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車検の頻度は何年おき?有効期間や車種による年数の違いを徹底解説

車検の頻度は何年おき?有効年数や車種による年数の違いを徹底解説 車を保有するにあたって定期的に発生する車検は、維持費の中でも大きな出費です。車種によって金額は異なりますが、10万円前後の費用がかかることもあるため、あらかじめ準備しておく必要があります。そこで、まずはどれくらいの頻度で車検を受けなくてはいけないのか、車検の有効年数を把握しておくことが大切です。 ここでは、車検の有効年数や車検の内容など、車検について知っておきたいことについて説明します。 【この記事のポイント】 ・乗用車の車検は、新車は3年、2回目以降は2年ごとに行う ・商業用やキャンピングカーなど、用途によって車検期間が違う ・中古車は、購入時の状態によって受けるタイミングが変わる <見出し> 車検の有効期間は何年? 車検の有効期間は、初回登録時検査かそれ以降の検査かどうかや、車の種別によって異なります。そのため、普通乗用車や軽自動車を新車で購入した場合は、最初の車検は購入から3年後、以降は2年ごとに車検を受けることになります。さまざまな車の有効期間について、一覧で見ていきましょう。 車種 有効期間 初回登録時(1回目) 2回目以降 乗用自動車 普通・小型 3年 2年 軽 三輪 2年 2年 貨物自動車 軽 2年 2年 車両総重量8t未満 2年 1年 車両総重量8t以上 1年 1年 特殊自動車 普通・小型(キャンピングカーなど) 2年 2年 大型特殊自動車 商業用自動車 バス・タクシー 1年 1年 レンタカー(乗用自動車) 2年 1年 二輪 小型自動二輪車(250cc超) 3年 2年 車検の有効期間は、乗用車や貨物、商業用などの用途によって変わります。仮に有効期間を過ぎてしまった場合には、公道を走行できなくなるため、注意が必要です。また、車検が切れた車で公道を走行した場合は、道路運送車両法108条により6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金、かつ交通違反にも該当するため、違反点数6点に加えて30日間の免許停止処分となるので、車検期間はしっかり把握しておきましょう。 車検切れの罰則についてチェックする <見出し> 中古車の場合、車検の年数はどうなるの? 中古車市場では、車検の有効期間が残っている「車検あり」と、車検が切れた状態の「車検なし」の2つのパターンの中古車が売られています。そのため、購入する車によって次の車検までの期間が異なります。 ・車検ありの場合 「車検あり」の中古車の場合、残っている期間によって受けるタイミングが変わります。そのため、その車の車検有効期間満了日までに車検を受け、以降2年ごとに車検を受けることになります。 ・車検なしの場合 「車検なし」の中古車の場合、車検が切れた状態では公道を走ることができないので、購入と同時に車検を受けなくてはいけません。それ以降は、通常どおり2年ごとの更新となります。 <見出し> 車検の年数はどうやって確認するの? マイカーの車検の年数が知りたい場合には、「車検証(自動車検査証)」もしくは「車検シール(車検標章)」を確認する2つの方法があります。どちらにも車検の満了時期が記載されていますが、車に保管することが義務付けられている車検証は年月日なのに対し、フロントガラス上部に貼られた車検シールは年月のみと、満了日までは記載されていないので、正確な時期は車検証で確認しておく必要があります。 <見出し> 車検までにやっておくべきことはある? 車検は2〜3年ごとに受ける定期検査ですが、安心してカーライフを送るためには、そのあいだにもメンテナンスをしておかなくてはいけません。また、車検時に慌てることのないよう、日頃から必要な書類をきちんと保管しておくことも大切です。車検と車検のあいだの時期や、車検前にやっておくべきことを把握しておきましょう。 <小見出し> オイル交換などのメンテナンスをこまめに行う 2年に一度の車検でのメンテナンスだけでなく、日頃からこまめにメンテナンスをしておくことで、車検時に大々的な整備を必要としなくなる場合があります。より安全に車の状態を保つことにもつながり、車検費用の負担軽減にもなります。なお、エンジンオイルが十分に性能を発揮できるのは走行距離3,000kmあたりまでなので、5,000kmごとを目安に交換するようにしましょう。 車の状態は、走行距離や使用頻度などによっても変わるため、3ヵ月や6ヵ月、12ヵ月などの定期点検を受けておくと安心です。こまめに点検を受けておくことで、下取りや売却時の評価が高くなるので、査定額の上昇にもつながります。 <小見出し> 必要書類の保管場所を確認する 車検を受けるのに最適なのは、車検満了日の1ヵ月前からの1ヵ月間です。事前に予約などを行う必要もあるので、直前になって慌てないように、必要書類の保管場所を確認しておきましょう。