車種選びの次に待っているグレード選び。車はグレードによって価格はもちろん、装備内容も異なるのでグレードごとの違いを把握して、自身のカーライフに必要な装備が搭載されているグレードを選ぶようにしましょう。
ここでは、トヨタ「パッソ」のグレードについて詳しく紹介します。
この記事のPOINT
- パッソには親しみやすいデザインの「X」と洗練されたエクステリアの「MODA」の2タイプがある
- おしゃれさと快適さを追求した特別仕様車「MODA“Charm“」もラインナップ
- パッソのおすすめグレードは「MODA」
パッソのグレード構成
パッソのパワートレインは1.0L直列3気筒NAエンジン+CVTの組み合わせの1種類のみで、グレードは親しみやすいデザインのノーマルモデル「X」と、スマートさと上品さを感じさせる個性的なデザインが特徴の「MODA」の2種類に大きく分けられます。
「X」には「X」と「X“L package”」の2つのグレード、「MODA」には「MODA」と「MODA “G package”」の2つのグレードがあり、さらにこれらに加えて特別仕様車「MODA“Charm“」がラインナップされています。
なお、駆動方式は特別仕様車を含む全グレードで2WDと4WDの両方から選択が可能です。
パッソのグレードごとの特徴
ここからは、パッソのグレードごとの特徴を見ていきましょう。
最もシンプルな装備内容の「X」
エントリーグレードにあたる「X」は、これまでブーンの中で唯一衝突支援回避システム「スマートアシストIII」が搭載されず、安全性ではほかのグレードに大きく後れを取っていましたが、2021年4月の一部改良時に「X」にも「スマートアシストIII」が標準装備されました。
衝突被害軽減ブレーキをはじめとする予防安全技術は、今の時代にはどんな車にも欠かせない装備といえます。「X」も「スマートアシストIII」の標準装備によって、時代に合った安全性能を手に入れました。
ただし、エアコンはマニュアル式、リアシートは一体可倒式であるなど、エントリーグレードであることを感じさせる部分も残されています。
「X」は、快適装備や利便性を高める装備は必要最低限にして、買いやすい価格を実現したグレードといえるでしょう。
リアシートが分割可倒式になり利便性がアップする「X“L package”」
「X“L package”」では、「X」のヘッドランプがマニュアルレベリング機能付きのハロゲンヘッドランプであったのに対し、オートレベリング機能付きのLEDヘッドランプが標準装備になるのが「X」との最も大きな差です。
さらに運転席シート上下アジャスターの採用、UVカット機能付きウィンドシールドグリーンガラスにIRカット機能が追加されることに加え、エアコンはオートエアコンが搭載されるなど、「X」よりもワンランク上の快適装備の充実を図ったグレードといえるでしょう。
洗練されたエクステリアデザインが印象的な「MODA」
「MODA」では、シルバー塗装+つや有りブラック塗装のフロントグリルの採用や、フロント・センターピラーをブラックアウトさせることでスマートさや上質さをエクステリアにもたらしているのが特徴です。
その個性的なエクステリアを引き立たせるために、「MODA」にはノーマルモデルにはないブラックルーフのツートーンボディカラーが用意されているのも特筆すべき部分でしょう。車のエクステリアデザインにこだわる方には、うれしい仕様といえるのではないでしょうか。
ヘッドランプは1灯でハイビームとロービームの切り替えが可能な「Bi-Beam LEDヘッドランプ」にグレードアップするとともに、LEDクリアランスランプを追加。
さらにリアシートには6:4分割可倒式のシートが標準装備されるため、多彩な座席アレンジが可能になります。そのほかの装備内容は、ほぼ「X“L package”」と同じです。
最上級グレードの「MODA “G package”」
最も装備内容が充実する最上級グレードの「MODA “G package”」では、ほかのグレードが14インチのスチールホイールであるのに対し、14インチのアルミホイールが標準装備され、エクステリアの質感をより高めているのが魅力です。
また、パッソでは唯一このグレードにのみLEDフロントフォグランプ(MODA専用デザイン)が装備されるのもポイント。なお、LEDフロントフォグランプはほかのグレードではオプションで設定が可能(MODAはMODA専用デザイン)です。
