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マツダ「キャロル」のグレードをリサーチ!(2014年~2021年モデル)

キャロルのグレードをリサーチ!(2014年~2021年モデル)
キャロルのグレードをリサーチ!(2014年~2021年モデル)

出典:マツダ「キャロル」エクステリア

車のグレードにはそれほどこだわらず、価格で適当に選んでいるという方も少なくないようです。しかし、グレードによって価格が異なるということは搭載している機能にも差があるということ。どのような機能が搭載されているのかを確認してグレードを選ばないと、必要な装備がなく不便を感じるなど、こんなはずではなかったと後悔することにもなりかねません。

そのため、車のグレードを選ぶ際はまずグレードごとの特徴を把握しましょう。ここではマツダ「キャロル」のグレードについて紹介します。

マツダ「キャロル」のグレード構成

キャロルのグレードは4種類、「GF」「GL」「GS」「GX」となっており、価格はこの順に高くなります。

駆動方式はグレードによって設定が異なり、「GF」と「GX」は2WDのみ、「GL」と「GS」では2WDと4WDが用意されました。

キャロルのグレードごとの装備内容

ここからは、キャロルのグレードごとの装備内容を見ていきましょう。

装備を必要最低限にして価格を抑えたエントリーグレード「GF」

装備を必要最低限にして価格を抑えたエントリーグレード「GF」「GF」出典:マツダ「キャロル」グレード・価格

キャロル唯一の5MT車であるエントリーグレード「GF」は、必要最低限の装備内容にしてお手頃な価格を実現したグレードです。そのため、近年主流の軽自動車と比較すると省かれている装備もあります。

アイドリングストップ機構や減速エネルギー回生システム「エネチャージ」など、燃費向上に貢献する機能が搭載されていないため、ほかのグレードの2WD車は37.0km/Lのクラストップレベルの優れた燃費性能を持っているのに対し、この「GF」は27.2km/Lという燃費になっています。

ガラス類は全面熱吸収グリーンガラスを採用。フロントウィンドウはUVカット機能つきです。

ヘッドライトはマルチリフレクターハロゲンヘッドランプで、自動でライトが点灯するオートライトシステムは装備されません。エアコンはマニュアルエアコン、キーシステムは電波式のキーレスエントリーシステムを採用しています。

ちょっと残念なのは、イモビライザーが装備されない点とパワーウィンドウがフロントのみの点であることでしょう。パワーウィンドウはリヤにも欲しい装備です。

被害軽減(自動)ブレーキをはじめとする先進安全機能もこのグレードには装備されません。足回りは13インチのスチールホイール+フルホイールキャップです。

近年の軽自動車はハイスペック化が進み、コンパクトカーに迫るような価格の車種も多くある中、できるだけ装備を省いて軽自動車ならではの経済性を追求したグレードだといえるでしょう。

先進安全機能が搭載される「GL」

先進安全機能が搭載される「GL」「GL」出典:マツダ「キャロル」グレード・価格

「GL」は「GF」の装備に先進安全機能が追加されるグレードです。被害軽減(自動)ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置などは近年の新型車であれば欲しい装備の代表といえるでしょう。

オートライトシステムやフロントドアのUVカット機能、リヤのパワーウィンドウや運転席のシートヒーターが追加され、使い勝手も向上します。

さらにアイドリングストップ機構や「エネチャージ」も標準装備になり、キャロルの特徴ともいえる優れた燃費性能を有しているのもこのグレードからです。

「GL」は、キャロル本来の実力を実感できるグレードという印象です。

快適装備が充実する「GS」

快適装備が充実する「GS」「GS」出典:マツダ「キャロル」グレード・価格

「GS」ではリヤシートのヘッドレスト、リヤドア/バックドアガラスのUVカット機能が追加され、車内で快適に過ごすための装備が充実します。

さらにリヤドア/バックドアガラスがダークティンテッドガラスになり、プライバシーに配慮されているのもうれしいポイントといえるでしょう。運転席のシートリフターも追加され、小柄な方でもベストなドライビングポジションを確保しやすいように配慮されています。

ヘッドランプはハロゲンランプよりもより明るく、夜間の視認性が向上するディスチャージヘッドランプが標準装備に。ドアミラーは電動格納リモコン式になり運転席から調節できるので、利便性も格段にアップします。

最上級グレードにふさわしい機能を備えた「GX」

最上級グレードにふさわしい機能を備えた「GX」「GX」出典:マツダ「キャロル」グレード・価格

最上級グレード「GX」では、キーを身につけておけばスイッチ操作でドアの施錠や解錠、エンジンの始動ができるアドバンスドキーレスエントリー(アンサーバック機能つき)&キーレスプッシュボタンスタートシステムやフルオートエアコン、イモビライザーなど近年の新型車であれば欲しい装備がそろいます。

ドアミラーはオート格納機能とサイドターンランプつきになりました。ステアリングホイールの角度が調節できるチルトステアリングも装備されます。

足回りはインチアップされ、迫力のある15インチのアルミホイールを採用。さらにフロントとリヤのスタビライザーが標準装備され、走行安定性も向上しています。

「GX」は快適装備から走行性能に関する部分まで、全方位でワンランクアップさせた最上級グレードにふさわしい装備内容になっているといえるでしょう。

優れた燃費性能を持ち、先進安全機能も搭載した「GL」がキャロルのおすすめグレード

これから車を手に入れるのであれば、やはり先進安全機能は欲しいところ。

ディスチャージヘッドランプやフルオートエアコン、アドバンスドキーレスエントリーなども欲しい機能ではありますが、キャロルの魅力は価格のお手頃さと燃費にあります。「GS」や「GX」では価格帯的にあえてキャロルを選ぶ意味がなくなります。

その点を考慮すると、日常的に使用するに十分な装備内容とキャロルならではの燃費・価格のお手頃さを実現した「GL」がおすすめのグレードだといえるでしょう。

よくある質問

Q1:キャロルのグレード構成は?

A:キャロルには「GF」「GL」「GS」「GX」の4種類のグレードがあり、価格はこの順に高額になります。なお、駆動方式はグレードによって異なり「GF」と「GX」は2WDのみ、「GL」と「GS」には2WDと4WDの設定があります。

Q2:キャロルのグレードはどうやって選べばいい?

A:キャロルはお手頃な価格と優れた燃費性能が特徴のモデルです。キャロルの中で唯一5MTを採用する「GF」はアイドリングストップ機構などの燃費向上に貢献する機能が省かれており、ほかのグレードよりも燃費性能が劣る点に注意が必要です。快適装備などは上級グレードになるにつれて充実するので、価格と装備内容のバランスを考慮してグレードを選ぶといいでしょう。

Q3:キャロルのおすすめグレードは?

A:キャロルの特徴である低燃費・低価格のメリットを享受できることを前提として選ぶと、日常的な使用に十分な機能を備え、さらに近年の新型車であれば装備していたい先進安全機能を搭載する「GL」がキャロルのおすすめグレードだといえるでしょう。

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※記事の内容は2020年5月時点の情報で執筆しています。

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