スズキ「ワゴンRカスタムZ」は、精悍でスタイリッシュなエクステリアデザインとコーディネートされた上質な室内空間が魅力です。また、ベースモデルの「ワゴンR」譲りのポケッテリアの充実度も注目すべきポイントといえます。
ここでは、ワゴンRカスタムZの内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- ワゴンRカスタムZは乗り降りを繰り返しても身体に負担がかかりにくいシートの高さを実現
- 大人の雰囲気を感じさせる上質な室内空間
- アンブレラホルダー」など、使い勝手が考慮されたポケッテリアを多数採用
ワゴンRカスタムZの室内空間の特徴
ワゴンRカスタムZでは、毎日の生活に寄り添う軽自動車らしく日常的な使い勝手を重視しています。室内長2,450mm、室内幅1,355mm、室内高1,265mmのハイトワゴンならではの適度なゆとりを備えた快適な室内空間を確保していることに加え、シートの高さを工夫し、一日に何度も乗り降りしても身体に負担がかかりにくい設計になっています。
また、前席にはベンチシートを採用し、運転席と助手席間をウォークスルーとすることで運転席側から乗り降りできない場合でも助手席側にスムーズに移動できるのもワゴンRカスタムZの特徴といえるでしょう。
ワゴンRカスタムZの内装
ワゴンRカスタムZには「HYBRID ZX」と「HYBRID ZT」の2つのグレードが設定されていますが、内装は加飾類の有無程度で大きな差はありません。
シックなカラーリングのインパネ
ワゴンRカスタムZは、ベースとなるワゴンRの2022年8月の一部改良時のタイミングで新たに追加された派生モデルであり、内装はもうひとつのワゴンRシリーズの「ワゴンRスティングレー」のデザインを踏襲しています。
横長で細めのヘッドランプを採用した精悍なエクステリアに合わせ、内装もクールな印象を持つのが特徴です。インパネカラーパネルやフロントドアアームレストにはワゴンRカスタムZ専用のブラウンメタリック加飾をあしらい、上質で大人っぽい雰囲気を演出しています。
上級グレードや「アップグレードパッケージ」装着車には本革を使用
シート素材は扱いやすいファブリックで、一部に柄をあしらうことで室内空間に抑揚を与え、無機質にならないように配慮されています。
なお、ターボエンジンを搭載する上級グレードの「HYBRID ZT」と、「HYBRID ZX」の「アップグレードパッケージ」装着車はシルバーステッチ入りの本革巻ステアリングホイールやシフトノブを採用し、質感と機能性を向上しています。
ワゴンRカスタムZのポケッテリア
ワゴンRカスタムZでは、ベースモデルのワゴンR同様の充実したポケッテリアがあります。
アンブレラホルダー(リアドア両側)
ワゴンRシリーズの目玉といえるのがこの「アンブレラホルダー」。左右のリアドアに設置されており、全長約90cmまでの傘を立てて収納することができます。
このアンブレラホルダーのすごいところは、濡れた傘から流れる雨水を車外に排出してくれる機能があるところ。室内の床やシートを濡らすことなく、スマートに傘が収納できるのはかなりうれしいポイントではないでしょうか。
運転席前のインパネにはトレーが用意されています。ハンカチやサングラスなどの小物の収納場所に適しています。
インパネドリンクホルダー(運転席・助手席)
運転席と助手席用のドリンクホルダーは、インパネにひとつずつ用意されています。掘り込み式なので安定感があり、走行中も安心して使用できるでしょう。
助手席オープントレー
助手席前には自由に使用できるスペースが確保されています。薄型のティッシュボックスがちょうど収まるサイズなので画像のようにティッシュボックスの保管場所として使用できるほか、休憩時の軽食などの際にはちょっとしたテーブル代わりにもなります。
フロントアームレストボックス
フロントアームレストボックスは深さがあるので、タブのボトルやポーチなどの収納場所として活躍してくれるでしょう。
インパネアンダートレー(運転席)
ドライバーの手の届きやすい位置にトレーが用意されています。運転席周りにこうしたこまごまとした収納が複数用意されている車はなかなかありません。
カードホルダー(運転席)
さらに、カードホルダーもあります。
グローブボックス
助手席前のグローブボックスもしっかりと容量が確保されているため、車検証などの書類のほかにも荷物が収納できます。
助手席シートアンダーボックス
助手席の座面下には、収納ボックスがあります。買い物した荷物を積み込んでもいいですし、清掃用品などあまり使用頻度の高くないものの収納場所としてもよさそうです。また座面を下ろせば収納物は完全に隠れるので、あまり人目につかせたくない汚れ物などの収納にも適しています。
助手席シートバックポケット
シートバックポケットは、まだカーナビが一般的でなかった時代におもに地図を保管する場所とされていましたが、今ではタブレットの保管場所として活躍しているケースが多いといいます。
なお、ワゴンRカスタムZではシートバックポケットが用意されるのは助手席のみであり、運転席にはありません。
フロントドアポケット(ペットボトルホルダー付き)
フロントドアにはノートなどが収納できるポケットとペットボトルホルダーが備わっています。
リアドアポケット(ペットボトルホルダー付き)
後席の左右のドアにもペットボトルホルダー付きのポケットが用意されています。ティッシュボックスが収納できるサイズなので、身の回りのこまごまとしたものはここに収まるでしょう。
ワゴンRカスタムZの荷室&シートアレンジ
ワゴンRカスタムZのリアシートはバックドア側からも簡単に倒せる「ワンタッチダブルフォールディングリヤシート」を採用しています。分割可倒式で左右別々に倒せるため、荷物の形や量、乗車人数に応じてさまざまなシートアレンジができます。
大きな荷物を積み込むときや、荷物の量が多いときは後席すべてを倒すと、大型のスーツケースも積み込める広く余裕のある荷室空間が確保できます。
ラグなどの長さのある荷物を積み込むときは、後席両方に加えて助手席を前方に折りたためばOK。最も荷物がたくさん積み込めるアレンジです。
フルフラットにも対応しているので、足を伸ばして休憩ができるのも魅力です。
シックな内装と使い勝手の良いポケッテリアが魅力
ワゴンRカスタムZはシックで大人の雰囲気を感じさせるカラーリングの内装と、使い勝手の良さにこだわった充実したポケッテリアを有しているため、毎日快適にカーライフが楽しめるでしょう。
内装はカーライフの質に深く関わるものなので、車選びの際には細かい部分までよく確認しておくことをおすすめします。
よくある質問
Q1:ワゴンRカスタムZの室内空間の特徴は?
A:ワゴンRカスタムZは室内長2,450mm、室内幅1,355mm、室内高1,265mmの室内サイズを確保し、ハイトワゴンならではの広く快適な室内空間を実現しています。
Q2:ワゴンRカスタムZの内装はどのような感じ?
A:ワゴンRカスタムZはブラックを基調に、インパネやドアアームレストにブラウンメタリックの加飾をあしらって、シックで大人の雰囲気を感じさせる内装になっています。上級グレードや「アップグレードパッケージ」装着車は、ステアリングホイールやシフトノブに本革を使用し、上質感を高めています。
Q3:ワゴンRカスタムZの収納は?
A:ワゴンRカスタムZは雨水が車外に排出される機能を持った「アンブレラホルダー」や助手席下の収納ボックスなど、使い勝手に配慮されたポケッテリアを多数採用しています。また、リアシートは分割可倒式でバックドアからも簡単に倒せる「ワンタッチダブルフォールディングリヤシート」を搭載し、さまざまなシートアレンジが可能です。
※この記事は2022年11月時点の情報で制作しています