なお、車検には、車検証のほかに、自動車損害賠償責任保険証明書や自動車税納税証明書などが必要となります。必要な書類は軽自動車と普通車でも違うため、確認しておきましょう。 車検の必要書類をチェックする 車検証は車に保管することが義務付けられているため、ダッシュボードなどに入れておくのが一般的です。もし、紛失してしまった場合には、車の使用地を管轄している運輸支局で再発行をしておきましょう。 詳しい車検証の再発行方法はこちら <見出し> そもそも車検とはどんな制度? 一般的に車検と呼ばれる自動車継続検査は、自動車が国の定める安全基準をクリアしているかをチェックするために、一定期間ごとに行われる検査のことです。また、車検には有効期間が設けられており、車検の有効期間が切れている車は公道を走ってはいけないというルールがあります。 車検は有効期間満了より前であれば受けることができますが、1ヵ月以上早く受けると前回の有効期間が無効となり、その日から2年間となってしまうため、車検期間満了の1ヵ月前から当日までに受けるのが一般的です。なお、車検では車体やランプ、タイヤ、ブレーキ、スピードメーターなどに問題がないか、ランプの光量や光軸は基準値以内か、排ガスの一酸化炭素や炭化水素濃度は基準値内かどうかなどがチェックされます。 車検の検査項目について詳しく知りたい方はこちら <見出し> 車検にはどんな費用がかかるの? 車検にかかる費用は、自賠責保険料や自動車重量税などの法定費用、業者に車検を依頼する際にかかる車検基本料、部品交換や修理にかかる整備や修理費用の3つに分けられます。なお、法定費用に含まれる自動車重量税の税額は車の重量によって異なり、新車登録から13年、18年が経過すると10,000円前後引き上げられます。また、新車登録から10年を超えると消耗部品の交換が必要となることが多いため、整備や修理費用がかかる傾向にあります。 車種や業者別、車検費用の相場はこちら <見出し> 車検費用が増えるのは、何年目から? 車検にかかる費用には、業者ごとに定められた車検基本料、税金や自賠責保険料などの法定費用、部品交換費用の3種類があります。中でも、ガソリン車やディーゼル車の税金は、一定の年数が経過すると増額となるので、それまでよりも車検費用が上がることになります。 <小見出し> ガソリン車:13年目に自動車重量税や自動車税が上がる ガソリン車の場合、車の重量ごとに課せられる自動車重量税や、4月1日時点の車の所有者に課せられる自動車税(軽自動車税)は、新車登録から13年目に15%ほど増税となります。車の排気量ごとに税額が決められている自動車税ですが、1,000超~1,500cc以下の車の場合、13年未満は34,500円、13年以降は約39,600円と、増額します。 <小見出し> ディーゼル車:11年目から増税となる 年式が古くなることでの環境への影響が大きいディーゼル車の場合は、ガソリン車よりも早い11年目に増税となります。乗用車のディーゼル車の場合は15%、トラックやバスなどの場合は10%ほどの増税となります。 <見出し> 車検を気にせず車に乗るなら「カーリース」がおすすめ 車には乗りたいけど車検費用が気になるという場合には、定額制で車を利用できるカーリースという方法もあります。 カーリースとは、リース会社が保有する車を月々定額の使用料を支払うことでレンタルできるサブスクリプションサービスのことです。レンタカーと違って、リース期間が1~11年と長いのが特徴です。 また、車検の際に必要となる自賠責保険料や法定費用が月々の使用料に含まれているので、これらを別途用意する必要はありません。さらに、オプションでメンテナンス付きのプランを選べば、車検やメンテナンス費用も月々の使用料と合算して毎月定額制で支払うことができます。 カーリースについて詳しく知りたい方はこちら <見出し> 車検有効期間を把握して車検に備えよう 車検をいつ受けなくてはいけないかによって、その年の維持費は変わります。また、車種によっても費用が違うため、車を購入する際は車検費用を含めた上で維持費を計算してみるのがおすすめです。購入にこだわらないという場合には、車検費用を気にせず車に乗れるカーリースも検討してみてはいかがでしょうか。 <見出し> よくある質問 <小見出し> Q1:そもそも車検とは? A:車検の正式名称は自動車継続検査といい、その車が国の定める安全基準をクリアしているかどうかを確認するために一定期間ごとに行われる検査のことです。車検を受けていない車は公道を走行することが禁止されているため、必ず有効期間内に更新しておかなくてはいけません。 <小見出し> Q2:車検に有効期間はあるの? A:車検には有効期間が定められており、そのまま乗り続ける場合には、車検満了日までに更新しておかなくてはいけません。なお、乗用の普通車や軽自動車は、新車登録から3年後、それ以降は2年ごとに有効期間が更新されます。 <小見出し> Q3: 車検にはどんな費用がかかるの? A:車検では自動車重量税などの税金や自賠責保険料などを合わせた法定費用、業者に車検を依頼する際にかかる車検基本料、整備・修理費用がかかります。 ※記事の内容は2020年8月時点の情報で制作しています。
