPOINT
- C-HRは後席の居住性や後方視界が犠牲になっている点が後悔につながる可能性がある
- 大胆なデザインや卓越した走行性能、低燃費であることはC-HRの大きな魅力
- 少ない負担で希望のグレードのC-HRに乗る方法もある
C-HRを買ったとき後悔するかもしれないポイント
トヨタ「C-HR」は、それまでのトヨタ車には見られなかった個性派のクロスオーバーSUVであるため、万人受けするモデルではありません。インターネットなどでは「後悔した」という口コミなども散見され、C-HRの購入に不安を抱くこともあるのではないでしょうか。
しかし、満足度の高いカーライフを実現するには本当に気に入った車に乗ることが大切。もしC-HRに魅力を感じているのであれば、後悔につながる可能性のあるデメリットを正しく把握して、自身に合うかを判断する必要があります。
後席の居住性が悪い
C-HRはSUVではありますが、ルーフの後端を大胆に落とし込み、クーペのようなシルエットを実現してスタイリッシュさを演出しています。
元々SUVはセダンやミニバンと比較すると後席の居住性には後れを取るボディタイプではありますが、デザイン性を重視したC-HRはそれが顕著です。後席のヘッドクリアランスにあまり余裕がないことに加え、後席のサイドウィンドウの面積も小さく、圧迫感や閉塞感を覚える方もいるでしょう。後席の居住性がかなり犠牲になっているので、2人以上で車を使用する機会が多い方はこの点がマイナスポイントとなる可能性が高いといえます。
後方視界が犠牲になっている
後席の居住性の部分でもふれましたが、C-HRはクーペのようなスタイルを採用しているため、リアウィンドウが小さく、十分な後方視界が確保できません。後席のサイドウィンドウも同様で、車線変更時の安全確認の際などに死角が大きくなるデメリットもあります。
ただ、後方視界に関しては2020年8月の一部改良時にそれまでオプション設定であったバックガイドモニターが標準装備され、改善が図られています。
また、車線変更時の安全確認をサポートする先進安全技術「ブラインドスポットモニター」が上位グレードには標準装備されますが、スポーツグレードはオプション設定、ベーシックグレードには設定自体がありません。
荷室が小さく、荷物が積み込みにくい
C-HRの定員乗車時の荷室容量は318Lと、同クラスのSUVと比較すると小さめといえます。リアシートを倒せば荷室は広がりますが床下のラゲッジアンダーボックスなどもないため、定員が乗車した状態で荷物がたくさん積み込めることを重視する方にはデメリットといえるでしょう。
ただ、一般的にハイブリッド車はバッテリーを搭載するためガソリン車よりも荷室容量が小さくなりがちですが、C-HRはガソリン車とハイブリッド車で同じ荷室容量を確保しています。
【聞いてみた】実際にC-HRに乗っている利用者の口コミ
では、実際にC-HRに乗っている方の口コミ*¹をチェックしてみましょう。カタログを見ているだけではわからない、リアルなデメリットが見えてくるかもしれません。
予想はしていたが、室内空間がやっぱり狭かった
ホンダの「ヴェゼル」と迷っていましたが、低燃費であることが決め手になってC-HRに決めました。コンパクトSUVであることと外観の印象からある程度は予想していましたが、やっぱり室内の狭さが気になります。もうちょっと広くしてほしいのが正直な感想ですね。広さを重視するのであれば「ヴェゼル」がよかったかもしれません。
デザインにひと目ぼれ。でも収納スペースが少ない
トヨタらしからぬカッコいいスタイルと燃費性能が良い点が気に入って即決しました。実際乗ってみると、ポケッテリアが少なくて不便に感じることも。身の回りのアイテムなどをちょっとしまっておくこまごまとした収納スペースがあればいいな、と思いました。荷室も「狭い!」とまでは言いませんが、もう少し余裕があればうれしいですね。
後席の狭さと、左側の見にくさが難点
マイナーチェンジ前のモデルに乗っていますが、後席が狭いです。それほど後席を使用しないので普段はあまり気になりませんが、たまに人を乗せると必ず「狭い」と言われますね。また、車線変更や合流などで斜めに車線に入るときの左側がかなり見にくいです。でも、ほかにはないデザインと燃費の良さは気に入っています。
*¹チャットアンケートツールを用いた独自調査による
「後悔」する必要はないかも!C-HRにはこんなメリットがある
出典:トヨタ C-HR
ここまで後悔につながる可能性のあるポイントや口コミをご紹介してきたため、「C-HRはデメリットが多いの?」と不安になることもあるかもしれません。しかし、C-HRにはメリットもたくさんあります。メリット、デメリットの両方を把握して自身に合っているかどうかを判断することが大切です。
トヨタ車のイメージを覆す大胆なデザイン
C-HRの魅力は、「よく言えばオーソドックスで万人受けする、悪く言えば没個性で面白みがない」という印象があったトヨタ車の概念を覆すような斬新で大胆なエクステリアデザインにあると言っても過言ではありません。
