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【独自調査】高齢者の運転免許返納についての調査 53%が運転に不安があっても生活環境から返納できない

【独自調査】高齢者の運転免許返納についての調査 53%が運転に不安があっても生活環境から返納できない
【独自調査】高齢者の運転免許返納についての調査 53%が運転に不安があっても生活環境から返納できない

高齢ドライバーによる重大事故が多くなっていることから、国は2017年、道路交通法改正により75歳以上の方には運転免許更新時に認知機能検査を義務づけ、また、本人からの申請により運転免許の取消しをする運転免許の自主返納について制度化するなど、高齢ドライバーによる事故を防ぐ取り組みを行ってきました。しかし、自動車社会である地方都市では簡単に免許を返納できないのではないでしょうか。

安全性能付きの車に乗りたいけれど乗っていない人は53%、その43%は金銭的余裕がないという理由で

「マイカーの概念を変え、だれもが自由に移動を楽しむ社会を作る」という事業ミッションを持つカーリースの定額カルモくんでは、車の運転をしている全国の70歳以上の男女1,418人を対象に、運転免許の返納をする予定があるかどうかや返納できる状況かどうかについてのインターネット調査を行いました。

調査概要

  • 調査対象:車の運転をしている全国の70歳以上の男女1,418人
  • 調査期間:2020年10月16日~10月26日
  • 調査内容:Q1. 車を運転するのが不安になることはありますか?
    Q2. (Q1で「不安になることがある」と回答した方)どんなことに不安を感じますか?
    Q3. いつかは免許返納する予定ですか?
    Q4. (Q3で「免許返納予定がある」と回答した方)免許返納は何をきっかけに行う予定ですか?
    Q5. (Q3で「免許返納予定はない」と回答した方)なぜ免許返納をしないのですか?
    Q6. お住まいの環境は免許返納ができる状況ですか?
    Q7. 安全性能付きの車に乗っていますか?または、乗りたいですか?
    Q8. (Q7で、「安全性能付きの車に乗っていないので乗りたい」と回答した方)安全性能付きの車に乗りたいのに乗っていない理由は何ですか?

Q1. 車を運転するのが不安になることはありますか?

Q1. 車を運転するのが不安になることはありますか?

  • 「不安になることはない」:59.4% 840人
  • 「不安になることがある」:40.6% 575人

車の運転をしている全国の70歳以上の男女1,418人に、車を運転するのが不安になることはあるかどうかを聞いたところ、「不安になることはない」という回答が過半数を占める一方、40.6%の方は「不安になることがある」と回答しました。(有効回答数1,415人)

Q2. 運転をする際、どんなことに不安を感じますか?

Q2. 運転をする際、どんなことに不安を感じますか?

  • 「年齢・老化」:65.7%
  • 「悪天候・暗闇時の運転」:14.7%
  • 「事故」:12.9%
  • 「あおり運転」:3.9%
  • 「その他」:2.8%

Q1で車の運転時に「不安になることがある」と回答した方575人に、運転をする際、どんなことに不安を感じるかを聞いたところ、「年齢・老化」という回答が65.7%を占める結果となりました。
具体的には、「老化による反射神経・判断能力の低下」として「高齢に伴う判断ミス、運転操作の勘違い」「年を取るとともに、瞬時の判断力が鈍くなった」や「老化による集中力・注意力の低下」として「長時間ドライブで集中力が続かないので危険を感じる」「年齢による集中力の散漫」などの意見がありました。
また、「誤操作」として「アクセルとブレーキの踏み間違い」、「老化による運動神経・体力の低下」として「運動神経が鈍くなっている」「長距離運転がきつくなってきた」などの意見がありました。
他には「老化による急な体調不良」として「急にめまいがする時がある」「急に体調が悪くなることが心配」や、「老化による感覚の変化」として「左右の間隔が鈍ってきた」「車のスピードに目がついていかない」などの意見がありました。
「その他」の2.8%の回答の中には「対向車のライトが眩しい」「周りの環境に対応する事に不安を感じる」などの意見がありました。

Q3. いつかは免許返納する予定ですか?

Q3. いつかは免許返納する予定ですか?

  • 「免許返納予定がある」:71.7% 984人
  • 「免許返納予定はない」:28.3% 389人

Q1と同じ1,418人に、いつかは免許返納する予定かどうかを聞いたところ、1,373人から有効回答があり、71.7%の984人から「免許返納予定がある」との回答がありました。

Q4. 免許返納は何をきっかけに行う予定ですか?

Q4. 免許返納は何をきっかけに行う予定ですか?