車検の頻度は何年おき?有効年数や車種による年数の違いを徹底解説 車を保有するにあたって定期的に発生する車検は、維持費の中でも大きな出費です。車種によって金額は異なりますが、10万円前後の費用がかかることもあるため、あらかじめ準備しておく必要があります。そこで、まずはどれくらいの頻度で車検を受けなくてはいけないのか、車検の有効年数を把握しておくことが大切です。 ここでは、車検の有効年数や車検の内容など、車検について知っておきたいことについて説明します。 【この記事のポイント】 ・乗用車の車検は、新車は3年、2回目以降は2年ごとに行う ・商業用やキャンピングカーなど、用途によって車検期間が違う ・中古車は、購入時の状態によって受けるタイミングが変わる <見出し> 車検の有効期間は何年? 車検の有効期間は、初回登録時検査かそれ以降の検査かどうかや、車の種別によって異なります。そのため、普通乗用車や軽自動車を新車で購入した場合は、最初の車検は購入から3年後、以降は2年ごとに車検を受けることになります。さまざまな車の有効期間について、一覧で見ていきましょう。 車種 有効期間 初回登録時(1回目) 2回目以降 乗用自動車 普通・小型 3年 2年 軽 三輪 2年 2年 貨物自動車 軽 2年 2年 車両総重量8t未満 2年 1年 車両総重量8t以上 1年 1年 特殊自動車 普通・小型(キャンピングカーなど) 2年 2年 大型特殊自動車 商業用自動車 バス・タクシー 1年 1年 レンタカー(乗用自動車) 2年 1年 二輪 小型自動二輪車(250cc超) 3年 2年 車検の有効期間は、乗用車や貨物、商業用などの用途によって変わります。仮に有効期間を過ぎてしまった場合には、公道を走行できなくなるため、注意が必要です。また、車検が切れた車で公道を走行した場合は、道路運送車両法108条により6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金、かつ交通違反にも該当するため、違反点数6点に加えて30日間の免許停止処分となるので、車検期間はしっかり把握しておきましょう。 車検切れの罰則についてチェックする <見出し> 中古車の場合、車検の年数はどうなるの? 中古車市場では、車検の有効期間が残っている「車検あり」と、車検が切れた状態の「車検なし」の2つのパターンの中古車が売られています。そのため、購入する車によって次の車検までの期間が異なります。 ・車検ありの場合 「車検あり」の中古車の場合、残っている期間によって受けるタイミングが変わります。そのため、その車の車検有効期間満了日までに車検を受け、以降2年ごとに車検を受けることになります。 ・車検なしの場合 「車検なし」の中古車の場合、車検が切れた状態では公道を走ることができないので、購入と同時に車検を受けなくてはいけません。それ以降は、通常どおり2年ごとの更新となります。 <見出し> 車検の年数はどうやって確認するの? マイカーの車検の年数が知りたい場合には、「車検証(自動車検査証)」もしくは「車検シール(車検標章)」を確認する2つの方法があります。どちらにも車検の満了時期が記載されていますが、車に保管することが義務付けられている車検証は年月日なのに対し、フロントガラス上部に貼られた車検シールは年月のみと、満了日までは記載されていないので、正確な時期は車検証で確認しておく必要があります。 <見出し> 車検までにやっておくべきことはある? 車検は2〜3年ごとに受ける定期検査ですが、安心してカーライフを送るためには、そのあいだにもメンテナンスをしておかなくてはいけません。また、車検時に慌てることのないよう、日頃から必要な書類をきちんと保管しておくことも大切です。車検と車検のあいだの時期や、車検前にやっておくべきことを把握しておきましょう。 <小見出し> オイル交換などのメンテナンスをこまめに行う 2年に一度の車検でのメンテナンスだけでなく、日頃からこまめにメンテナンスをしておくことで、車検時に大々的な整備を必要としなくなる場合があります。より安全に車の状態を保つことにもつながり、車検費用の負担軽減にもなります。なお、エンジンオイルが十分に性能を発揮できるのは走行距離3,000kmあたりまでなので、5,000kmごとを目安に交換するようにしましょう。 車の状態は、走行距離や使用頻度などによっても変わるため、3ヵ月や6ヵ月、12ヵ月などの定期点検を受けておくと安心です。こまめに点検を受けておくことで、下取りや売却時の評価が高くなるので、査定額の上昇にもつながります。 <小見出し> 必要書類の保管場所を確認する 車検を受けるのに最適なのは、車検満了日の1ヵ月前からの1ヵ月間です。事前に予約などを行う必要もあるので、直前になって慌てないように、必要書類の保管場所を確認しておきましょう。なお、車検には、車検証のほかに、自動車損害賠償責任保険証明書や自動車税納税証明書などが必要となります。