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中古車のにおいが気になる。原因から対策まで徹底解説

中古車のにおいが気になる。原因から対策まで徹底解説
中古車のにおいが気になる。原因から対策まで徹底解説

中古車を購入したあとで気がつく失敗のひとつが「におい」の問題です。エアコンのカビ、たばこ、ペット、食べ物など原因はさまざまですが、そんな中古車の気になるにおいの原因や対策について、「一流の中古車情報誌」の元編集長でもあったカルモマガジン編集長が詳しく解説します。

中古車で気になるさまざまなにおい

中古車で気になるさまざまなにおい

新車から何年も経過した車の室内には、使い方によってさまざまなにおいがしみついています。エアコンからのにおい、室内に染み付いたたばこ臭やペット臭などが代表例ですが、その原因によって消臭の難易度や対応策は変わってきます。車内のにおいを消すために芳香剤を使用する方もいるようですが、これはかえって逆効果。どうしても芳香剤を使いたいのであれば、まずは消臭を徹底したうえ使用すべきです。

エアコンはいつか必ずにおうようになる

購入時に気付きにくい車のにおい問題の定番はエアコンからのにおいです。特に冬場に購入して、暑くなってくる時期に初めてカビくささを感じる方は多いようです。

最近のカーエアコンには花粉フィルターが装着されていますが、これがにおうことはあまりありません。風量が落ちてきたときに交換すべき部品です。

エアコンのにおいの原因は熱交換を行うエバポレーターという部品に発生したカビ。これを防ぐためには冷房使用後に少しの時間、ヒーターを作動させると効果的といわれています。すでに家庭用のエアコンには自動機能として組み込まれているものもありますが、車を降りる際に、わざわざそんな面倒なことをやる方は少数派でしょう。

つまりカーエアコンからのにおいは経年とともに避けがたく、定期的な対策が必要となってきます。

根本的な解決はエバポレーターの清掃

もっともお手軽なのは吹き出し口へスプレーするタイプの消臭剤ですが、エバポレーターはかなり奥の方にあることが多く、その効果は限定的です。それに比べると消臭用の煙を室内に充満させエアコンを内気循環運転させることでにおいを取るタイプの商品はもう少し効果的ですし、予防的にも使えます。しかし根本的な解決はエバポレーターを清掃することです。車種によって難易度が異なりますが、最近は自動車用品店のピットサービスでも見掛けるようになり、費用も数千円とだいぶお安くなってきました。

エアコンからの甘いにおい、カレーのにおいは要注意

エアコンからのにおいで要注意なのはヒーター部品からの冷却水(LLC)漏れによるものです。LLCのにおいにはいくつかのタイプがありますが、大別すると甘いにおいのものとカレーのようなものに分かれます。いずれにしてもそのようなにおいが、特に暖房時にするようでしたらヒーターコアからのLLC漏れも疑ってみるべきです。

手ごわいのはたばこ臭とペット臭

手ごわいのはたばこ臭とペット臭

エアコンよりも対策がやっかいなのはたばこ臭やペット臭、そして前のオーナーが使っていた芳香剤や香水など、室内全体に染み付いたにおい。実はこの手のにおいはエアコンを外気導入モードにして、少し風量も上げ、窓を少しでいいので開けることで、染み付くことをかなり防ぐことができます。

しかしエアコンの効きが下がることを嫌って内気循環モードのままたばこを吸ったり、ペットと長い時間を過ごしたりしていた車のにおいを取るためには、エアコン内部はもちろん、シート、天井、フロアカーペットなど内装全体のクリーニングが必要となります。

進化が著しいプロによる消臭サービス

お手軽なのは設置型の消臭剤やスプレータイプの消臭剤ですが、完全に消し去るには時間がかかります。根本的ににおいを絶ちたいのであれば、やはり業者に頼むのが近道です。業者によるクリーニングは特殊な洗浄液でシートやフロアマットなどにおいが染み付きやすい場所を丸洗いしたり、オゾン系などの強力な消臭機器を使用したり、さまざまですがにおいにひときわ敏感な日本人の期待に十分応えるものへと進化しています。中古車販売店の中にはこの手のサービスを納車時に実施するところもあります。

自分で徹底的ににおいを消すなら

プロに頼む費用をカットし、自分で作業するのであれば、まずは室内の隅々まで掃除機をかけることから始めましょう。特にフロアマットとカーペットの間、シートの隙間などに隠れている食べ物のカスなどは要注意です。

フロアマットは驚くほど汚れています。掃除機で砂やほこりを取り、できれば水洗いを行いたいところです。たばこなどのにおいが気になる場合は重曹水をつけた雑巾で拭くと効果的です。いずれにしても、完全に乾いてから室内に戻しましょう。

布シートも汗などのにおいが染み付きやすい場所ですが、内部のクッション部分まで濡らしてしまうと逆にカビなどによるにおいを発生させかねません。徹底的に掃除機でほこりを吸い取ったあと、シート表面を、重曹水をよく絞った雑巾で拭くのがいいでしょう。天井の内張も気になる部分ですが、濡れた雑巾などで拭くと汚れが浮き出てシミのように広がってしまうこともあります。特に明るい色の天井内張は要注意。こちらもよく絞った雑巾で表面を拭き取る程度にとどめた方が得策です。

細かいところではラゲッジルームのトノカバーなども隠れたにおいの温床です。また、最近は標準装備されている車も減ってきましたが使用した形跡のある灰皿もにおいのもと、安い部品ですので交換するか、取っ払ってしまうことをおすすめします。

そして最後の仕上げに、エアコンのところで取り上げた、消臭用の煙を室内に充満させエアコンを内気循環運転させることでにおいを取るエアコン用消臭剤でだめ押しをしましょう。

「禁煙車」は信用できるのか?

「禁煙車」は信用できるのか?

灰皿の話のついでに書くと、さまざまな車内のにおいのなかでもたばこ臭は喫煙者でも嫌なものです。中古車のなかには禁煙車であることをうたっているものもありますが、灰皿に使用形跡がないことや、においがしないことなど、その認定基準はやや曖昧です。少数ですが仕入れてくると同時に灰皿を新品に交換する業者もいると聞いたこともあります。しかし多くの販売店はクレームになることを嫌って、禁煙車と思われてもそう表記することはむしろ少ないようです。そのような現状をふまえると禁煙車表示について全面的に信用はできないのですが、ある程度の目安にはなるでしょう。

においのないカーライフを送るために

自動車の車内ににおいが染み付くことを防ぐには、まずは換気が重要です。エアコンを使用する際は外気導入モードに設定し、室内で飲食や喫煙をする場合は少しだけ窓を開けるとさらに効果が上がります。

エアコンのカビ対策やにおいをため込みやすいシートやフロアマットの掃除も定期的に行うことで、においのないカーライフを過ごすことができるでしょう。

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※記事の内容は2019年12月時点の情報で制作しています。

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