さらにフロントドアやリアドアのガラスがスーパーUVカット・IRカット機能付きになるため、より快適にドライブが楽しめるでしょう。
デザイン性の高さと車内で快適に過ごせる装備がそろい、パッソの魅力を十分に堪能できるグレードといえるのではないでしょうか。
特別仕様車「MODA“Charm“」
「MODA“Charm“」は、「MODA」をベースに、おしゃれさと快適さを高めているのが特徴の特別仕様車です。
べースとなる「MODA」ではオプションであるフロントドア・リアドアガラスのスーパーUVカット・IRカット機能やステアリングから手を離さなくてもオーディオの操作ができるステアリングスイッチ、運転席のシートヒーターや「パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ」が標準装備になり、快適装備が各段に充実します。
また、ボディカラーにもおしゃれでキュートな印象の「ジューシーピンクメタリック」を特別設定色として採用。車でもおしゃれさにこだわりたい女性の方におすすめのグレードです。
カーリースならパッソの上級グレードも夢じゃない
パッソに新車で乗るには、車両本体価格のほか、法定費用や各種手数料などの初期費用が必要です。初期費用は本体価格の1~2割ほどになることが多く、カーローンには含められないケースでは現金で支払わなければなりません。
また、カーローンを利用する場合は、頭金としてまとまった金額を用意することも考えられます。
車は人生最大の買い物のひとつともいわれるほど高価な買い物だけに、カーローンの借入可能額や予算によっては、希望するグレードをあきらめなければならないこともあるでしょう。
しかしカーリースであれば、頭金も初期費用も用意する必要がないため、貯金を切り崩すこともなく、憧れのグレードのパッソを手にすることが可能になります。
カーリースで憧れのグレードが手にできるワケ
カーリースは、リース会社が所有権を持つ車を、定額料金を支払うことでマイカーのように利用できる車のサブスクリプションサービスです。
月々のリース料には法定費用や各種手数料が含まれているため、頭金も初期費用も別途支払うことなく、定額料金だけで車に乗り始めることができます。
リース料は、本体価格から契約満了時の想定残価を引き、契約期間で割って算出されます。そのため、本体価格が購入よりも安くなる上、契約期間が長いほど月々のリース料を安くできます。購入費用を借入れるカーローンとは違い、金利という概念もありません。
パッソのおすすめグレードは「MODA」
近年は軽自動車が高い人気を博していますが、パッソは5人が乗れる広い室内空間を備えながらも軽自動車並みの価格を実現したことで人気を集めたモデルです。シートアレンジが豊富になる分割可倒式のリアシートは必ず欲しい装備です。
その点を踏まえると、分割可倒式のシートを標準装備していることに加え、エクステリアのデザイン性も高い「MODA」がおすすめのグレードといえるでしょう。
車はグレードによって大きく装備が変わるので、グレードごとに異なる装備内容をしっかりと把握して最適なグレードを選んでください。
よくある質問
Q1:パッソのグレード構成は?
A:パッソでは親しみやすいスタンダードなデザインのノーマルモデル「X」と、質感が高く洗練されたエクステリアデザインの「MODA」の2タイプに大きく分けられます。グレードは「X」と「X“L package”」、「MODA」と「MODA “G package”」があり、これに加えて「MODA」をベースとした特別仕様車「「MODA“Charm“」もラインナップされています。
Q2:パッソのグレードはどう選ぶ?
A:パッソのパワートレインは1種類で駆動方式はどのグレードでも2WDと4WDが選択できるので、まずは「X」と「MODA」のどちらのタイプにするのかを決めましょう。その上で快適装備の充実度などを確認し、自身に必要な装備が搭載されているグレードを選んでください。複数のオプションの追加を考えているのであれば、特別仕様車も検討してみるのもいいかもしれません。
Q3:パッソのおすすめグレードは?
A:パッソのリアシートは「X」タイプでは一体可倒式ですが、「MODA」タイプでは分割可倒式が標準装備となります。座席をアレンジして荷室が拡大できる利便性の良さを確保していることに加え、洗練されたエクステリアを持つ「MODA」がパッソのおすすめグレードといえるでしょう。
※記事の内容は2021年7月時点の情報で執筆しています。