必要な書類は軽自動車と普通車でも違うため、確認しておきましょう。 車検の必要書類をチェックする 車検証は車に保管することが義務付けられているため、ダッシュボードなどに入れておくのが一般的です。もし、紛失してしまった場合には、車の使用地を管轄している運輸支局で再発行をしておきましょう。 詳しい車検証の再発行方法はこちら <見出し> そもそも車検とはどんな制度? 一般的に車検と呼ばれる自動車継続検査は、自動車が国の定める安全基準をクリアしているかをチェックするために、一定期間ごとに行われる検査のことです。また、車検には有効期間が設けられており、車検の有効期間が切れている車は公道を走ってはいけないというルールがあります。 車検は有効期間満了より前であれば受けることができますが、1ヵ月以上早く受けると前回の有効期間が無効となり、その日から2年間となってしまうため、車検期間満了の1ヵ月前から当日までに受けるのが一般的です。なお、車検では車体やランプ、タイヤ、ブレーキ、スピードメーターなどに問題がないか、ランプの光量や光軸は基準値以内か、排ガスの一酸化炭素や炭化水素濃度は基準値内かどうかなどがチェックされます。 車検の検査項目について詳しく知りたい方はこちら <見出し> 車検にはどんな費用がかかるの? 車検にかかる費用は、自賠責保険料や自動車重量税などの法定費用、業者に車検を依頼する際にかかる車検基本料、部品交換や修理にかかる整備や修理費用の3つに分けられます。なお、法定費用に含まれる自動車重量税の税額は車の重量によって異なり、新車登録から13年、18年が経過すると10,000円前後引き上げられます。また、新車登録から10年を超えると消耗部品の交換が必要となることが多いため、整備や修理費用がかかる傾向にあります。 車種や業者別、車検費用の相場はこちら <見出し> 車検費用が増えるのは、何年目から? 車検にかかる費用には、業者ごとに定められた車検基本料、税金や自賠責保険料などの法定費用、部品交換費用の3種類があります。中でも、ガソリン車やディーゼル車の税金は、一定の年数が経過すると増額となるので、それまでよりも車検費用が上がることになります。 <小見出し> ガソリン車:13年目に自動車重量税や自動車税が上がる ガソリン車の場合、車の重量ごとに課せられる自動車重量税や、4月1日時点の車の所有者に課せられる自動車税(軽自動車税)は、新車登録から13年目に15%ほど増税となります。車の排気量ごとに税額が決められている自動車税ですが、1,000超~1,500cc以下の車の場合、13年未満は34,500円、13年以降は約39,600円と、増額します。 <小見出し> ディーゼル車:11年目から増税となる 年式が古くなることでの環境への影響が大きいディーゼル車の場合は、ガソリン車よりも早い11年目に増税となります。乗用車のディーゼル車の場合は15%、トラックやバスなどの場合は10%ほどの増税となります。 <見出し> 車検を気にせず車に乗るなら「カーリース」がおすすめ 車には乗りたいけど車検費用が気になるという場合には、定額制で車を利用できるカーリースという方法もあります。 カーリースとは、リース会社が保有する車を月々定額の使用料を支払うことでレンタルできるサブスクリプションサービスのことです。レンタカーと違って、リース期間が1~11年と長いのが特徴です。 また、車検の際に必要となる自賠責保険料や法定費用が月々の使用料に含まれているので、これらを別途用意する必要はありません。さらに、オプションでメンテナンス付きのプランを選べば、車検やメンテナンス費用も月々の使用料と合算して毎月定額制で支払うことができます。 カーリースについて詳しく知りたい方はこちら <見出し> 車検有効期間を把握して車検に備えよう 車検をいつ受けなくてはいけないかによって、その年の維持費は変わります。また、車種によっても費用が違うため、車を購入する際は車検費用を含めた上で維持費を計算してみるのがおすすめです。購入にこだわらないという場合には、車検費用を気にせず車に乗れるカーリースも検討してみてはいかがでしょうか。 <見出し> よくある質問 <小見出し> Q1:そもそも車検とは? A:車検の正式名称は自動車継続検査といい、その車が国の定める安全基準をクリアしているかどうかを確認するために一定期間ごとに行われる検査のことです。車検を受けていない車は公道を走行することが禁止されているため、必ず有効期間内に更新しておかなくてはいけません。 <小見出し> Q2:車検に有効期間はあるの? A:車検には有効期間が定められており、そのまま乗り続ける場合には、車検満了日までに更新しておかなくてはいけません。なお、乗用の普通車や軽自動車は、新車登録から3年後、それ以降は2年ごとに有効期間が更新されます。 <小見出し> Q3: 車検にはどんな費用がかかるの? A:車検では自動車重量税などの税金や自賠責保険料などを合わせた法定費用、業者に車検を依頼する際にかかる車検基本料、整備・修理費用がかかります。 ※記事の内容は2020年8月時点の情報で制作しています。

