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車を購入するにはある程度のまとまった資金が必要ですが、カーライフが始まってからもさまざまな維持費がかかります。車を使用する上で燃料費は絶対に欠かせない維持費のひとつといえますが、燃費性能の良い車を選ぶことで燃料費の負担が減ることに加え、車に関する税金が軽減されることもあります。
そのため燃費性能は、車選びの際の重要チェックポイントのひとつといえるでしょう。ここでは、マツダ「MX-30」の燃費について詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- MX-30のWLTCモードカタログ燃費・実燃費はこちら
駆動方式 カタログ燃費(km/L) 実燃費(km/L) 2WD 15.6 12.8 4WD 15.1 12.5 - MX-30のカタログ燃費と実燃費の差は許容範囲内
- ライバル車のホンダ「ヴェゼル」や日産「キックス」の燃費には後れを取っている
MX-30の燃費の特徴
2020年10月に登場したMX-30は、モーターと24Vリチウムイオン電池、DC-DCコンバーター、回生協調ブレーキで構成されるマイルドハイブリッドシステム「M HYBRID」を採用しています。
高効率な直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」に「M HYBRID」を組み合わせた「e-SKYACTIV G2.0」によって心地よく洗練されたドライブフィールを実現するとともに、燃費・環境性能を高いレベルで向上させているのが特徴です。
MX-30のカタログ燃費
MX-30のWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|
2WD | 15.6 |
4WD | 15.1 |
MX-30では、2WDと4WDのあいだにそれほど大きな燃費の差はありません。
MX-30の実燃費
MX-30に乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、MX-30の実燃費(2023年7月16日時点)は、以下のとおりです。
駆動方式 | 実燃費(km/L) |
---|---|
2WD | 12.8 |
4WD | 12.5 |
カタログ燃費は指定された条件下で計測しているのに対し、実燃費は走行時の気候や乗員・荷物の重量、道路環境などさまざまな影響を受けるため、カタログ燃費よりもある程度は悪化するのが一般的です。
MX-30でも両駆動方式においてカタログ燃費との差が見られますが、それほど大きな数値ではないため許容できる範囲内であるといえるでしょう。
MX-30とライバル車のカタログ燃費を比較!
MX-30のライバル車としては、ホンダ「ヴェゼル」や日産「キックス」が挙げられます。ここでは、この2車種とMX-30のカタログ燃費を比較してみましょう。
ホンダ「ヴェゼル」
出典:ホンダ「ヴェゼル」トップ
ホンダ「ヴェゼル」は、都会に似合う洗練されたクーペライクなデザインが特徴。また、「Honda SENSING」を標準装備し、安全性の高さも備えたSUVです。
ヴェゼルのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
G | 2WD | 17.0 |
4WD | 15.6 | |
e:HEV X | 2WD | 25.0 |
4WD | 22.0 | |
e:HEV Z | 2WD | 24.8 |
4WD | 22.0 | |
e:HEV PLaY | 2WD | 24.8 |
ヴェゼルはガソリン車・e:HEV(ハイブリッド)車いずれにおいてもMX-30よりも低燃費となっています。
日産「キックス」
日産自慢のハイブリッドシステム「e-POWER」による電気自動車感覚の走りが魅力の「キックス」。燃費性能の高さはもちろんのこと、静粛性や先進性の高さでも人気のあるSUVです。
キックスのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
X X ツートーンインテリアエディション X スタイルエディション | 2WD | 23.0 |
X FOUR X FOUR ツートーンインテリアエディション X FOUR スタイルエディション | 4WD | 19.2 |
MX-30の燃費は、キックスの燃費には大きく後れを取っています。
MX-30の走行性能
MX-30では、ドライバーの操作に応じてトルク制御に加えブレーキも制御することで、より高い姿勢安定化制御を可能にした「GVC Plus(G-ベクタリング コントロール プラス)」を全車に搭載し、雪道などの滑りやすいシーンや高速走行時の優れた安定性を実現しています。また、乗員の体の揺れを低減し、快適なドライブが楽しめるメリットもあります。
また、4WD車はタイヤの回転速度やGセンサーなどの情報を基に路面環境に合わせて前後の駆動力を最適配分することに加え、ぬかるみや雪道などでのスタック時の脱出性能を高める「オフロード・トラクション・アシスト」を搭載し、オンロード、オフロード問わずドライバーの意のままの走りを実現します。
モータージャーナリスト・岡崎五朗さんの試乗記でMX-30の走行性能を詳しくチェック!
燃費は必ず確認しよう
車を選ぶときは、デザイン性や走行性能などに目が行きがちになるかもしれません。しかし、一般的に車は長期間使用するものであるため、無理なく維持できる車を選ぶことも大切です。燃料費を左右する燃費性能は車選びの際によく確認することをおすすめします。
よくある質問
Q1:MX-30のカタログ燃費は?
A:MX-30は、高効率な直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」にマイルドハイブリッドシステム「M HYBRID」を組み合わせた「e-SKYACTIV G2.0」をパワートレインに採用しています。WLTCモードカタログ燃費は2WD車が15.6km/L、4WD車が15.1km/Lです。
Q2:MX-30の実燃費は?
A:MX-30の実燃費は2WD車が12.8km/L、4WD車が12.5km/Lです。カタログ燃費よりも悪化していますが、実燃費は気温や荷物の重量などの影響を受けるため、ある程度の悪化は避けられないといえます。MX-30は差があるとはいえそれほど大きな数値ではく、許容できる範囲内に収まっています。
Q3:MX-30の燃費をライバル車と比較すると?
A:MX-30のライバル車としては、ホンダ「ヴェゼル」や日産「キックス」などがあります。この2車種とMX-30のカタログ燃費を比較すると、MX-30は燃費の数値では後れを取っています。
※この記事は2023年7月時点の情報で制作しています