車検にかかる費用は車の維持費の中でも大きな割合を占めるため、次の車検でいくらかかるのか不安な方もいるでしょう。しかし、あらかじめ費用を把握できていれば、お得に車検が受けられる業者を選ぶことができます。そのため、早めに複数の業者から見積もりを取っておくのがおすすめです。
一方で、見積もりの比較が面倒だったり車検費用の心配をしたくなかったりする方には、車検にお金をかけない方法が人気を集めています。
ここからは、車検の見積もりの方法や取得するメリット、チェックポイントなど、お得に車検を受けるために欠かせない見積もりについて解説します。
この記事のPOINT
- 見積もりを取れば、必要な整備項目がわかる
- 車検の見積もりを確認することで費用を抑えやすくなる
- 車検を受けずにお得に新車に乗れる方法が流行っている
車検見積もりを取る方法と必要書類
車検の見積もりを取る方法は、基本的にどの業者でも同じです。オンラインで見積もりが取れるケースもありますが、あくまでも概算となるため、正確な車検費用を把握するためにも、実車確認を行った上で見積もりを出してもらうのがおすすめです。見積もりの取得に必要な書類と方法は次の通りです。
必要書類
車検業者によって必要な書類が異なる場合もありますが、業者でスムーズに車検の見積もりを出してもらうために、次の2点を用意しておきましょう。
・車検証
車検証には、車検満了日や車種など、見積もりの判断材料となるさまざまな情報が記載されています。
・整備記録簿
車の整備記録がひと目でわかるため、あると便利な書類です。業者によっては必須ではない場合もあるので、依頼する業者が決まっている場合は事前に確認しておきましょう。
車検の見積もりの取得方法
車検の見積もりを取得するためには次のようなステップで進みます。
1. 近くの車検業者を探す
まずは近くの車検業者を探しましょう。ウェブサイトにはさまざまな車検業者が掲載されているので、地域名で絞り込んで探すのがおすすめです。
2. 条件に合った業者・店舗を選ぶ
近くの車検業者をピックアップしたら、各車検業者の情報を確認して、条件に合った業者や店舗を絞り込んでいきます。
3. 車検業者の店舗に問い合わせ、見積もりの予約をする
最も条件に合致する車検業者を選び、車検見積もりの予約をしましょう。
4. 車を車検業者に持ち込み、見積もりを出してもらう
見積もりの予約ができたら、予約した日時に店舗へ車を持ち込んで、見積もりを出してもらいます。見積もりの所要時間は、業者や車の状態によって異なりますが、15~60分程度で終わる場合が多いでしょう。
5. 複数社で見積もりを出してもらう
同様にいくつかの業者で見積もりを出してもらいましょう。数社の見積りがそろったら、最も適切な車検業者を選ぶために、見積もり結果を比較して検討します。
6.車検の予約をする
見積もり内容に納得できる車検業者を選び、車検の予約を取りましょう。
実際に複数の見積もりを比べて見た結果、想像以上にお金がかかると感じた方も多いのではないでしょうか。そもそも、最近は車検を受けずに新車に乗る方法を選んでいる方が増えています。
車は必要だけど車検にお金をかけたくない方は、「車検をやめてお得に新車に乗る方法」をチェックしてみてはいかがですか?
車検見積もりは有料?取得にかかる時間はどれくらい?
車検の見積もりは、ディーラーや民間の整備工場、車検専門店やカー用品店、ガソリンスタンドなど、車検を受けられるところならどこでも出してもらえます。ここでは、見積もりにかかる費用や時間、依頼するタイミングについて見ていきましょう。
見積もりにかかる費用
車検専門の業者でもガソリンスタンド併設の業者でも、見積もりにかかる費用は無料の場合がほとんどです。しかし、車検が切れてしまった車の見積もりを取得するには、車の運搬費用がかかってしまうので注意しましょう。見積もりだけでなく、そのまま車検を依頼すればサービスしてもらえる可能性もあります。
見積もりにかかる時間
見積もりを出してもらうために必要な時間は15分ほどで、長くても1時間以内には終わることが多いです。そのため、1日に数件回って見積もりを取ることも可能です。ただ、予約が必要な所も多いので、事前に確認してから予定を立てましょう。
見積もりを依頼するタイミング
車検の見積もりの依頼は、車検を予約する1ヵ月前くらいが適切です。なお、見積もり結果を比較検討するためには、複数社で見積もりを出してもらう必要があります。余裕を持って動けるように、車検を予約するおおよそ1ヵ月前には見積もりが出そろうようにスケジュールを組みましょう。
車検の見積もりはどうして大切なの?
