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2000年以降、若年層の可処分所得の減少や非正規雇用の増加などによる購買力の低下により、車を所有したくてもできない人が増え、若者の車離れが進んでいるといわれていました。
たしかに、車自体も高額である上に、ガソリン代や駐車場代、税金や車検代などの維持費もかかり、経済的に余裕がなければ車を所有するのは難しいともいえます。
そんな中、2020年の新社会人で車が必要としている人はどのような状況なのでしょうか?
アンケート結果から見る新社会人の車に対する意識
「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイル株式会社は、全国で車が必要な新社会人375人に対し、2020年3月にインターネット調査を実施しました。
ここではそれぞれのアンケート調査についての詳細をご紹介します。
Q1.4月からの新生活でなぜ自分の車が必要なのか教えてください。
- 82.6%「職場までの通勤のため」
- 11.5%「ドライブを楽しみたい」
- 2.4%「車を持つことがステータス」
ドライブや自身のステータス向上のためという趣味やライフスタイルを重視する回答も中にはありましたが、375名中82.6%の人が車は「通勤」のために必要であるという回答をしました。
確かに地方の交通事情を考えると車の使用が日常生活に密接にかかわっており、取り立てて車好きというわけではなくても、車を持っていないと買い物や通勤も思うようにはできないという現実があるようです。
Q2. あなたは新生活に向けて新車を購入する予定ですか?
- 29.8%「はい」
- 33.5%「いいえ」
- 29%「すでに購入した」
「はい」もしくは「すでに購入した」と答えた人が58.8%と、全体の6割弱が新生活で新車に乗ることが分かりました。一方で、「いいえ」と答えた新車が買えない(買わない)人が33.5%いました。
Q3. (Q2で「いいえ」と回答した人に聞きます)なぜ新車を購入しないのか、最も大きな理由をお答えください。
- 21.6%「お金がないから」
- 32%「新車じゃなくてもいいから」
- 22.4%「車を誰かに譲ってもらうから」
新車を購入しない最も大きな理由としては、新車じゃなくてもいいからという新車に価値を感じない、新車はいらない人もいるようですが、新車には乗りたいが、あきらめなければならない人も一定数いるようです。また、この結果から「お金がなければ新車には乗れない」という感覚があることも見て取れます。
Q4. (Q3で「お金がないから」と回答した人に聞きます)もしも新車を持つことができるとしたら月いくらまでなら支払いますか?
- 29.4%「10,000円まで」
- 11.8%「15,000円まで」
- 29.4%「20,000円まで」
- 5.9%「30,000円まで」
- 5.9%「30,001円以上」
お金がないから新車はあきらめた人の中には20,000円なら支払えるという人が10,000円までしか支払えないという人と並び、3割弱を占めました。
Q5. (Q3で「お金がないから」と回答した人に聞きます)頭金なし月額定額10,000円台から新車に乗れるカーリースを知っていますか?
- 58.8%「知っている」
- 41.2%「知らない」
41.2%が「月額定額10,000円台から新車に乗れるカーリースがあることを知らない」と回答しており、低価格で新車に乗れるカーリースの認知が更に広がれば、新社会人が新車をあきらめる必要がなくなることが読み取れます。
若者のニーズを満たすカーリース
新車に乗るには、従来どおり現金やローンで購入する方法のほかに、カーリースを利用して乗るという選択肢があります。
以前は法人向けというイメージの強かったカーリース事業ですが、ここ数年で個人向けの業態で多くの企業が参入しています。特にこの1年、各社の宣伝効果などもあって認知度は高まり、全国でのカーリース保有台数は増加していますが、今回の調査結果から、月額10,000円台から新車に乗れるカーリースを知らない若者がまだまだ多くいることがわかります。
車を必要としていながらお金がなくて新車には乗れないという人たちにカーリースの良さを伝えることができれば、“もっと気軽に”新車に乗ることができる人が増えるのではないでしょうか。
※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。