  • 「運転に自信がない・不安がある時」:39.7%
  • 「年齢」:29.6%
  • 「免許更新時」:14.9%
  • 「体調が悪くなった時」:5.2%
  • 「交通の便が改善された時」:3.4%
  • 「家族に言われたら」:2.7%
  • 「その他」:4.5%

Q3でいつかは免許返納予定があると回答した方に、免許返納は何をきっかけに行う予定かを聞いたところ、「運転に自信がない・不安がある時」の39.7%には、「うっかりミスが多くなったりして、運転に自信がなくなって運転が怖くなった時」「たびたびぶつけたり、違反で捕まったら」などの意見がありました。
「年齢」の29.6%には、「遅くとも80歳頃には」「満75歳の誕生日を迎えたとき」などの回答がありました。
「免許更新時」の14.9%には、「次回更新時までに」「あと1~2回更新したら」などの回答がありました。
「その他」には、「配偶者の健康状態による」「仕事を辞めたら」「近くにショッピングモールができたら」などの回答がありました。
このことから実質に運転ができなくなったら返納しよう、運転できるうちはしようと考えている方が多いことがわかりました。

Q5. なぜ免許返納をしないのですか?

Q5. なぜ免許返納をしないのですか?

  • 「車が必要だから」:60.4%
  • 「運転が可能だから」:26.6%
  • 「返納する理由が見当たらないから」:3.3%
  • 「その他」:9.7%

Q3で「免許返納予定はない」と回答した389人に、なぜ免許返納をしないのかを聞いたところ、「車が必要だから」という60.4%には、「仕事で必要だから」「車がないと生活できない」などの回答がありました。「運転が可能だから」の26.6%の中には、「まだまだ元気体調の衰えがないから」「まだ運転に支障がないから」などの回答がありました。「返納する理由が見当たらないから」の3.3%には、「限界が来たら運転しなければいいだけ」「特にメリットがない」などの回答がありました。
「その他」には、「運転が楽しい」「身分証明書が無くなってしまう」「自動運転が可能になるため」などの回答がありました。

Q6. お住まいの環境は免許返納ができる状況ですか?

Q6. お住まいの環境は免許返納ができる状況ですか?

  • 「返納できない状況である」:52.4% 733人
  • 「返納できる状況である」:47.6% 665人

Q1と同じ1,418人に、お住まいの環境は免許返納ができる状況かどうかを聞いたところ、1,398人から有効回答があり、「返納できない状況である」との回答が過半数を占めました。このことから、運転に不安を感じていても免許を返納できない人が一定数いることがわかりました。(有効回答数1,398人)

Q7. 安全性能付きの車に乗っていますか?または、乗りたいですか?

Q7. 安全性能付きの車に乗っていますか?または、乗りたいですか?

  • 「乗っていないので、乗りたい」:53.5% 759人
  • 「乗っている」:33.5% 475人
  • 「乗っていないし、乗りたくない」13.0% 184人

Q1と同じ1,418人に、安全性能付きの車に乗っているか、または乗りたいかを聞いたところ、「乗っていないので、乗りたい」という回答が50%を超える結果となりました。

Q8. 安全性能付きの車に乗りたいのに乗っていない理由はなぜですか?

Q8. 安全性能付きの車に乗りたいのに乗っていない理由はなぜですか?

  • 「金銭的余裕がないから」:43.8%
  • 「疑問がある・必要性を感じないから」:16.1%
  • 「買い替え時期でないから」:15.7%
  • 「現在の車に不満がないから」:8.5%
  • 「購入時に機能がなかったから」:7.1%
  • 「その他」:8.8%

Q7で、安全性能付きの車に乗っていないので乗りたいと回答した方に、なぜ乗っていないのかを聞いたところ、「金銭的余裕がないから」との回答が43.8%を占める結果となりました。具体的には、「機能付きの車は価格が高い」「買い替える金銭的余裕がない」などの意見がありました。
「疑問がある・必要性を感じないから」の16.1%には、「今はどれが安全なのか思いつかない」「今はまだ完全に安全だとは言い切れない」などの回答がありました。
「その他」には、「子どもと共有している車だから」「そろそろ免許返納を検討しているので」「買い替えは考えていないため」などの意見がありました。

今回の調査により、高齢ドライバーの中には、運転に不安を感じることがあってもお住まいの環境等から免許の返納ができない状況にある方もいること、また、少なくとも安全性能付きの車に乗りたくても経済的な理由から乗ることができない方がいることがわかりました。
カーリースであれば、頭金やボーナス払いもなく、税金やメンテナンス費用も込み込みの一定額で、最新の安全性能を備えた車に乗ることができますし、今後どれくらい車を運転するかを考えてリース年数を検討することも可能です。高齢で運転に不安があっても、日々の生活のためにどうしても車が必要な方も多くいらっしゃいますので、安心安全に車を運転していただける社会の実現に貢献していきたいと思います。
また、おトクにマイカー 定額カルモくんでは「安全性能付きの車に乗りたくても経済的な理由から乗ることができない」という声を受け、高齢者を対象に安全性能付きのグレードの車を安全性能がついていないグレードと同額でご提供する方向で調整を進めています。

 

※記事の内容は2020年10月時点の情報で制作しています。

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