車検の見積もりとは、車検に必要な点検、整備の内容と、それぞれの金額の目安を出すことです。車検を依頼する際にも見積もりは確認するものですが、ほかの業者との比較ができないので、損をしてしまうかもしれません。車検満了日が直前になって慌てないためにも、事前に確認しておくのがおすすめです。
さらに、見積もりを確認することで得られるメリットを見ていきましょう。
車検の見積もりを確認するメリット
車検を申し込む前に見積もりを出してもらうことで、次のようなメリットがあります。
- 事前に整備が必要な箇所が把握できる
- 複数の業社を比較して検討できる
- 車検費用を抑えられる業者を選びやすくなる
車検の見積もりを出すためには、簡単な査定を受けるため、事前に整備が必要な箇所を把握することができます。
また、見積もりをせずに業者任せにすると、無駄な整備項目が増えたり、本来する必要のない部品交換が発生したりして、車検費用が高額になってしまうこともあります。車検を受ける前に車の状態とおおよその費用を自分で把握するためにも、見積もりを取ることが重要になります。
車検見積もりのチェックポイント
複数の見積もりを取ったけれど、どこを見比べていいかわからないという方のために、見積もりの見方や車検の見積もり結果を確認する際に注目したい3つのポイントをご紹介します。
見積もりの基本的な見方
そもそも、車検費用は「法定費用」「車検基本料」「部品交換代金」の3つから成り立っています。
しかし、法定費用は国で金額が定められているので、どの業者で受けても一律です。そのため、見積もりを確認するときには、業者ごとに設定されている車検基本料と、整備内容によって変わる部品交換代金をチェックしましょう。
・車検基本料
コンパクトカーの車検基本料は以下のようになっています。
*2020年7月、定額カルモくん調べ
〈コンパクトカーの車検基本料の目安〉
料金 | |
---|---|
ディーラー | 約35,000〜10万円 |
整備工場 | 約20,000〜65,000円 |
ガソリンスタンド | 約15,000〜35,000円 |
カー用品店 | 約10,000〜45,000円 |
車検専門店 | 約10,000〜30,000円 |
業者ごとの車検基本料の相場はディーラーが最も高く、車検専門店が安いのが一般的です。なお、車検専門店では、整備範囲や所要時間などによってプランのグレードが分かれている場合もあります。
・部品交換代金
部品交換代金も業者によって設定金額が異なります。例えばディーラーでは、基本的に純正部品を使って整備を行うため、部品交換費用も高くなる傾向があります。なお、車検専門店では車検に合格するための整備のみを行うのが一般的なので、費用は安くなる一方で、別途整備や部品交換を受けなくてはいけないケースもあります。
ちなみに、この車検基本料だけで新車に乗れる方法があるのはご存知ですか?車検や税金コミコミで新車に乗れるカーリースが今、人気を集めています。
見積もりのチェックポイント
見積もりの見方がわかったら、細かいチェックポイントについて見ていきましょう。押さえておきたいのは、以下の3つのポイントです。
ポイント1. 消耗品の交換費用が含まれているか
車検を通すにあたって、ブレーキオイルやエンジンオイルなどの消耗品を交換してもらう場合もあります。この消耗品の費用が、見積もり結果に含まれていないケースもあるため注意しましょう。含まれていない場合は、消耗品の交換費用がいくらなのか確認することをおすすめします。
ポイント2. 代車費用が含まれているか
車検を行う際に、無料で代車サービスを実施している業者もあります。しかし、業者によっては代車の代金を請求する所もあるため、代車サービスを利用したい場合は見積もりに代車費用も含まれているか確認しましょう。
ポイント3. 理解できない内容や不要なサービスが含まれていないか
見積もり結果を見て、少しでもわからない部分や疑問に思う項目があれば、必ず確認しましょう。車検は車の維持費の中でも大きな金額となるものなので、車検後にトラブルになったり後悔したりするのを防ぐためにも、すべての検査内容や費用について納得した上で申込むことが大切です。業者によっては、その車にとって不要な整備項目やサービスが含まれているケースもあります。ほかの業者の見積もり結果とも比較しつつ、不明な点は解消しておきましょう。
見積もりも不要!車検にお金をかけない方法とは?
