車の内装は、ドライブの快適性を左右するのはもちろん、車に対して愛着を持てるかどうかにも大きく影響します。車を使用する際に最も乗員が目にしたり、ふれたりすることになるのが内装であるため、カラーリングが好みであるか、デザインが感性に合うか、また素材の触り心地が良いかなどもカーライフの満足度を決める要素となります。
ここでは、トヨタの軽自動車「ピクシスジョイ」の内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- ピクシスジョイのリアシートは左右分割してロングスライドやリクライニングが可能
- 内装のアクセントカラーはシルバー、バーガンディ、ブラウンから選択できる
- 荷室のデッキボード下には大容量のアンダーボックスが備わっている
ピクシスジョイの室内空間の特徴
ピクシスジョイの室内サイズは室内長2,005mm、室内幅1,320mm、室内高1,245mmで、近年人気を集めている軽スーパーハイトワゴンほどの広さはありませんが、後席でもゆとりを持ってドライブが楽しめる室内空間を確保しています。
リアシートは左右分割してスライドでき、最大スライド幅は240mmと、ロングスライドが可能です。また、もちろんリクライニングも左右別々にできるので、後席に座る乗員それぞれが自身の楽な姿勢で過ごせるでしょう。
また、ステアリングの位置を調節できるチルトステアリングや運転席シート上下アジャスターも標準装備しているため、ドライバーの体格に合わせてドライビングポジションを確保できることに加え、長時間座っていても疲労を感じにくいシートを採用しています。
ピクシスジョイの内装
ここからは、ピクシスジョイの内装デザインについて見ていきましょう。なお、ピクシスジョイの内装は標準仕様とエントリーグレード「F X“SA III”」を除くグレードに設定される「プライムコレクション」、さらにオプションの「インテリアアクセントカラー(バーガンディ)」で大きく異なるため、ここではその3つに分けてご紹介します。
標準仕様
「F X“SA III”」「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」の標準仕様のインテリアは、ブラックと明るいベージュを組み合わせたカラーリングに、アクセントとしてシルバーを組み合わせています。
アクセントカラーがあしらわれるのはインパネガーニッシュとドアトリム表皮、サイドエアコンレジスターベゼル。ほっとするようなくつろげる雰囲気の中にもセンスの良さを感じ取ることができます。なお、シート表皮にはスエード調フルファブリックを採用しています。
インテリアアクセントカラー(バーガンディ)(プライムコレクションを除くグレードにメーカーオプション)
「F X“SA III”」「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」では、オプションの「インテリアアクセントカラー(バーガンディ)」の選択も可能です。
インテリアアクセントカラー(バーガンディ)を選択すると、インパネガーニッシュとドアトリム表皮がバーガンディカラーになることに加え、インパネガーニッシュはショートヘアライン調、ドアトリム表皮はレザー調になります。
標準仕様とは異なる、深みのあるカラーと上質な素材で作り上げられた大人の魅力を感じさせる室内空間が魅力です。シート素材は標準仕様と変わりありません。
プライムコレクション
「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」に設定のある「プライムコレクション」では、ブラックベースの室内に、ブラウンのアクセントカラーが組み合わされます。
また、シート素材はブラックのレザー調になるのも「プライムコレクション」の特徴です。軽自動車の域を超えたハイセンスで上質さを感じさせる室内空間は、インテリアデザインにこだわる方も満足させてくれるのではないでしょうか。
なお、「プライムコレクション」では運転席・助手席にシートヒーターも搭載されているため、快適さもワンランク上といえるでしょう。
ピクシスジョイの座席周りの収納
近年の軽自動車は、収納にさまざまな工夫が見られます。ここでは、ピクシスジョイにはどのようなポケッテリアがあるのかを見ていきましょう。
フロントセンターアームレスト(ボックス付き)
運転席と助手席のあいだに設置されたアームレストには、ボックスがあります。メイクポーチや手帳などの収納場所として活躍してくれそうです。
オーバーヘッドコンソール
運転席の頭上には、オーバーヘッドコンソールがあります。運転中でも取り出しやすい位置にあるため、メガネやサングラスの保管に適しているのはもちろん、ハンドタオルなどを入れておいてもいいでしょう。
ワンプッシュ式オートオープンカップホルダー(助手席)
助手席前のカップホルダーは、必要なときだけプッシュすればオープンするタイプです。普段はインパネの内部に収納されているので、邪魔になりません。
運転席のカップホルダーは掘り込み式です。
助手席大型シートアンダートレイ
助手席の座面下には、大型のトレイがあります。ドライビングシューズの収納をはじめ、使用頻度の低いアイテムや、あまり人目にふれさせたくない汚れものの収納に役立ちそうです。
ピクシスジョイにはこのほかにも、インパネロアポケットやインパネセンタートレイ、助手席シートバックポケットなどのこまごまとしたポケッテリアが備わっています。
ピクシスジョイの荷室・シートアレンジ
ピクシスジョイでは日常の使い勝手に配慮し、荷室空間もしっかりと確保しています。荷室のデッキボード下には大容量の収納スペースがあり、デッキボードを上げて固定すれば高さのある荷物も積み込めます。
リアシートをすべて倒せばより大きなスペースが確保でき、大型のスーツケースの積載も可能です。リアシートは分割可倒式を採用しているので、3人が乗車した状態でリアシートの片側だけを倒して荷室を拡大することもできます。
また、運転席・助手席のヘッドレストを外してシートバックを倒すと、休憩時などに足を伸ばしてくつろげる空間が出現します。
センスの良さが魅力のピクシスジョイ
ピクシスジョイは、レトロモダンで個性的なエクステリアデザインが特徴のモデルですが、内装もエクステリアの印象とコーディネートされたセンスの良さを感じさせる仕上がりとなっており、内外装ともにデザイン性に優れた軽自動車といえるでしょう。
アクセントカラーによって室内の印象が大きく変わるので、オプションも視野に入れながら自身の感性に合うピクシスジョイを手に入れてください。
よくある質問
Q1:ピクシスジョイの室内空間の特徴は?
A:ピクシスジョイの室内サイズは室内長2,005mm、室内幅1,320mm、室内高1,245mm。スーパーハイトワゴンほどの広い室内というわけではありませんが、乗員がゆとりを持ってドライブを楽しめる空間が確保されています。
Q2:ピクシスジョイの内装は?
A:ピクシスジョイでは、アクセントカラーが3色設定されています。「プライムコレクション」を除く標準仕様はシルバーのアクセントカラーで、オプションの「インテリアアクセントカラー(バーガンディ)」を選ぶと、アクセントカラーが深みのあるバーガンディになります。「プライムコレクション」では、ブラック内装にブラウンのアクセントカラーが組み合わされます。
Q3:ピクシスジョイの荷室は荷物がたくさん積める?
A:ピクシスジョイの荷室は大容量のアンダーボックスを備えているため、デッキボードを上げて固定すれば高さのある荷物も積み込めます。また、分割可倒式のリアシートを採用しているので、リアシートをすべて倒して荷室が拡大できるのはもちろん、片側だけを倒して3名が乗車したまま大きな荷物を積載するスペースを確保することもできます。
※この記事は2022年3月時点の情報で制作しています