車を保有するにあたって定期的に発生する車検は、維持費の中でも大きな出費です。車種によって金額は異なりますが、10万円前後の費用がかかることもあるため、あらかじめ準備しておく必要があります。そのためには、どれくらいの頻度で、どれくらいの年数が経ったら車検を受けなくてはいけないのか、車検の有効期間を把握しておくことが大切です。

ここでは、車検が必要な年数や頻度、車検の有効期間や内容などを解説します。また、車検費用の準備が不要になる車の新しい乗り方もご紹介します。

車検の大きな出費から解放される新しい車の乗り方を先に知りたい方はこちら

この記事のPOINT

  • 乗用車の車検頻度は初回が3年後で2回目以降は2年ごとに行う
  • 商業用やキャンピングカーなど用途によって車検の頻度は異なる
  • 車検の頻度や費用を気にしなくていい車の新しい乗り方が注目されている

車検の頻度はどれくらい?

車検の頻度はどれくらい?

車検の頻度は、初回登録時検査かそれ以降の検査かどうかや車の種別によって異なります。まずは、車種別の車検の有効期間を確認してみましょう。

車検の有効期間は何年?

車検の有効期間は車種ごとに決まっています。普通乗用車や軽自動車の場合、車検の有効期限は新車登録から3年間、以降は2年間となります。キャンピングカーなど特殊な車の車検の有効期限は、新車登録から2年間、以降も2年間です。自家用車も特殊自動車も、車検の頻度は2回目以降、何年を経ても2年ごとになります。

では、自家用車や特殊自動車も含めて、車種ごとの車検の有効期間を一覧で見ていきましょう。

〈車種ごとの車検の有効期間一覧表〉

車種有効期間
初回登録時(1回目)
有効期間
2回目以降
乗用自動車普通・小型3年2年
三輪2年2年
貨物自動車2年2年
車両総重量8t未満2年1年
車両総重量8t以上1年1年
特殊自動車普通・小型(キャンピングカーなど)2年2年
大型特殊自動車
商業用自動車バス・タクシー1年1年
レンタカー(乗用自動車)2年1年
二輪小型自動二輪車(250cc超)3年2年

 

このように、車検が有効な年数は、乗用車や貨物、商業用などの用途によって変わります。仮に、有効期間を過ぎてしまった場合には、公道を走行できなくなるため注意が必要です。