見積もりの取得や比較などは手間がかかるもの。おまけに、見積もりを見て想像以上にお金がかかると感じている方も多いのではないでしょうか。さらに、5年目車検は損をしてしまう可能性もあります。その理由に、部品の経年劣化があり、3年目より30,000~50,000円ほど車検費用が高くなる傾向があります。
*2020年10月、定額カルモくん調べ
そこで人気を集めているのが、頭金なし、定額制で新車に乗れるカーリースです。カーリースでも車検を受ける必要はありますが、月額料金に車検にかかる法定費用が含まれている点がひとつめのメリットです。
さらに、点検や整備などのメンテナンス費用も月額料金にコミコミにできるだけでなく、提携業者に依頼するだけだから業者を探す手間も、見積もりを取る手間も省けます。このように車検費用も含まれているプランであれば、車検時にまとまった出費が必要になることはありません。
これらのメリットをすべて叶えてくれるのが、次に紹介するカーリースの定額カルモくんです。車検にお金をかけたくない方は必見です!
さらに、定額カルモくんなら車検もスムーズ&安心!
さらにお得に、安心して車検を受けたい方におすすめなのが「おトクにマイカー 定額カルモくん」です。
定額カルモくんでは、車検費用を定額制にできるいくつかのメンテナンスプランを用意しています。車検整備代に加えて、消耗品交換やリース返却時の原状回復費用補償など、車の維持に必要なメンテナンス費用も定額になるので、車検時のまとまった出費の心配もありません。
ほかにも、メンテナンスプランの中には、メーカー保証とほぼ同等の保証内容を長期にわたり受けられるプランもあるので、より安心してカーライフを送れるのではないでしょうか。
見積もりを比較して、適正な金額を知ろう
車検にかかる費用や、検査に必要な作業内容は、車検業者によって大きく変わります。整備や修理の費用以外にも、受けるサービス次第でさまざまな費用が発生するため、あらかじめ見積もりを取って内容を把握しておくことが大切です。車検費用をかけたくないという方は、定額カルモくんのカーリースで気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:車検の見積もりって必要なの?
A:見積もりを取ることで、車検の大まかな費用や整備内容を把握することができます。事前に見積もりを取ることは、複数の業者を比較検討したり、検査項目や整備内容についても相談したりできるというメリットもあります。多くの車検業者が無料で事前見積もりを行っているので、車検予定日の1ヵ月前には見積もりを出してもらうことをおすすめします。
Q2:車検の見積もりに必要な書類は?
A:車検証、整備記録簿の2つの書類は用意しておきましょう。業者によっては、整備記録簿は不要な場合もありますが、その車がこれまでどのような整備を受けてきたのかが記録されているので、あると便利です。また、業者によってはこれ以外の書類が必要となる場合もあるので、見積もりを依頼する際は事前に確認しましょう。
Q3:車検の見積もりで注意するポイントって?
A:見積もり結果を確認する際には、消耗品の交換費用が含まれているか、理解できない内容や不要なサービスが含まれていないかをしっかりチェックしましょう。また、車検に預けているあいだに代車が必要な場合は、代車費用が含まれているかも確認しておくと安心です。
※記事の内容は2021年1月時点の情報で制作しています。