C-HRはダイヤモンドをモチーフに、強く絞り込んだボディと張り出したホイールフレアなどによって、大胆で独創的なデザインを実現。さらに2019年10月に実施されたマイナーチェンジでは、エアインテークを左右に広げ、これまで以上にワイドなスタンスを強調するスタイルへと進化させました。
このC-HRのデザインは賛否両論を呼びましたが、2017年度の「グッドデザイン・ベスト100」受賞や「ワールドカーデザインオブザイヤー2017」の最終選考3台にノミネートされるなど、専門家に高い評価を受けています。
「我が意の走り」を実現する走行性能の高さ
C-HRは世界戦略SUVとして、ニュルブルクリンクをはじめとする世界でのさまざまな道を徹底的に走り込み、「我が意の走り」をコンセプトに運動性能にこだわって開発されています。
2016年12月の日本発売に先駆け、2016年5月に「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦し完走していることからもうかがえるように、スポーツモデルではない乗用車としてはこれまでになかった走りへのこだわりを感じさせる1台といえます。2019年のマイナーチェンジ前まではザックス社製のショックアブソーバーを採用していたことでも車好きの方の話題を集めました。
デザイン性、そして走りにも徹底的にこだわり、トヨタに新時代をもたらしたクロスオーバーSUVとしての魅力は登場から年数を経た今でも色あせていません。
ハイブリッド車の燃費はクラストップレベル*²
デザインと走行性能重視のSUVとなると、燃費性能はあまり期待できないのではないかと思うかもしれません。しかし、そこは燃費性能に定評のあるトヨタ、ハイブリッド車のカタログ燃費はWLTCモード25.0~25.8km/Lと、クラストップレベル*²を実現しています。
デザインも走りも、そして燃費性能もあきらめたくないという欲張りな方でも満足できるSUVといえるでしょう。
*² 2019年10月時点、トヨタ調べ
C-HRに乗っても後悔しないのはどのような方?
ほかのSUVにはないデザイン性の高さと走りの良さ、そして燃費性能にも優れたC-HR。そんなC-HRは、低燃費を実現していながらも走りやデザインを犠牲にしていないクロスオーバーSUVが欲しい方にぴったりでしょう。
また、後席は狭く荷室もそれほど大きくないため、2人乗りクーペのような感覚で使用できる方には向いています。逆に日常的に4~5名が乗車する、という方にはあまり適していません。また、若干視界が悪いという口コミも見受けられるため、運転初心者よりもある程度の運転技術がある方に向いているモデルといえるでしょう。
購入するより手軽な方法でC-HRに乗れば後悔するリスクを回避できる
現金一括やローンを組んで車を購入するのではなく、「車のサブスク」とも呼ばれるカーリースを利用してトヨタ「C-HR」に乗る方法もあります。
カーリースは、月々定額で新車に乗れるサービスです。車を購入するときのようにまとまった初期費用を用意する必要がなく、気軽に車に乗り始めることができます。
とりわけカーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」は業界最安水準*³で、C-HRを月々 33,610 円から利用できます。
*³ 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
C-HRの特徴を知れば後悔することなくカーライフを楽しめる
大胆なデザインのC-HRにも、見方によっては後悔しうるデメリットがあるでしょう。しかし、そのようなデメリットをあらかじめ知っておけば、きっとうまくC-HRを乗りこなせるでしょう。
カーリースのように費用を抑えながら、マイカー同様、新車に乗れるサービスを利用すれば、さらに安心してC-HRに乗れるのではないでしょうか。
乗りたい車の特徴を把握しベストな方法を選ぶことで、後悔しないカーライフを送りましょう。
よくある質問
Q1:トヨタ「C-HR」を買ったら後悔しそうなポイントは?
A:ルーフの後端を落とし込んだクーペのようなスタイルのため、後席の居住性や後方視界が犠牲になっているという声があります。そのため、日常的に後席を使用する場合はその点が後悔につながることもあるかもしれません。
Q2:C-HRはどのような方に向いている車?
A:デザイン性と走行性能にこだわったクロスオーバーSUVが欲しいけれども、燃費を犠牲にしたくない、できるだけ低燃費であることが望ましいと考える方に向いています。
Q3:後悔することなくC-HRに乗るには?
A:「車のサブスク」として月々定額でC-HRに乗れるカーリースの利用がおすすめです。カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」であれば、車にまつわる相談ができるマイカーコンシェルジュが在籍しているため、車種やグレード選びで後悔するデメリットを回避できるでしょう。
※この記事は2023年3月1日時点の情報で制作しています