また、もし車検が切れた車で公道を走行した場合は、道路運送車両法108条により6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金、かつ交通違反にも該当するため、違反点数6点に加えて30日間の免許停止処分となるので、車検期間はしっかり把握しておきましょう。

車検切れの罰則について詳しく知りたい方はこちら

2回目以降、車検の頻度が上がることはない

以前は、新車登録から10年以上経過した車は車検頻度が上がり、毎年車検を受けなければなりませんでした。しかし、1995年の道路運送車両法の改正により、普通自動車の継続車検の有効期間は乗っている年数が何年経っても変わらず2年ごとになりました。

ただし、車は古くなるとその分劣化や故障の可能性が高くなるので、車検の頻度は変わらなくても年数が経過したらこまめにメンテナンスをしたほうがいいでしょう。

乗っている車の車検の有効年数はどうやって確認する?

乗っている車の車検の有効年数はどうやって確認する?

マイカーの車検の有効期間が知りたい場合には、車に保管することが義務付けられている「車検証(自動車検査証)」もしくはフロントガラス上部に貼られた「車検シール(検査標章)」を確認する2つの方法があります。

どちらにも車検の満了年月日が記載されていますが、車外から見える車検シールの表面に記されているのは車検満了年月のみなので注意が必要です。車内から見える裏面には満了日まで記載されているので、しっかり正確な日付を確認しておくようにしましょう。

中古車の場合、車検の頻度はどうなる?

中古車の場合、車検の頻度はどうなる?

中古車市場では、車検の有効期間が残っている「車検あり」と、車検が切れた状態の「車検なし」の2つのパターンの中古車が売られています。そのため、購入する車によって次の車検までの期間が異なります

・車検ありの場合
「車検あり」の中古車の場合、残っている期間によって受けるタイミングが変わります。そのため、その車の車検有効期間の満了日までに車検を受け、以降2年ごとに車検を受けることになります。

・車検なしの場合
「車検なし」の中古車の場合、車検が切れた状態では公道を走ることができないので、購入と同時に車検を受けなくてはいけません。それ以降は、通常どおり2年ごとの更新となります。

車検までにやっておくべきことは?

車検までにやっておくべきことは?

車検は2〜3年ごとに受ける定期検査ですが、安心してカーライフを送るためには、そのあいだにもメンテナンスをしておかなくてはいけません。また、車検時に慌てることのないよう、日頃から必要な書類をきちんと保管しておくことも大切です。車検と車検のあいだの時期や、車検前にやっておくべきことを把握しておきましょう。

オイル交換などのメンテナンスをこまめに行う

2年に一度の車検でのメンテナンスだけでなく、日頃からこまめにメンテナンスをしておくことで、車検時に大がかりな整備を必要としなくなる場合があります。より安全に車の状態を保つことにもつながり、車検費用の負担軽減にもなります。

なお、エンジンオイルが十分に性能を発揮できるのは走行距離3,000kmあたりまでなので、5,000kmごとを目安に交換するようにしましょう。

車の状態は、走行距離や使用頻度などによっても変わるため、3ヵ月や6ヵ月、12ヵ月などの定期点検を受けておくと安心です。こまめに点検を受けておくことで、下取りや売却時の評価が高くなるので、査定額の上昇にもつながります

必要書類の保管場所を確認する

車検を受けるのに最適なのは、車検満了日の1ヵ月前からの1ヵ月間です。事前に予約などを行う必要もあるので、直前になって慌てないように、必要書類の保管場所を確認しておきましょう。

なお、車検には車検証のほかに、自動車損害賠償責任保険証明書や自動車税(種別割)納税証明書などが必要となります。必要な書類は軽自動車と普通車でも違うため、詳しく知りたい方はこちらで確認しておきましょう。

車検証は車に保管することが義務付けられているため、ダッシュボードなどに入れておくのが一般的です。もし、紛失してしまった場合には、車の使用地を管轄している運輸支局または軽自動車の場合は軽自動車検査協会支所で再発行をしておきましょう。

そもそも車検とはどんな制度?

そもそも車検とはどんな制度?

一般的に車検と呼ばれる自動車継続検査は、自動車が国の定める安全基準をクリアしているかをチェックするために、一定期間ごとに行われる検査のことです。また、車検には有効期間が設けられており、車検の有効期間が切れている車は公道を走ってはいけないというルールがあります。

車検は有効期間満了より前であれば受けることができますが、1ヵ月以上早く受けるとその日から2年間となってしまうため、車検期間満了の1ヵ月前から当日までに受けるのが一般的です。

なお、車検では車体やランプ、タイヤ、ブレーキ、スピードメーターなどに問題がないか、ランプの光量や光軸は基準値以内か、排ガスの一酸化炭素や炭化水素濃度は基準値内かどうかなどがチェックされます。

車検にはどんな費用がかかる?

車検費用の内訳
車検費用の内訳_SP

車検にかかる費用は、自賠責保険料や自動車重量税などの法定費用、業者に車検を依頼する際にかかる車検基本料、部品交換代金の3つに分けられます。

法定費用に含まれる自動車重量税の税額は車の重量によって異なり、エコカー外の場合、新車登録から13年、18年が経過すると10,000円前後引き上げられます。

また、車検基本料はどの業者に車検を依頼するかによって大きく異なります。ディーラーは車検基本料が高く車検費用の相場は35,000〜100,000円ほどです。カー用品店は10,000〜45,000円、ガソリンスタンドは15,000〜35,000円ほどで、ディーラーよりも車検費用を安く抑えられます。

そして、部品交換代金に関しては、新車登録から10年を超えると消耗部品の交換が必要となることが多いため、整備や修理の費用は年々高額になっていく傾向にあります。

このように、車検費用は年数を重ねるごとに増えていきます。

車検費用を気にせず車に乗る方法があります。詳しくはこちら

車検費用や車の維持費が増えるのは、何年目から?

車検費用や車の維持費が増えるのは、何年目から?

車検にかかる費用には、業者ごとに定められた車検基本料、税金や自賠責保険料などの法定費用、部品交換代金の3種類があります。中でも、ガソリン車やディーゼル車の税金は、一定の年数が経過すると増額となるので、それまでよりも車検費用が上がることになります。車にかかる維持費の変化について詳しく見ていきましょう。

どの車も5年目の車検費用は上がる傾向にある

どんな車でも、5年目の車検費用は高くなる傾向にあります。その理由としてまず挙げられるのが、消耗品交換が必要になることです。新車登録からしばらくのあいだは消耗品交換が基本不要ですが、5年目ほどでオイルをはじめとする消耗品の交換時期が来ます

また、メーカー保証と呼ばれる新車ならではの保証が切れることも理由のひとつです。メーカー保証の期間中は多くのパーツを無料で修理してもらえますが、5年目の車検では保証が切れていることが多く、修理費用が自費となります。さらに、エコカー減税の対象から外れることによっても車検費用が上がります。

ディーゼル車:11年目から増税となる

年式が古くなることでの環境への影響が大きいディーゼル車の場合は、ガソリン車よりも早い11年目に増税となります。乗用車のディーゼル車の場合は15%、トラックやバスなどの場合は10%ほどの増税となります。

ガソリン車:13年目に自動車重量税や自動車税が上がる

ガソリン車の場合、車の重量ごとに課せられる自動車重量税や、4月1日時点の車の所有者に課せられる自動車税(軽自動車税)種別割は、新車登録から13年目に増税となります。車の排気量ごとに税額が決められている自動車税種別割ですが、1,000超~1,500cc以下の車の場合、13年未満は30,500円、13年以降は約39,600円と増額します。


ここまで確認してきたように、車検費用に備えるために車検の頻度や有効期限を気にしてスケジュール管理をしたり、年々上がる車の維持費を準備したりする負担は大きいものです。そこでおすすめしたいのが車検などの費用負担から解放される新しい乗り方です。次項で詳しく解説します。

車検時の大きな出費から解放される車の新しい乗り方とは?

支出不安定_PC
支出不安定_SP
カーリースはずっと定額なので安心できるサービスでだと示すイラスト
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車検費用がかさんでしまうことに悩んでいる方には、車の新しい乗り方として今注目を集めている車のサブスクリプションサービスがおすすめです。

毎月定額で車に乗れる車のサブスクなら、税金や自賠責保険料などの法定費用が月額料金に含まれています。また、車検をはじめとしたメンテナンス費用を月額料金に含められるプランもあるので、車の維持にかかる大きな出費に悩まされることがありません。

また、初期費用が不要で、手頃な月額料金だけで新車に乗り始められる点も大きな魅力です。月額料金には自動車税(軽自動車税)種別割も入っているので、毎年春にかかる数万円の出費もなくなります。

次項では、車のサブスクの中でも人気の3社をご紹介します。

もう車検の頻度や費用を気にしない!新しい乗り方ができる人気サービス3社

もう車検の頻度や費用を気にしない!新しい乗り方ができる人気サービス3社

車検の頻度や費用を気にせずお得に新車に乗れる車のサブスクにはさまざまなものがあり、それぞれ特徴やサービス内容が異なります。ここでは、特に人気が高いサービスを3つご紹介します。

おトクにマイカー 定額カルモくん

「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、業界最安水準の月額料金で、国産メーカーの全車種・全グレードから好きな車を選んで利用できます。また、メンテナンスプランを利用すれば、車検費用や車のメンテナンスにかかる費用も定額にでき、車検のたびに多額の費用を払う必要がなくなります。

例えば、ダイハツ「ミライース」なら月々 12,490 円から利用でき、車検費用込みにしても月々16,160円から乗れるので、車にかかる負担をできるだけ抑えたい方におすすめです。

ほかのサービスの契約期間が3年や5年など限定されることが多い中、定額カルモくんは1~11年のあいだで選べるため、短期間で乗り換えを楽しむことも、愛車として長期間乗ることもできる点が魅力です。

さらに、契約前から専任のマイカーコンシェルジュに車に関する相談ができます。車検費用が高くて車の乗換えを検討している、なるべく車にかかる出費を抑えたいけれど車の選び方がわからないなど、車に関する不安や疑問について電話やメール、LINEなどで気軽に相談できるので安心です。

コスモMyカーリース

「コスモMyカーリース」は、コスモ石油が提供しているサービスです。定額の月額料金で新車に乗れることに加え、プランによりガソリン・軽油が最大10円/L引きになるという大きなメリットがあります。コスモ石油指定のカードで給油をする、月間100Lまでに限るという制限はありますが、できるだけ燃料代を抑えたい方に向いているサービスといえるでしょう。

コスモMyカーリースの契約期間は3・5・7年から選ぶことになります。車検の有効期間に合わせて契約期間を決めたい場合は便利です。

KINTO

「KINTO」は自動車メーカーのトヨタが提供しており、トヨタとレクサスの人気車種に定額で乗れるサービスです。ほかのサービスのようにさまざまなメーカーの車を選べるわけではありませんが、トヨタもしくはレクサスの車に乗りたいと考えている方に適しています。

KINTOの契約期間はトヨタの車であれば3・5・7年で、レクサスの車は3年です。車検の有効期間に合わせて車を乗り換えたい方や、できるだけ短期間で新しい車に乗り換えたい方に向いています。

車検の頻度や有効期間を把握してお得に乗り換えよう

車検の頻度や有効期間を把握してお得に乗り換えよう

車検の頻度は車の種別によって異なりますが、乗る年数が増えるにつれて費用が高くなるのはどの車も共通しています。毎月定額の料金で新車に乗れる定額カルモくんのような新しい乗り方であれば、車検費用の負担を抑えながらカーライフを楽しめます。

2年に1度という頻度の車検に大きな負担を感じている方は、定額カルモくんで気になる車に月々いくらで乗れるかチェックしてみてはいかがでしょうか。各車のページで、契約年数やボディカラーなど細かく選んで料金をシミュレーションできるので気軽に試してみましょう。

よくある質問

Q1:車検に有効期間は何年?

A:車検には有効期間が定められており、そのまま乗り続ける場合には、車検満了日までに更新しておかなくてはいけません。なお、乗用の普通車や軽自動車は、新車登録から3年後、それ以降は2年ごとに有効期間が更新されます。

Q2:車検の頻度は購入から年数を経ると変わるの?

A:以前は新車登録から10年以上経過した車は毎年車検を受ける必要がありましたが、現在は年数が経っても車検の頻度は変わらず継続車検は2年ごとです。ただし、年数が経過した車は故障のリスクが高まるのでこまめにメンテナンスをする必要があります。

Q3:車検の頻度や費用を気にしなくていい車の乗り方は?

A:「定額カルモくん」という新しい乗り方なら、税金や自賠責保険料など車検の法定費用を月額料金に含めることができます。また、メンテナンスプランで車検費用込みの定額払いにできるので、2年に1度の頻度で高額の費用が発生するのを避けたい方におすすめです。

※この記事は2021年11月時点の情報で制作しています

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